あるるかんの不定期日記
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近況とか読書感想とか徒然なるままに
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その20
2009.12.26 (Sat) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
殺害方法から考える犯人像
この事件、どうしても”バラバラ”というところに目が行きがちだが、今回は「紐による絞殺」という点に注目してみる。
まず絞殺とは索状、つまりひも状の物で頸部を絞め、窒息死させる事である。
窒息死の中に絞殺と扼殺、溺死、圧死なども含まれるから注意したい。
特に絞殺と扼殺は、紐で頸部を絞めるか、手で絞めるかという微妙な違いしかない。
頸部を圧迫すると、頚動脈、頚静脈を閉塞する。これにより脳への血流が遮断されてまず気を失う。
首にチョークを入れられると気絶するのと同じだ。
これはものの数分で気絶に至る。
気道を閉塞、狭窄状態にする事により窒息状態にする事ができるが、完全閉塞するのは難しく、窒息死に至るまでに十数分~数十分掛かる事さえある。
また頚動脈洞を圧迫する事で、心拍の急停止や、呼吸抑制が起こることがあり、これらが単独、または複合的に発生する事によって死に至る。
サスペンスドラマではものの数秒で殺しているが、あれはドラマ的描写に過ぎず、はっきり言って殺害方法として簡単なものではない。
しかしメリットもある。
まず殺害時に血が出ない。これはかなり大きな利点だ。
殺害時に返り血を浴びたなら、犯人にとって不利な証拠になりかねない。
そして殺害時に被害者は悲鳴を上げる事ができない。
気道を閉塞されているから当然だが、この利点も大きい。
要は、絞殺という殺害方法は人知れず殺害する殺し屋的(暗殺?)なプロ向けな方法だ。
気道を完全に閉塞しようとすると15キロも力も必要だし、絞めるコツを掴んでないと時間を食う。
正直言って、素人はナイフで刺し殺した方が確実なのだ。(まあナイフはナイフで問題があるが)
まあそんなこんなでこの事件の犯人は絞殺という殺害方法として微妙な方法を使った。
そのことからどんな事が分かるか。
まず、紐という道具を使っているとはいえ殺害方法を選ぶ余裕が無かった。
紐という凶器を使っているのだから、計画的な殺害ともいえるかもしれないが、ひも状のものは案外そこら辺にある。
ネクタイ、バッグの肩紐、ストッキング、マフラー、コード、ベルト、ハンカチ、シートベルト・・・犯人が身に着けていたものかもしれないし、被害者が身に着けていたものかもしれない。
それに絞殺や扼殺は往々にして衝動的なものが多いものだ。
次の点だが、絞殺、扼殺という殺害方法の手段は衝動的であるのと同時に、被害者を”黙らせる”という意味合いも強い。
先も述べたように頸部を絞めると声は出せない。
なんらかの理由で被害者を悲鳴や声をあげて犯人は焦り、”黙らせる”ために被害者の首を絞め、そして殺害に至った可能性がある。
そして前述通り窒息死には時間が掛かる。
犯人は数分以上被害者の首を絞め続けたはずだ。
それが前からか、背後からかは私はわからないが、死体を見れば索状の交差からそれは分かる事はずだ。
それに被害者の首には吉川線があった。つまり被害者は必死で抵抗したはずだ。
どちらにせよ犯人は被害者が必死でもがき、やがてぐったりと動かなくなるのを見ていたはずだ。
それでも犯人は力を緩めなかった。
「殺すつもりはなかった」などとは言わせない。
そこには殺意か、犯罪の露呈に対する恐怖による自己保身かはわからないが明確な意思があったはずだ。
もし以上のことが当てはまるのならば、この犯人は殺害が目的だったのではなく、結果”殺してしまった”ということになる。
そうなると被害者に近づいた別の目的があるわけだ。
となると”バラバラ”にしたのは”殺害”の後始末であり、猟奇性とは全く別の側面が見えてくる。
この事件、どうしても”バラバラ”というところに目が行きがちだが、今回は「紐による絞殺」という点に注目してみる。
まず絞殺とは索状、つまりひも状の物で頸部を絞め、窒息死させる事である。
窒息死の中に絞殺と扼殺、溺死、圧死なども含まれるから注意したい。
特に絞殺と扼殺は、紐で頸部を絞めるか、手で絞めるかという微妙な違いしかない。
頸部を圧迫すると、頚動脈、頚静脈を閉塞する。これにより脳への血流が遮断されてまず気を失う。
首にチョークを入れられると気絶するのと同じだ。
これはものの数分で気絶に至る。
気道を閉塞、狭窄状態にする事により窒息状態にする事ができるが、完全閉塞するのは難しく、窒息死に至るまでに十数分~数十分掛かる事さえある。
また頚動脈洞を圧迫する事で、心拍の急停止や、呼吸抑制が起こることがあり、これらが単独、または複合的に発生する事によって死に至る。
サスペンスドラマではものの数秒で殺しているが、あれはドラマ的描写に過ぎず、はっきり言って殺害方法として簡単なものではない。
しかしメリットもある。
まず殺害時に血が出ない。これはかなり大きな利点だ。
殺害時に返り血を浴びたなら、犯人にとって不利な証拠になりかねない。
そして殺害時に被害者は悲鳴を上げる事ができない。
気道を閉塞されているから当然だが、この利点も大きい。
要は、絞殺という殺害方法は人知れず殺害する殺し屋的(暗殺?)なプロ向けな方法だ。
気道を完全に閉塞しようとすると15キロも力も必要だし、絞めるコツを掴んでないと時間を食う。
正直言って、素人はナイフで刺し殺した方が確実なのだ。(まあナイフはナイフで問題があるが)
まあそんなこんなでこの事件の犯人は絞殺という殺害方法として微妙な方法を使った。
そのことからどんな事が分かるか。
まず、紐という道具を使っているとはいえ殺害方法を選ぶ余裕が無かった。
紐という凶器を使っているのだから、計画的な殺害ともいえるかもしれないが、ひも状のものは案外そこら辺にある。
ネクタイ、バッグの肩紐、ストッキング、マフラー、コード、ベルト、ハンカチ、シートベルト・・・犯人が身に着けていたものかもしれないし、被害者が身に着けていたものかもしれない。
それに絞殺や扼殺は往々にして衝動的なものが多いものだ。
次の点だが、絞殺、扼殺という殺害方法の手段は衝動的であるのと同時に、被害者を”黙らせる”という意味合いも強い。
先も述べたように頸部を絞めると声は出せない。
なんらかの理由で被害者を悲鳴や声をあげて犯人は焦り、”黙らせる”ために被害者の首を絞め、そして殺害に至った可能性がある。
そして前述通り窒息死には時間が掛かる。
犯人は数分以上被害者の首を絞め続けたはずだ。
それが前からか、背後からかは私はわからないが、死体を見れば索状の交差からそれは分かる事はずだ。
それに被害者の首には吉川線があった。つまり被害者は必死で抵抗したはずだ。
どちらにせよ犯人は被害者が必死でもがき、やがてぐったりと動かなくなるのを見ていたはずだ。
それでも犯人は力を緩めなかった。
「殺すつもりはなかった」などとは言わせない。
そこには殺意か、犯罪の露呈に対する恐怖による自己保身かはわからないが明確な意思があったはずだ。
もし以上のことが当てはまるのならば、この犯人は殺害が目的だったのではなく、結果”殺してしまった”ということになる。
そうなると被害者に近づいた別の目的があるわけだ。
となると”バラバラ”にしたのは”殺害”の後始末であり、猟奇性とは全く別の側面が見えてくる。
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