あるるかんの不定期日記
since 08.5.16
近況とか読書感想とか徒然なるままに
She must die
2012.10.17 (Wed) | Category : 読書・映画感想
「シー・マスト・ダイ」
超能力者が一般化した世界。
突如学校をテロリストが占拠し、クラスメイトが殺されていく。
テロリストの狙いとは?主人公はヒロインを守れるのか?
……というおきまりのパターン。
厨二病をこじらせたことのある男子なら一度は妄想したことがあるような内容で、チープさを感じずにはいられない。
そして終盤近くに明かされる”ターゲット”の正体など、正直言って最初から想像付いていた。
タイトルとか、巻頭のイラストの台詞でミスリードを誘っているつもりだろうけど、全然引っかからないよ。
展開も目新しさを感じず、率直に言ってなぜこの作品が小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞したのか分からなかった。
終盤に至るまでは。
ネタばれ注意
先も述べたとおり、世界を滅ぼすとされる能力者が”彼”であることは想像付いていた。
だがそれを明かす過程を描くところがなんか、それまでと全然違う。
ヒロインがテレパスを用いて精神世界を探るあたりは、筒井康隆の「七瀬」シリーズを彷彿とさせ、ただのラノベが違う何かに化けた気がした。
確かに序盤、中盤の展開やキャラもチープだし、すごくありきたりだが、尚の事終盤の”変化”が際立って感じられた。
どこかで誰かが言っていたが、「ドラえもんがいきなり哲学の話をしだすような違和感」のようなもの、この作品で感じたものはそれじゃないか。
アニメに「まどマギ」があったが、これが流行ったのって、「魔法少女」=「子供向け」という概念をぶち壊して、ダークファンタジーにしたてあげたことにあるんじゃなかろうか、と常々考えている。
劇場版「まどマギ」に小さい子供連れが子供向けと思って入って途中で出てきた、なんてニュースでやってたが、要するに「魔法少女」=「子供向け」という概念が実際にあることの実証であって、シナリオを考えた人間は半ばほくそ笑んでるんじゃないか。
なんか話が脱線したが、この作品で感じたものはそういった「ドラえもんが突然哲学の話をするような違和感」のようなものの片鱗かもしれない。
ただ序盤や中盤がやっぱりいただけない。
”主人公補正”の真の意味とか、テロリストの正体、とかなかなか良いガジェットがあるから、もうすこし序盤中盤を凝ればもっと面白かったのに。
”主人公補正”があるんだからもっとダイハードなことをやらせて、序盤中盤だけでもアクションとして盛り上げれるような内容にしたら、そこからの落差でそれこそ鳥肌ものになっていたに違いない。
「氷風のクルッカ」
柳内たくみの単発もの。
シモ・ヘイヘを登場人物に据えたフィクション伝記とでもいうものか。
男装して軍に入り込み、スナイパ―となった美少女の活躍・・・という感じ。
正直、ちょっと期待外れ。
同じ場所を舞台にしているせいか、場面展開が少なく、 今一歩盛り上がりに欠ける感じ。
あんまし書くことないなぁ。
超能力者が一般化した世界。
突如学校をテロリストが占拠し、クラスメイトが殺されていく。
テロリストの狙いとは?主人公はヒロインを守れるのか?
……というおきまりのパターン。
厨二病をこじらせたことのある男子なら一度は妄想したことがあるような内容で、チープさを感じずにはいられない。
そして終盤近くに明かされる”ターゲット”の正体など、正直言って最初から想像付いていた。
タイトルとか、巻頭のイラストの台詞でミスリードを誘っているつもりだろうけど、全然引っかからないよ。
展開も目新しさを感じず、率直に言ってなぜこの作品が小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞したのか分からなかった。
終盤に至るまでは。
ネタばれ注意
先も述べたとおり、世界を滅ぼすとされる能力者が”彼”であることは想像付いていた。
だがそれを明かす過程を描くところがなんか、それまでと全然違う。
ヒロインがテレパスを用いて精神世界を探るあたりは、筒井康隆の「七瀬」シリーズを彷彿とさせ、ただのラノベが違う何かに化けた気がした。
確かに序盤、中盤の展開やキャラもチープだし、すごくありきたりだが、尚の事終盤の”変化”が際立って感じられた。
どこかで誰かが言っていたが、「ドラえもんがいきなり哲学の話をしだすような違和感」のようなもの、この作品で感じたものはそれじゃないか。
アニメに「まどマギ」があったが、これが流行ったのって、「魔法少女」=「子供向け」という概念をぶち壊して、ダークファンタジーにしたてあげたことにあるんじゃなかろうか、と常々考えている。
劇場版「まどマギ」に小さい子供連れが子供向けと思って入って途中で出てきた、なんてニュースでやってたが、要するに「魔法少女」=「子供向け」という概念が実際にあることの実証であって、シナリオを考えた人間は半ばほくそ笑んでるんじゃないか。
なんか話が脱線したが、この作品で感じたものはそういった「ドラえもんが突然哲学の話をするような違和感」のようなものの片鱗かもしれない。
ただ序盤や中盤がやっぱりいただけない。
”主人公補正”の真の意味とか、テロリストの正体、とかなかなか良いガジェットがあるから、もうすこし序盤中盤を凝ればもっと面白かったのに。
”主人公補正”があるんだからもっとダイハードなことをやらせて、序盤中盤だけでもアクションとして盛り上げれるような内容にしたら、そこからの落差でそれこそ鳥肌ものになっていたに違いない。
「氷風のクルッカ」
柳内たくみの単発もの。
シモ・ヘイヘを登場人物に据えたフィクション伝記とでもいうものか。
男装して軍に入り込み、スナイパ―となった美少女の活躍・・・という感じ。
正直、ちょっと期待外れ。
同じ場所を舞台にしているせいか、場面展開が少なく、 今一歩盛り上がりに欠ける感じ。
あんまし書くことないなぁ。
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