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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その27

2010.01.11 (Mon) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 昨日ちょっと気になったことを調べてみた。

 まずは島根の日の出の時間。
 
   臥龍山の正確な位置、また標高などでも変化するので一概には言えないが、大体6:20ごろから6:30
ってところだろう。
 つまり犯人は6時20~30分にならないと遺棄できなかった。

 そして地図をおおまかに測ってみたが、臥龍山山道の全長は約5キロ。
 道が悪いので時速20キロ程度しか出せないとして往復で約30分。
 死体を遺棄するのに五分程度。
 一番早く6:20から臥龍山に入ったとしても全てを終えて出てくるのは7時ごろ。
 そして浜田市から臥龍山まで30キロほどあり、法定速度で走っても30分かかる。

 もし犯人が浜田市に住んでいるのなら家に帰ってくるのは7時半。
 近隣の人から見れば変に映るのではないか?

 また犯人が定職についているのであれば大した睡眠をとらずに出社してきている可能性が高い。
 犯罪という非日常的行動を隠したいと思うが故に、普段通りであろうと精一杯務めるはずだから仕事を休むとは思えない。
 その一方でボロを出さないように事件の事に関心がないフリをする、または逆に無駄に食いついてみせている可能性が高い。
 特に公開捜査になった11月2日、そして頭部が発見された11月6日に目立って犯人の行動に違和感があるはず。
 些細な変化や、違和感など周囲の人は気付いている可能性が高い。しかし犯行と結びつけるのは困難だ。
 犯人と分かった後で「ああ、そういえば・・・」っていうのは少なくない。


 そして被害者の帰宅経路も再度調べてみた。
 今度は方眼紙に地図を印刷し、帰宅経路とされている道を含むマスを塗りつぶし、その数から距離を算出してみた。
 そうしたらおよそ1840mと出た。誤差は多かれ少なかれあるだろうが。
 普通の人の歩行速度は時速4~5キロ。
 被害者が小柄な事を踏まえてもそんなに早くは無いはず。
 まあ大体23分~28分くらいで寮に着く事が分かった。
 被害者がバイト先を出たのが9:15頃。つまり遅くとも9:45頃には寮に着いていた筈である。
 寮の門限が0時なのでどこか、コンビニとかに寄って帰る事もあっただろうが、0月26日のコンビニの防犯カメラには被害者は映っていない。
 時間が時間だからやっている店も少ないだろうし、帰宅経路はほとんど住宅地。それにバイト先は大型ショッピングセンターだ。何かを買うよう時があるならばそこで済ませる可能性が高い。
 ってことは寄り道をした可能性は考え辛い。

 ただひとつ気になるとすれば、被害者が持っていたというゴミ。
 バイト先で出たものならショッピングセンターの集積所があるだろうし、そこに捨てたと考えるのが道理だ。
 それなのに警察はゴミの行方も気にしている。どういうことか?
 
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島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その26

2010.01.10 (Sun) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 島根女子大生死体遺棄事件、事件発生からすでに2ヶ月が経過し、事件解決の糸口は未だ見つかっていない模様。

 年末から年明けまで大したニュースもなかったですが、今週になってまたちらほらと新しい情報が。

 「遺体遺棄は早朝?」
 「待ち合わせの形跡なし」
 「靴発見現場で拉致?」

 あ、遺棄時間帯の記事は去年でした。

 いずれにしても目新しい物ではないですね。

 「遺棄は早朝?」にしても、警察は捜査初期の段階で分かっていたはず。
 警察が夜に臥龍山を車で入ることは困難というからには、車のヘッドライトの明かり程度では本当に無理なんだろう。

 「待ち合わせの形跡なし」にしても、警察はかなり初期の段階で被害者のケータイ履歴やPCのメールなどを捜査しているはず。
 ケータイにしてもPCメールにしても、サーバーに保存されているはずだから警察が本気になれば幾らでも調べられるだろう。
 だから被害者が誰かと待ち合わせして駐車場で犯人の車に自ら乗って・・・っていう仮説は端から無理があったはず。
 そもそも被害者の身近に犯人がいるのなら2ヶ月も警察が打つ手なしのわけがない。
 警察は被害者と犯人につながりがある事件にはめっぽう強い。
 それは推理小説の探偵とは違って犯行方法から犯人を追うのではなく、動機がある人間や疑わしい人間に当たりをつけて捜査するからだ。
 その反面、動機が見つからないなど凡人には理解不能な事件には弱い。
 そのために科学捜査があるわけだが、犯人がろくな証拠を残していないと捜査に行き詰る。

