あるるかんの不定期日記
since 08.5.16
近況とか読書感想とか徒然なるままに
4冊読破
2012.11.14 (Wed) | Category : 読書・映画感想
無事帰還です。長かった・・・。(´・ω・`)
ホテルに居る間は風呂と食事くらいしかやることがないんで、積んであった小説を持って行ったんですが、4冊全部読んじまったよ。
積み本を消費できてよかった。(`・ω・´)
というわけで読書感想。
「午前零時のサンドリヨン」
ジャンルは日常系ミステリといったところだろうか。
主人公須川くんが一目ぼれしたのはクラスメイトのちょっと変わった女子、酉乃初。
彼女は放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でショーをこなす凄腕のマジシャンなのだった。
――というわけで、マジックがかなりストーリーに関わってきます。
とはいっても、マジシャンはマジックのトリックを説明してはいけないという、信条に従いトリックを明かすようなことは決してないわけですが、ミステリ読みとしてはやっぱ気になるところではありますよねぇ。
私もちょっとマジックはかじったことがあり、仕込みも仕掛けも使わない簡単なカードマジック程度はできなくもないんで、結構楽しんで読めました。
まあ私はコントロールとグライドくらいしかできませんけどね。それすらきちんとできているか微妙。
マジックはね、多くの研鑚と話術がなければできませんて。それがマジックを少しかじって得た結論。
個人的に”即興性”を重視したいために、仕込みも仕掛けも使わないマジックしかやろうとしてないんですけど、そうなるとどうでしでも幅が狭くなるんですよね。
なんか脱線してるな。
内容は主人公須川くんが、酉乃初に恋してどうにかお近づきになろうと奮闘する恋模様と、学校内で起こる事件を初がマジックを使って解き明かしていく部分によってストーリーは進展していく。
4つの短編はそれぞれ別の話ではあるものの、それぞれに含められる伏線が最後の話で回収されて、ひとつの長編としても楽しむことができた。
というわけで、早く続巻も文庫化しないかな。
「儚い羊たちの祝宴」
アニメ化もされた「古典部シリーズ」の著者米澤穂信の著作です。
米澤穂信といえば日常系ミステリのイメージしかないわけですが、正直こんな小説も書くんだなと意外に感じました。
というのも古典ホラーテイストで、時代背景もちょい古めな印象。
それこそ横溝正史な感じなわけでして、爽やかでちょっぴり苦い青春ミステリな印象とはがらりと違う雰囲気なわけですよ。
いやー、なんかこういうテイストの小説久しぶりに読んだな。
短編集なわけですが、「バベルの会」という大学サークルが全編を通してゆるく繋がっています。
どの短編も基本的に名家の令嬢が主役、もしくはそれに近い存在が主役なわけで、その世界観がどことなく横溝正史ちっく。
そして買ったときに付いていた帯に「ラスト一行で世界が反転」という売り文句があったんですが、流石に反転はしないにしても、短編それぞれのラスト一行が見事なオチを描いてますね。
個人的には「山荘秘聞」が気に入った。映像化してもなかなか面白そうだ。
「OUT OF CONTROL」
ウブカタ氏の珍しい短編集。
「スタンド・アウト」・・・どこかウブカタ氏自身の経歴とかぶる部分があり、どこまでがフィクションなのかわからないが、けっこうな割合で自身の経験も交じっている事と思う。
「まあこ」「箱」・・・ウブカタ氏にしては珍しいホラー。あー、なんか懐かしい感じがするホラーだな。
「日本改暦事情」・・・「天地明察」のダイジェストみたいな感じだが、こっちがモトで、これを長編化したのが「天地明察」なのだろうか?
