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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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2025.04.01 (Tue) Category : 

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福岡女性切断遺棄事件に関する考察

2010.04.29 (Thu) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 案の定というか、なんというか。

 窃盗の男、被害者の腕時計は「拾った」と供述、と。

 窃盗をするような男だから信用できないと言えばそうだが、昨日書いた記事通り、私は5割程度は信じてもいいかと。

 だってこの窃盗男が被害者を殺害したと考えると、あまりにも杜撰すぎる。


 警察が男の家を家宅捜索して、解体に使った刃物だとか、浴室から血痕とか、血痕の付着したものとか、被害者の持ち物とかが出てくれば話は別ですけど、全く出てこなかった場合、この男が犯人の可能性はかなり低くなりますよね。

 だってどうあがいても人一人を解体した痕跡をすべて消すことなんて不可能なんだから。
 
 男の家の排水管を探しても何も出ないようなら男はシロと考えてもいいでしょうね。

 窃盗男がシロとなると、男が時計を拾ったところを突破口にするしかないでしょうね。
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福岡切断遺棄事件に関する考察

2010.04.28 (Wed) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 福岡の事件、進展ありましたね。

 腕時計を質屋にいれた男が逮捕されました。

 ・・・てっきり腕時計の窃盗で逮捕したんだと思ってましたが、別の窃盗でしたか。
 勤務先のテレビの窃盗って・・・わけがわからん。

 本当にこの男が殺したのか?

 まず自分が人を殺したとして、窃盗なんてショボイ犯罪をして警察に捕まるリスクを負うだろうか?
 私なら車の運転すらもなお一層注意する。
 どこで露呈するかなんてわからないんだから、警察のお世話にならないほうが身のためだ。

 でもこの男は勤務先なんてある意味犯人が特定できそうな状況下でテレビを盗んだ。
 
 製造番号がある時計を質屋に入れた。

 ・・・申し訳ないがはっきり言って、知性を感じない。



 ここで発想を飛躍させてみる。

 もし仮に、被害者を殺害しバラバラにしたのが、この窃盗をした男でないとしたらどうか。
 普通の犯人なら証拠品になるような時計、ましてや被害者のものと特定できるようなものを質屋になんかいれずに捨てる。
 もしその捨てた時計を、この窃盗した男が見つけたらどうするか?
 勤務先のテレビを盗んだような男である。まずポケットにいれるでしょうね。

 そうだとしたら窃盗の男は事件とは無関係、犯人は別にいる。


 まあ現実は理路整然となんてしちゃいないから、犯人がわけの分かんないことをしでかすこともあるし、理解不能な行動をとることだってあるだろうし・・・。

 さて、現実はどうなるか・・・。


 追記:
 被害者の時計を私はブルガリではないかと推測してましたが、おそらくフォリフォリではないかと。
 まず被害者の腕時計を映っているニュース映像↓
ddd.png 都合上さかさまにしています。

 見たところ、メタルバンド。
 時計の淵が黒く、5分単位に線が付いているみたい。
 
 ・・・わかるのはそれくらい。

 まずブルガリの時計は、淵にブルガリとアルファベットで彫ってあるのばかりなので、ブルガリの可能性は低いです。

 415gOagMgqL__SL500_AA300_.jpg
 次にこれ。
 フォリフォリの時計です。
 バンドの形、文字盤の淵の線なんかよく似てません?

 左の写真のはスケルトンではないですけど、フォリフォリにはスケルトンがあるみたいなので可能性は高いかと。

 いずれにしてもフォリフォリの時計にもロットナンバーが個々についているので、製造番号から購入者の特定が可能なはず。

 まあ付着物のDNAで被害者のものと特定できたから別にかまわない話だが。

 なぜかほとんどの記事で製造番号で特定した云々という話が載っていないんですよね。
 なぜだ?