 だから警察は前科なしの「通り魔的犯行」ってやつに弱い。

 
 個人的に番狂わせなのが「靴発見現場で拉致?」ってやつ。
 まあこれは見出しが誇大広告な面が強いので、そのまま鵜呑みにしちゃいけないが。

 ・木が保護したお陰であまり汚れなかった可能性 → 遺棄直後に発見というわけでもなさそう
 ・落ち葉を集めている人がいる → 落ち葉に埋もれていなかったのはそのせいかも

 要するに「遺棄直後に発見とは言い切れない」ってこと。
 かといって「拉致したと気に脱げたとも言い切れない」わkで・・・どこかの政治家みたいに曖昧だな。

 私が思うに”カンガルーバーのついたベージュのRV車”が空振りだったんじゃなかろうか?
 それに輪をかけて上の二つの事実が明らかになって「あれ?初動捜査間違ってたんじゃね?」って思ったんじゃないか?


 あと気になるのが「被害者が退店したときに、ゴミの入った袋を持っていた」ってこと。
 このゴミってバイト先のもの?
 それとも個人的なもの?
 バイト先のものなら、スーパーのゴミ集積所とかにゴミを捨てにいったんじゃないの?
 でもゴミの入った袋は見つかってないっていってるけど、そこんとこどうなの? 

2010

2010.01.08 (Fri) Category : 日々徒然

 今年初更新。

 仕事始めで速攻函館行きだったりしてました。

 休み後半は小説をぼちぼちやってたんですが、あんまし進まなかったです。
 まあ、いつものことだけどね。

 今年の抱負・・・小説を賞に送る。
 ・・・毎年言ってる気がする。

 昨日、島根の事件で新しい記事がありました。
 それに関する考察はまた後日ってことで。

 2010年、今年もぼちぼち生きていきます。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その25

2009.12.31 (Thu) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 先回、”バラバラ”にしたのは犯行の隠匿を目的としたものであると推測した。

 では、なぜ犯行の隠匿の方法として”バラバラ”を選択したのか?

 犯人と被害者に接点が無ければ、死体をどこかテキトウな場所に放置しても問題は無かったはずだ。
 ”バラバラ”にするには手間とリスクがかかる。
 はっきり言って通り魔的な犯行だとそのリスクを負う必要がない。

 リスクを冒してまで”バラバラ”にした理由、それは殺害が犯人の住居、もしくは犯人と密接な関わりのある場所で行われた場合だ。

 もし犯人と密接に係わり合いのある場所で殺害した場合、そこに死体があるだけで犯人はお縄になる可能性が上がる。
 だから犯人は死体という一番厄介な証拠品を隠滅するためにバラバラにしたのではないか?

 前回考えたが、靴を遺棄したのは犯人が被害者と接触した場所、もしくは犯行現場を隠すためと推測した。
 
 そのことと合わせて考えるとこうだ。

 犯人が連れ込んだか、被害者が自らそこに来たのかはわからないが、犯人に密接に係わり合いのある場所に被害者は生きて入り、そこで殺害された。
 死体を隠滅するために犯人はバラバラにし、そして遺棄した。

 こう考えると拉致、殺害、解体、遺棄などの辻褄があってくる。

 そうなってくると非常に重大な意味を持つ”犯人に密接な係わり合いのある場所=殺害現場=解体現場”だ。
 恐らく顔の暴行も、後頭部の傷も、そして死体の解体もそこで行われたはず。
 それらの傷に残る遺留物などから特定は出来ないか?

 そしてそこは被害者の帰宅路とされている道から外れた場所にあるに違いない。

 被害者は生きて入ったのだから周囲からもさほど怪しまれないだろうし、そこから出るときは”バラバラ”だ。
 一番大きな胴体であえ、ボストンバックに収まる大きさだ。怪しまれる事もないだろう。

 このご時世、隣近所の関係は薄いし、大きな物音を立てても直接面と向かって苦情を言うのも気が引ける。

 だから案外住宅地の中にその”場所”があっても不思議ではない。



 

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その24

2009.12.30 (Wed) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察


 靴の遺棄から考える犯人像

 11月30日、丁度一ヶ月前に発見された被害者の住む寮近くで発見された靴であるが、被害者の購入経路あ流通状況を踏まえてそれが被害者のものである可能性が高いと断定された。

 しかしながら靴が発見された付近は10月28日から11月4日まで複数回にわたって警察が捜索しており、それは発見された数日前までに遺棄された可能性が高いとされている。

 そして発見された前日、11月29日の午前7時半に不審なカンガルーバーをつけたベージュのRV車が目撃されている。この車が靴の遺棄となにか関わりがあるかは判明していない。

 さて、犯人がなぜ死体発見後3週間近く経ってから靴を遺棄したのか?

