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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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アリエッティ

2011.08.08 (Mon) Category : 読書・映画感想


 
 「借りぐらしのアリエッティ」
 結構良かったです。
 y○hooのレビューではあまり評価が良くないみたいだけど。
 ってか他のジブリ作品とちょっと毛色が違うから、他のジブリ作品と比べるなんてもってのほかだと思うがな。

 アリエッティを志田未来、翔を神木隆之介といういわゆるタレント声優だけど、結構良かったです。

 表現方法も細部まで拘っているのがいい。
 特に水の表現。
 あのサイズでは表面張力で水滴が丸くなり、人間サイズとは異なる挙動を見せるのは明白。
 雨がアリエッティの服に着いたところなんかかなり良かった。

 それと小人と人間の時間の過ぎ方の違い。
 アリエッティの視点のとき、翔の動きがゆっくりになっていた。
 これは体の大きさの違いから時間感覚に違いが生じるため。
 俗説だが、体の小さい鼠が体の大きいゾウに比べて短命なのは、感じている時間の過ぎ方が早いからというものがあるから、結構的を射た描写じゃなかろうか。

 それでもアリエッティからすれば翔の声が太くゆっくり聞こえるはずなのに、会話がきちんと成立していたりしてるのはご愛嬌ということで。




 以下、ネタバレを多く含みます。



 はっきり言ってこれは「別れの物語」
 「ラピュタ」は典型的ボーイ・ミーツ・ガール形式だから、真逆といっていい位だ。

 小人の掟である「人間に見られてはいけない」を冒頭早々に破ったアリエッティ。
 この時から別れの物語は始まっていたと言える。

 翔のアリエッティらを守りたいという気持ちからの行動が逆に小人らを警戒させ、引っ越しを決意させてしまうし、お手伝いさんのハルさんに行動を気取らせてしまう結果になる。

 別にハルさんは”悪役”ではない。
 本人は好奇心に似たものを行動原理としており、明白な悪ではないし、小人たちを家から追い出す結果になったのもハルさんのせいではない。
 むしろアリエッティの軽率な行動であり、翔の善意の行為が裏目に出た形だ。

 二人が接近しようとする故の別離、これがこの物語の本筋じゃなかろうか。
 
 
 アリエッティと翔の会話の中で語られる「人間が67億いる一方で、絶滅していく種がある」という話。
 自然が多そうに見える翔の祖母の家でも、見られる動物は虫と飼い猫とカラス、そしてちょっとだけタヌキだけだ。
 人間が存在するだけで、住めなくなる生き物がいる。
 これの縮図としてアリエッティと翔が描かれているように思えてならない。


 
 ついでに
 
 翔の手術が成功したのか気になるところではあるが、冒頭の翔のモノローグで、「1週間だけ過ごした祖母の家で小人に出会った」と、過去形で語っているところから、翔の手術は成功したといみていいのかな。
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