福岡女性切断遺棄事件に関する考察

2010.04.28 (Wed) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 福岡の事件で新情報がありましたね。
 なんでも被害者の所持していた腕時計と同型のものを質屋にいれた男がいるとか。

 被害者の所持していた時計は、ギリシャ製のスケルトンタイプというものらしい。

 30代の一人暮らしの女性だからブランド物と想像でき、おそらくブルガリじゃなかろうかと思う。

 父もブルガリの時計を持っているが、時計には個々にロットナンバーがあり、正規に購入した場合、購入者や購入店舗などがわかるはず。
 となればそれから被害者のものかどうか特定でき、被害者のものならその男が犯人として限りなくクロに近くなるだろう。

 ・・・と思ったら、今日の記事を見たらやっぱり製造番号で被害者のものと特定できたみたい。

 ってか、この質屋に入れた男が犯人なら相当阿呆だな。
 
 高級時計に製造番号があるのも知らんのか。
 殺した人間の時計を質屋に入れるなんて言語道断。証拠品を残しておくようなもんだ。
 
 しかしこういう展開になってくると犯人の犯行動機がよくわからなくなってくる。
 犯人が金目的に殺害した?
 だったらなんでバラバラにする必要がある?
 余計な手間と犯行が露呈するリスクを負うだけだ。
 博多湾に遺棄するというのもいただけない。
 博多湾の潮流は穏やかで、沖へ流される可能性は低い。
 どうせなら湾の外、もしくは潮流の速い能古島と湾の狭まっているところで引潮時に遺棄すべきだ。

 行き当たりばったりで、考えのない犯行という他ないんじゃないか。 

福岡女性切断遺棄事件に関する考察

2010.04.16 (Fri) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察


 福岡の事件、胴体と頭部が続けざまに発見されましたね。
 
 頭部については被害者のものとの断定はまだですけど、まず間違いはないでしょう。
 (というか、別人のだったらとんでもないです)

 頭部が発見されたのは胴体が発見されたのと同じ埠頭。
 両腕が発見された競艇場の西にあるところです。

 前に書いた記事に載せた図(下図)にあったとおり、潮流の流れに沿った場所なので、前回の仮説を裏付ける結果になってますね。
 
 残りの部位はあと両足だけですから、おそらく頭部や胴体が発見された場所からそう離れてない場所で発見されるでしょうね。
 発見されるのも時間の問題でしょうね。7ad6102f.jpg
 
 依然、私が犯人が死体を遺棄したと推測する場所は紫で線を引いたところ。

 潮流の流れ的にそこだと推測。

 頭部や胴体が発見されたところの周辺も含められているけど、必ずしもそこで遺棄されたわけではないと思う。

 発見の時期に相違が見られるのは、捨てられた部位の重さと潮流の流れ、そして腐敗ガスによる浮力に差が生じたためだろう。

 両足の重量は体重の約15%程度。
 両腕の重量は体重の約10%程度だが、骨格や筋肉の構成が酷似していること、腐敗ガスが質量と比例するであろうことを踏まえても、両脚も両腕と同じ水中の50cmから1mのところに沈んでいる可能性が高い。
 ただ日が経つほどに腐敗ガスは増すだろうから、さらに浮いてくる可能性もあるか。

 
 さて、頭部が発見されたことによってより重要なことが明らかになる可能性が高い。
 そう、死因である。

 胴体の発見時になんら追加情報が無かったことを考えても、私はおそらく絞殺ではないかと考えるが、まあ警察の発表を待つことにする。 
 

福岡女性切断遺棄事件に関する考察

2010.04.10 (Sat) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察


 福岡の事件、進展ありましたね。

 福岡競艇場で発見された両腕が被害者の指紋と一致、被害者のものと断定されました。

 黒いごみ袋に肩から切られた両腕がはいっていたそうです。

 発見場所は、福岡競艇場東スタンド北側150m。
 水深50cmから1mのところに沈んでいたそうです。

 競艇場という場所柄、清掃はきちんとしているだろうから8日にはなかったという清掃員の証言は信頼できると思われる。
 
 十中八九、潮流に流されて運ばれてきたと思われる。



 さて、ここで私の考察。

 とりあえずこれを見てもらおう。
 53d38022.jpg









 出典:平成16 年度博多湾東部海域流況解析委託報告書(福岡市港湾局)