 こういった事件でよく言われる「犯人のメッセージ」というやつか?
 それにしては中途半端な遺棄の仕方だ。
 そんなメッセージを伝えたいのに人通りの少ない道の側溝になんか捨てるだろうか?
 酒鬼薔薇事件みたいに学校の校門の上に頭部を遺棄するぐらいのパフォーマンスがあってもいいとおもうが。

 ではその逆、証拠の隠滅を図ったのか?
 それも薄い。
 すぐそばに国道バイパスが奔り、フェンスで仕切られていてその中にはおいそれと入ることはできなくなっている。
 そこに放り込めば発見は難しかっただろう。
 それに被害者の靴といえども血痕もついていないようなものだ。
 燃えないゴミにでも出せば何の疑いももたれずに夢の島送りに出来ただろう。

 それ以外の犯人の意図が見える。
 つまり”捜査の撹乱”
 
 靴が発見された直後には「被害者は靴の発見現場付近で拉致された可能性が・・・?」という報道もあったくらいだ。
 警察がその周辺を幾度も捜索していてその可能性をつぶす事ができなかったなら、警察はその犯人のミスリードに踊らされるところだったのではないか?

 犯人は警察が靴の発見を受けてそこで被害者が拉致されたと勘違いする事を期待した。
 
 だから被害者の帰宅路をネットなどで調べ、妥当そうなところを選び、靴を遺棄した。
 犯人は周到に考え、自らが捕まらないように立ち振る舞っている。
 犯人の予測不能の出来事により幾つかのボロが出てはいるが、しかし犯人がしたたかで狡猾なのは変わりない。

 では犯人は靴が遺棄された現場が拉致された場所だとミスリードして何をしたかったのか。

 恐らくではあるが、被害者が拉致された場所が判明すると犯人にとって不利になるのではないか。 
 つまり犯人と結びつきの強い場所、住居の近く、仕事場の近く、由縁のある場所などではないか。

untitled.JPG 左が被害者の帰宅路とされている道である。 
 果たして被害者が失踪当日にこの道を通ったかどうかは不明だが、警察はその可能性が高いと捜査しているみたいである。

 とりあえずこの道で拉致が可能そうなのは神社の境内を通るあたりからではないか。
 それまで、バイト先からスーパーに至るまでの道は比較的交通量が多そうだし、住宅などが密集している。

 その点、神社の境内からは鬱蒼と木々が茂り、満足に街灯もなさそうな道が続く。

 しかし問題点もある。
 神社内には車は進入できそうにない。つまり拉致には不向きだ。
 そして神社を抜けて通る山道は道幅がさほど広いわけでもなく、車が停まっていれば十二分に怪しまれそうで悪目立ちしそうだ。

 もし仮にこの道ではなく、神社前での目撃証言と合致する駅前からバスを通る道で帰ろうとしていたらどうか?
 この場合、国道脇をずっと歩き人目につきそうな場所が多い。
 駅前になれば賑やかになって余計に人目につきやすくなる。
 でも仮に被害者がどこかの建物に入ったならどうか?
 そこが犯人の管理する場所で、そこで暴行、殺害されたなら?


 「拉致されたのはどこか?」

 それが犯人と被害者を結びつける接点になるのは間違いない。
 なぜならそこで被害者と犯人は接触し、被害者はこの凄惨な事件に巻き込まれた”始まり”の場所なのだから。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その23

2009.12.28 (Mon) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 昨日、専門家のプロファイリング結果が出ましたね。

 以前にも述べましたけど、プロファイリングなんていうものは犯罪の統計学のようなもので、同じような犯罪の傾向や犯人像の平均値を出しているにすぎないわけだ。
 だから必ずしもプロファイリングがあたるというわけではない。なにせ”平均値”なのだからマイノリティは除外されている。
 
 このプロファイリングという捜査方法はアメリカや英国が先駆であり、日本も宮崎事件あたりを期にそれに倣うように捜査に導入され始めた。
 しかしながらアメリカや英国のプロファイリングをそのまま持ち込むことは出来ない。
 なぜなら文化も人種も犯罪性も違うのだから。
 だから実際の犯罪を糧としてデータを集め分析し、プロファイリングは独自に発展していかなくてはいけないものだ。

