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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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ミスト

2008.11.26 (Wed) Category : 読書・映画感想


 声を大にしてい言おう。

 この映画の真の主人公はオリーだ!!

 なんだあの格好良さは。
 情けない系のダサいメタボ中年の癖に、勇気はあるし、冷静だし、機転が利くし、身軽だし、射撃の腕は一流(8発中全弾命中)、ユーモアのセンスもばっちり(セサミのところは笑った)。
 最高なまでにハイスペックな主人公の補佐役。格好良いぜ、オリー!!
 今まで見た映画の中でこんなにダサ格好良いキャラはいただろうか?いや、いない!!

 (上記の文は大いに独断と偏見が混じっています)

 そんなオリーの活躍する「ミスト」です。
 あらすじは、スーパーマーケットに来たら、なんか霧が出てきて、そしてその霧の中には「なんかいる!?」ってお話。
 一応ジャンルはモンスターパニックなんだけど、この映画の骨は、極限状態での集団心理って奴だろう。
 船頭多くして船山に登るってもんで、忠告無視して怪物に襲われるわ、黒人弁護士が意地張って「怪物なんかいない!!」って言って店の外に出て行くわ、自殺する人間は出てくるわ、変なオバンはエセ宗教持ち出して「審判の日だ!!」とか言い出して生贄を捧げようとするわで、みんな惑わされてパニックパニック。
 冷静に事態を見ていた主人公たち少数派も、結局のところラストシーンの結末へ・・・。
 追い詰められ、希望を見出そうとする人間と、絶望する人間・・・正気を保っているように見えても、着実に精神は破綻していく。

 この映画での一番の”化物”は、静かに心を蝕む”極限状態”ではなかろうか。

 救いが無さすぎですよ、スティーブン・キングさん。 


 PS:それにしても最近は姿の見えない怪物って多い気がする。
 ハリウッド映画ってのは昔から、アメリカの敵ってものを象徴していて、その時代背景が分かるって言う。冷戦時代はロシア、中国とかの共産圏。「ロボコップ3」「ダイハード」の時代では日本企業が脅威とされていた。近年でいうと「トゥルーライズ」etcじゃアラブ系テロリスト、「エネミーライン2」では北朝鮮と、時代背景がよく分かる敵設定なのがわかる。
 それじゃ今のアメリカの敵は・・・?
 正体のわからない、得体の知れない敵を相手にアメリカは戦ってるらしい。
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