 これは博多湾の潮流を示している。
 地図上に書かれている数字が潮流の速さ、地図上の線はは地形を意味している。

 御覧の通り、能古島の南北の両端付近は潮流が速く、湾外へと流れるスピードが速いものの、湾内は比較的流れは穏やかであることがかわる。
 そして重要な点が一つ。

 7ad6102f.jpg
 さきほどと同じ図であるが、わかりやすいようにしるしをつけてみた。
 
 能古島の赤い点は臀部の発見場所、下の赤い点は今回見つかった両腕の発見場所である。

 潮流の流れを見てみるとわかるように、今回見つかった両腕が発見された場所は、潮流の南端に位置し、その北端は臀部が発見された場所へと繋がるのである。

 
 これらのことが意味することは明白である。
 ふたつは同じ所で遺棄され、同じ潮流によって流された。
 臀部は能古島へと流れ着き、両腕は1か月も潮流によって行きつ戻りつしながら競艇場のある湾へと入りこんだ。

 ほかの部位が湾外へと運ばれた可能性もなくもない。だが一番重いであろう臀部が能古島海岸に、一番軽いであろう両腕が港付近に流れ着いた可能性を考えても、他の部位が湾外へと流れ出る潮流に乗っかった可能性は低いのではないか。

 そして二つの部位が乗った潮流からわかること。
 それは犯人が遺棄した場所。

 私が思うに上の図の紫色に塗ったところではないかと思う。
 それより西だと能古島の北を流れる潮流に乗ってしまう可能性があるし、それより東だとアイランドシティへと向かう潮流に乗ってしまう可能性がある。

 ちょうどそこには西公園というものがあるみたいなので、そこが濃厚ではないかと考える。
 わざわざ見とがめられる危険を冒して港の施設に侵入したりはしないだろう。
 

福岡女性切断遺体事件に関する考察

2010.03.26 (Fri) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察


 福岡能古島切断遺体事件に関していくつか新しい情報を。

 ・被害者と事故った男性に読売新聞が取材
 「事故の時に携帯電話番号を伝え合っていた。事故について話し合いをしたいと思い、事故の二日後に電話したことはある。諸賀さんの家は知らない」

 ・11月下旬、上司に「男性から携帯電話に直接電話があり怖い」などと相談。
 
 ・相談を受け、会社側が防犯ベルをも手渡す。

 ・遺体の解体に複数の刃物が使われている。

 ・勤務先から車でおよそ40分かけて帰宅したと思われる。

 まず、上司に相談していたのは知らなかった。
 つまり会社側では被害者が、事故にあい、トラブルに合っていたことは周知の事実だったわけだ。

 解体に複数の刃物を使っているのは、想像つく。
 っていうか、馬鹿でもない限り包丁一本で解体などしない。っていうかできない。
 のこぎりもそう。効率を考えれば、両方使うのがベスト。

 地図で目算して15~20分なんて前回書いたけど、案外時間がかかるのね。
 そうなると余計に会社から帰宅後に出かけた理由がわからない。

 

 気になる点

 ・死斑がないことから死後数時間以内に解体されたのではないか
 遺体発見者の証言に「肌がきれい」とか、「500円玉くらいのあざ」という言葉があることから、死斑が見られなかったと思われる。
 死斑が死後0.5時間~12時間に出て、12時間後には退色しなくなる。
 解体すれば血が抜け、死斑そのものも出来にくくなるだろうから死後数時間以内に解体したのではないか。

 ・被害者が帰宅するのを待ち伏せていた可能性はどうか?
 しかしそうなると被害者宅からなくなっている自宅の鍵、プライベート用のケータイの腑が落ちない。
 待ち伏せていたのなら帰宅時に接触するはずで、仕事用のケータイ、財布などがはいった鞄を持っていたはずである。
 わざわざ犯人は被害者が一度家に入るのを待ってから呼び鈴を鳴らし、自宅から出てこさせたとでも言うのか?
 それこそ意味がわからない。

福岡女性切断遺体事件に関する考察

2010.03.20 (Sat) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 ネットってすごいね。
 Gogleアースで被害者の住んでいた付近を歩きまわり、被害者の住んでいたマンションを探し当てました。

 ニュース記事とニュース動画だけで付近がどうなっているのか、被害者の住んでいたマンションの家賃がいくらなのかも調べることが可能とは。

 ただひとつ引っかかるのが、ネットで見た被害者の住んでいたマンションの情報に”オートロック”ということが書かれていなかったこと。
 記事の中でも上司が6日に来た際、呼び鈴にも反応せず、施錠もされていたと書いてあった。

 ということは被害者の部屋の玄関口まで行ったということ。

 本当にこのマンション、オートロックなのか?