「南極点のピアピア動画」
タイトルから察せられる通り、これはニコ動をモチーフにした作品だ。
著者自身もニコ動ユーザーであり、Pであるそうで、あとがきの解説をドワンゴの会長が書いていることからも、この作品のニコ動ならぬ”ピアピア動画”の関連性がわかるだろう。
こちらも短編集であるものの、全編を通して繋がりがあり、最後の話で全ての短編が集約される。
表題作「南極点のピアピア動画」では、恋人に愛想を尽かされた男が、恋人を宇宙に連れていくためにピアピア動画で有志を募って宇宙船を作る話(かなりはしょったが)で、ニコ動においてもみられる非営利ながらも”面白いから”という理由から才能を無駄遣いする職人や、それを大きくする横の繋がりを表現した作品と言える。
表題作のみならず、ニコ動を彷彿とさせる内容や、ニコ動にこうあって欲しいという著者の願いが感じられる部分が端端に感じられた。
確かにニコ動は特異な空間ではある。
動画投稿サイトとしても作品の発表の場のみならず、ユーザー同士投稿者同士の横のつながりであるコミュニティの形成の一端を担い、一種の情報共有の場としてメディアの一面も見せている。
非営利であっても有志の好奇心と知識によって支えられるモノづくりのバイタリティは、ニコ動を見ていても実に驚かされることが多い。
この作品「南極点のピアピア動画」は、こういった可能性を暗に示しているのかもしれない。
ホテルに居る間は風呂と食事くらいしかやることがないんで、積んであった小説を持って行ったんですが、4冊全部読んじまったよ。
積み本を消費できてよかった。(`・ω・´)
というわけで読書感想。
「午前零時のサンドリヨン」
ジャンルは日常系ミステリといったところだろうか。
主人公須川くんが一目ぼれしたのはクラスメイトのちょっと変わった女子、酉乃初。
彼女は放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でショーをこなす凄腕のマジシャンなのだった。
――というわけで、マジックがかなりストーリーに関わってきます。
とはいっても、マジシャンはマジックのトリックを説明してはいけないという、信条に従いトリックを明かすようなことは決してないわけですが、ミステリ読みとしてはやっぱ気になるところではありますよねぇ。
私もちょっとマジックはかじったことがあり、仕込みも仕掛けも使わない簡単なカードマジック程度はできなくもないんで、結構楽しんで読めました。
まあ私はコントロールとグライドくらいしかできませんけどね。それすらきちんとできているか微妙。
マジックはね、多くの研鑚と話術がなければできませんて。それがマジックを少しかじって得た結論。
個人的に”即興性”を重視したいために、仕込みも仕掛けも使わないマジックしかやろうとしてないんですけど、そうなるとどうでしでも幅が狭くなるんですよね。
なんか脱線してるな。
内容は主人公須川くんが、酉乃初に恋してどうにかお近づきになろうと奮闘する恋模様と、学校内で起こる事件を初がマジックを使って解き明かしていく部分によってストーリーは進展していく。
4つの短編はそれぞれ別の話ではあるものの、それぞれに含められる伏線が最後の話で回収されて、ひとつの長編としても楽しむことができた。
というわけで、早く続巻も文庫化しないかな。
「儚い羊たちの祝宴」
アニメ化もされた「古典部シリーズ」の著者米澤穂信の著作です。
米澤穂信といえば日常系ミステリのイメージしかないわけですが、正直こんな小説も書くんだなと意外に感じました。
というのも古典ホラーテイストで、時代背景もちょい古めな印象。
それこそ横溝正史な感じなわけでして、爽やかでちょっぴり苦い青春ミステリな印象とはがらりと違う雰囲気なわけですよ。
いやー、なんかこういうテイストの小説久しぶりに読んだな。
短編集なわけですが、「バベルの会」という大学サークルが全編を通してゆるく繋がっています。
どの短編も基本的に名家の令嬢が主役、もしくはそれに近い存在が主役なわけで、その世界観がどことなく横溝正史ちっく。
そして買ったときに付いていた帯に「ラスト一行で世界が反転」という売り文句があったんですが、流石に反転はしないにしても、短編それぞれのラスト一行が見事なオチを描いてますね。
個人的には「山荘秘聞」が気に入った。映像化してもなかなか面白そうだ。
「OUT OF CONTROL」
ウブカタ氏の珍しい短編集。
「スタンド・アウト」・・・どこかウブカタ氏自身の経歴とかぶる部分があり、どこまでがフィクションなのかわからないが、けっこうな割合で自身の経験も交じっている事と思う。
「まあこ」「箱」・・・ウブカタ氏にしては珍しいホラー。あー、なんか懐かしい感じがするホラーだな。
「日本改暦事情」・・・「天地明察」のダイジェストみたいな感じだが、こっちがモトで、これを長編化したのが「天地明察」なのだろうか?
「南極点のピアピア動画」
タイトルから察せられる通り、これはニコ動をモチーフにした作品だ。
著者自身もニコ動ユーザーであり、Pであるそうで、あとがきの解説をドワンゴの会長が書いていることからも、この作品のニコ動ならぬ”ピアピア動画”の関連性がわかるだろう。
こちらも短編集であるものの、全編を通して繋がりがあり、最後の話で全ての短編が集約される。
表題作「南極点のピアピア動画」では、恋人に愛想を尽かされた男が、恋人を宇宙に連れていくためにピアピア動画で有志を募って宇宙船を作る話(かなりはしょったが)で、ニコ動においてもみられる非営利ながらも”面白いから”という理由から才能を無駄遣いする職人や、それを大きくする横の繋がりを表現した作品と言える。
表題作のみならず、ニコ動を彷彿とさせる内容や、ニコ動にこうあって欲しいという著者の願いが感じられる部分が端端に感じられた。
確かにニコ動は特異な空間ではある。
動画投稿サイトとしても作品の発表の場のみならず、ユーザー同士投稿者同士の横のつながりであるコミュニティの形成の一端を担い、一種の情報共有の場としてメディアの一面も見せている。
非営利であっても有志の好奇心と知識によって支えられるモノづくりのバイタリティは、ニコ動を見ていても実に驚かされることが多い。
この作品「南極点のピアピア動画」は、こういった可能性を暗に示しているのかもしれない。
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