 もし仮にオートロックマンションじゃなかったとしたら、今までの仮説はいろいろ覆る。
 いやはや、これは参るな。



 とりあえず現状で、気になる点。

 ・財布の中に免許証は入っていたのか?
 もし入っていなかったのなら、被害者は別の財布を持って出た可能性が高い。
 だとしたら被害者はちょっとした買い物に出ている際に事件に遭遇した可能性が高くなる。

 ・部屋の電気はついていたのか?
 上司が失踪翌日に来た際、部屋の電気は付いていたのか?
 警察が調べたとき、部屋の電気は付いていたのか?

 もし点いていたのなら、被害者はすぐに部屋に戻るつもりでいた可能性が高い。

 ・ガラスはいつ割れたのか?
 ある記事の中で、ゴルフバッグが倒れたことによりガラスが割れた可能性が高いとされていた。
 では一体いつ割れたのか?
 ガラスは片づけられていたのか?
 ニュース映像ではガラスが割れていたところにミカンの段ボールがあてがわれていたが、あれは誰がやったのか?
 被害者なのか?
 それとも警察か?

 
 まず警察の見解が矛盾している。

 ガラスが割れたことに関し、被害者と犯人がもみ合う際にゴルフバッグが倒れ、ガラスが割れた可能性があるとしているが、部屋の中で争った形跡がないとしている。

 どっちだよ。



 もし仮にガラスが割れていることと、今回の事件が無関係ならどうなるか。
 被害者の部屋に犯人は入っておらず、被害者は外で事件に巻き込まれた。
 つまり被害者と犯人が全く面識がない、通り魔的な犯行の可能性すら浮上してくる。

 なんか風向きが嫌な方向に流れていた。


 しかしそうなると疑問も残る。

 ・被害者の失踪後にログインしているmixi。
 ・通り魔なのになぜバラバラにしてまで犯罪を隠匿する必要があったのか。
 わざわざ死体を運んでバラバラにしなくても、被害者の家のすぐ裏には大きな川がある。
 そこに投げ入れても発見はそれなりに遅れたのではないか?


 被害者の職場から自宅までおよそ12,3キロ。
 車で15分~20分ほどだから、家に帰宅したのは遅くても7時半。
 翌日午前5時に同僚が迎えに来ても不在だったことを考えても、犯罪に巻き込まれたのは5日午後7時半~6日午前5時までということになる。

 このそう長くはない時間にいったい何が起きたのか。

福岡切断遺体遺棄事件に関する考察

2010.03.19 (Fri) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察


 ・男女の言い争う声に関する情報

 近所の人が男女が言い争う声を聞いた。
 女性が行方不明になったころ女性の自宅アパートの廊下で、大声で怒鳴る男の声を近所の住民が聞いた。
 自宅周辺で、行方不明になる数日前に男女の言い争う声を聞いた。
 アパート前路上で、男女が言い争っている声を近所の人が聞いていた。

 ・・・とまあ、場所がアパートの廊下なのか、アパート前の路上なのかはっきりしない。

 もし仮にアパートの廊下ならば、それは被害者がその男を招き入れたか、合鍵を持っていた、あるいはアパートの住民ということになる。
 もしそうなると、事故で争っていた男の可能性はゼロになる。
 弁護士を立てて争っている相手をわざわざオートロックマンションの中へ招き入れるだろうか?

 ・被害者のIDでmixiに16日午後9時ぐらいにログインしている

 これは複数のブログで書かれており、17日3:40に6時間以内、17日17:00に20時間以内となっていたので、整合性が保たれている。

 すなわち17日午後9時ごろに誰かが被害者のIDでログインしているのは間違いない。

 ・・・まあ、おそらく警察だろうけど。

 被害者の身元特定のニュースが流れたのが16日の19時半ごろ。
 時間的にいって、警察が被害者の自宅を訪れていろいろと調べていてもおかしくはない。

 まずパソコンを警察が押収し、いろいろ探ったのは間違いないだろう。
 そして遺族にパソコンが返されるにはまだ早いから、遺族が被害者のパソコンでログインした可能性は低い。

 だがその一方で、警察自身も何者かが被害者のIDで失踪後にログインしているとしている。
 警察は犯人が被害者が生存しているとのミスリードをさせるためにした偽装工作として見ているらしいが、果たしてどうなのか。

 そんな微妙な偽装工作をするくらいなら、被害者が持っていたであろう自宅の鍵で部屋に入り、財布やバッグなどを持ち出し、車を駅にでも持っていくなりして自発的な失踪を偽装すれば良かったのではないか?
 なにせIDやパスワードを知っているぐらいだ。
 オートロックマンションといえども、鍵さえあれば簡単に入れるだろう。

 まさか、被害者の部屋を知らなかったわけでもあるまいし。


 疑問点がいくつかある。

 その1、なぜ窓が内側から割れているのか。
 まず被害者が自分で部屋から出たのは間違いないだろう。
 なぜなら犯人が殺害するなりしてマンションから被害者を搬出したのならば、ケータイや自室の鍵もそうということになる。
 鍵はともかく、なぜケータイだけ持って行ったのか。
 偽装工作にしては中途半端すぎる。

 だとしたら、犯人は部屋に上がっていない。
 そうなると割れていたガラスの説明がつかない。

 もしくは、犯人が部屋に上がっていても、被害者を殺害に至ったのはこの部屋ではないことになる。
 いや、殺害に至っていても犯人は荒れた部屋を片づけ、なおかつガラスだけはそのままにしていったことになる。

 ・・・正直、わけがわからん。

 果たして本当に内側から割られていたのか?
 この事件と関係はあるのか?
 
 ひとつ言えることは、被害者の自宅を訪れた同僚の上司の男性がその窓を見て警察に通報したおかげで、早い段階で切断遺体の身元特定に至ったという事実である。


 その2、なぜリスクを冒してまでバラバラにしたのか。

  これはどのバラバラ殺人事件に関しても言えることだ。
 まずこの事件のバラバラの意図は、十中八九、事件の発覚を遅らせることだったはずだ。
 もし遺体が潮の流れにうまく乗って沖まで流されていたなら、海の藻屑となり、失踪事件として御宮入りとなっていただろう。

 そう、犯人は事件の発覚を恐れた。
 つまり被害者が殺害されたことが判明すると、遅かれ早かれ自分のもとに警察がたどり着くとわかっているからだ。
 もし通り魔的な犯行ならば、どこに死体を放置しようと物証を残さない限り犯人にたどり着くのは難しい。

 しかし犯人に動機があり、周囲がそれを承知であるならば、否、調べれば分かるような動機があれば警察は必ず嗅ぎつけ、食らいついてくる。

 完全犯罪のやり方。
 それは自分が疑われないようにすることではない。犯罪そのものが無かったことにすることだ。

 

 まずこの事件の犯人は被害者の周辺にいる。
 島根の事件と違い、警察が地道に周囲を嗅ぎまわれば疑わしい人間は確実に出てくるだろう。

能古島切断遺体事件に関する考察

2010.03.19 (Fri) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 福岡能古島切断遺体事件に関する考察

 判明している事実は以下の通り。


 被害者の住むアパートの自室にはカギがかけられ、室内に荒らされた形跡がない。
 被害者の財布、預金通帳などは手つかず。
 預金にも引き出された形跡はない。
 被害者が普段使用していたバッグがある。
 部屋の窓が室内側から割られている。
 仕事用のケータイはあるが、プライベート用のケータイがない。
 プライベート用のケータイに行方不明直前の不審な着信履歴はない。
 マイカーも駐車場にあり、車のかぎも自室にある。
 自宅の鍵がない。
 自宅はオートロックマンションの2階。
 5日午後7時退社後から翌日午前5時までの間に事件に巻き込まれた模様。

 被害者の遺体には生前のものと思われる二つの痣。

 3日と4日の未明、自宅周辺で男女が言い争う声。

 12月26日、バイクと事故り、相手方ともめていた。

 1月3日に不審電話。


 ・・・以上が現在わかっていること。

 そこから推理できることは、

 ・まず被害者が犯行に巻き込まれた状況を考えると、家の外で連れ去られるなりした可能性が高いのではないか。
 部屋からなくなっているのは自室の鍵と、プライベート用のケータイ。
 犯人が失踪を偽装するのならば財布やバッグなども持ち出すだろうし、被害者の車も動かすだろう。
 そうできなかったということは、犯人がオートロックマンションの中には入れなかったから。

 私はそうでもないが、今の人はいつ何時でもケータイを手放さない人が多い。
 特にmixiなどの交流サイトを利用し、ケータイをふたつも持っている被害者はその可能性が高い。

 オートロックマンションの場合、入口のドアは家主だけが持つ無線式の鍵で開けるタイプか、そうでないものは入口にあるパネル(インターフォンがある)にある鍵穴に鍵を差し込んで開けるタイプだろう。
 特に小さなオートロックマンションの場合後者が多い。

 つまり被害者がちょっとした用事でマンションの外に出るときでも、ケータイと鍵は必ず持って出たはずだ。

 たとえ、誰かにマンション外に呼び出された場合でも。

 ・12月末の事故は今回の件とはおそらく無関係
 まず第一に4か月も前の話だ。
 第二に、いくら金の関わる話でも所詮バイクの修理費だ。
 果たして人を殺して、バラバラにするほどの金額か?
 第三に、保険会社や弁護士が間に入っている。そんななか事件を起こせば犯人は明白だ。
 事実、事件発覚後数日としないで、そのことが明るみに出た。
 それに犯人は遺体を運ぶのに自分で用意した車を使用している。
 バイクの修理費も払えない人間が、数カ月としないで車を買えるだろうか?
 そして事件前に目撃されている不審者も自転車に乗っている。
 自転車で遺体を運ぶのには無理があるのではないか?

 ・犯人は車を所有している
 犯行の状況から考えて計画的なものではないだろう。
 となると事前に車を用意するのは不可能。
 しかし被害者の車は使われていない。
 いや、車を使用してから元に戻した可能性もあるが、それならばバッグなども持ち出して自発的失踪に見せかけたほうが断然いい。

能古島切断遺体発見事件について

2010.03.16 (Tue) Category : 福岡女性切断遺棄事件に関する考察

 先日島根の記事に書いたばかりのタイミングでこの事件だったので、「まさか!?」と思いました。

 でも浜田市とそれなりに距離が離れている点、
 潮に流されたとしても能古島が博多湾内にあり、島根から流されてきた可能性が低い点、
 切断に関して手法に違いがある点、などから同一犯の可能性は低いですね。

 発見されたのは失踪中の32歳女性と判別された模様。
 発見された部位はへそから足の付け根までで、お尻に500円玉程度の痣が3、4か所。

 水中は地表での腐敗速度の4分の1程度、冬の海中温度の低さも相まって腐敗速度は抑えられるが、水に長く浸かることで表皮が剥離するため、それで水中にあった時間を推定できる。

 目撃証言では「肌はきれい」とあったため、表皮剥離までは行ってない模様。
 表皮剥離が顕著なのは手足なので、胴体の一部しか発見されていない現状においてはあまり参考にならない推定法だが、警察の指摘通り数日から数週間が妥当だろう。

 ちょっと気になるのが胴体を切断していること。
 腹を真っ二つに切れば、当然内臓がでるし、血の量も半端ないため処理が面倒になる。
 島根の事件でそうであったように、胴体を切断しないほうが得策ではある。

 しかし、それは地上に遺棄するときのこと。
 海中に遺棄するのならば、逆に利点となる。

 それは腐敗ガス対策。
 海中に重りを付けて沈めても、腐敗ガスによる浮力で浮き上がるのは有名な話。
 上野氏の著書の中にもあったが、相当の重りをつけても浮き上がるらしい。

 でもバラバラにして、ガスが溜まらないほどバラバラにすれば、腐敗ガスによる浮力は抑えれるはず。
 
 犯人もそれを狙ったのではないか?

 能古島の砂浜には十年に一度水死体があがるらしく、遺体の発見が3度目だという人のインタビューが記事に載っていた。
 つまり潮の流れが能古島へ打ち上げているのは紛れもない事実で、犯人は博多湾内に死体を遺棄したのは間違いないだろう。

 そして湾の出口の潮の流れが速くても、湾の外に遺体は運ばれずに、能古島の砂浜に打ち上げられるに至ってしまった。

 今回の事件の犯人は、紛れもなく証拠隠滅型のバラバラ殺人犯だ。

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