 そしてなによりプロファイリングには正確な情報が欠かせない。
 報道機関がやっているような(私もやっているが)プロファイリングもどきははっきり言って戯言でしかない。
 警察が伏せている情報、正確な数値、物証の精査によって得たきちんとした情報がなくては何の意味もないのだ。


 ま、プロファイリング談義はこれくらいにしてプロのプロファイル結果についてちょっと。

 「自己顕示欲があり、知的レベルも高い20代の男」 ・・・すんげーアバウトだな。
 
 また「切断された痕のある殺人事件で犯人が逮捕されたものは77件、うち74件が主犯格が男で、切断した理由は、運搬のためや証拠隠滅が9割以上を占める」とのこと。

 自己顕示欲のある人間ってーのは具体的にどんなのかは少々謎。
 つまり目立ちたがりってこと?

 バラバラの9割が証拠隠滅または運搬目的っていうデータは知らなかったな。まあ、そうだとは思っていたが。

 何を今更という感じのものばかりだが、”20代”と言ってるのには少々驚き。

 まさか犯人がご高齢だとは思っちゃいないが、車を運転できる18~50代、いや20代から50代と私は思っていたが。

 確かに考えてみれば被害者は19歳。
 今、私は24歳だが、今にして思えば高校卒業したころなんてまだ子供みたいなもんだ。
 被害者は真面目でしっかりした性格らしいが、まだ学生ということもある。

 要するに犯人の性的対象年齢はいったいどこらへんか、”ストライクゾーン”はどこか、ってことだ。

 物好きでもない限り20代の男が40代の女性を強姦目的で襲わないだろうし、ロリコンでもない40代の男は小学生に性的興奮を覚えないだろう。
  趣味嗜好は人それぞれだから一概には言えないが、わいせつ目的で男が女を襲うとしたら自分より年下を狙うのではないか・・・?はっきりいってかなり個人差があるだろうし、その相手にもよるのかもしれない。

 第一被害者の年齢を知る間柄だったとは思えない。
 だから”若い女性”を選び、偶々それが被害者だったのか。

 私個人としては”20代から30代の男”にしておきたい。



 犯人がわいせつ目的で被害者に近づいたことが前提になってますね。
 まあたぶんそうだろうけど。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その22

2009.12.27 (Sun) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 この度は”バラバラ”から犯人像に迫ってみる。

 その前にテレビなどでも度々登場する元監察医上野正彦氏の著作「死体は知っている」を久しぶりに読み返したところ、今回の事件と良く似た描写のところがあったので書いておく。

 P181 バラバラ殺人という項目のところだが、上野氏はここでバラバラ殺人は必ずしも猟奇的なものではなく、自己保身のため証拠隠滅のためにバラバラにすると言及している。

 「証拠を隠すためと同時に、死体を運搬しやすいように分割する。分散遺棄すれば、被害者の身元はわかりにくくなる。被害者が分からなければ、殺した本人に捜査が及ばない。・・・さらに乳房や陰部まで切り取られていると、変質者の犯行かなどと書き立てられるから、誰しもそう思ってしまうが、性別まで分からなくしたほうが身元はわかりにくくなる」 -本文より引用

 私もまったく同意見だ。
 バラバラ殺人となるとメディアはこぞって猟奇的だ、変質者だ、などと報道するが、安易すぎやしないか。
 ましてや信憑性の低い「食べられたあとがあった」などと騒ぎ、カニバリズムを持ち出して、挙句の果てには”ハンニバル・レクター”まで持ち出した。
 一体どこが今回の事件にそっくりか?
 もし仮に食べられたあとがあったなら、それは動物の可能性を考えるべきではないか?なにせ10日ほども山中にあったのだから。
 メディアはセンセーショナルにすれば視聴率が取れるし新聞も売れる。
 でも真実をぼかして何が報道か。

 ・・・話が逸れたので軌道修正する。

 はっきり言って私は最初から猟奇殺人犯という可能性はあまり考慮していない。
 まず遺棄の仕方が地味すぎるし、警察に対する挑戦的なところも感じない。

 しかしながら、埋めずに山中に捨てるという遺棄の詰めの甘さがひっかかる。
 それにバラバラにしたところでDNA鑑定ですぐに身元はわかる。これは上野氏の本の中でも書かれていたことだ。
 指紋を削ろうが、顔を潰そうが、焼こうが、DNA鑑定すれば一発だ。

 そこで記事を読み返していたところ、あることに気付いた。
 まず死体が遺棄されたであろう日付は警察の発表では10月26~31日。
 その一方、被害者が失踪して公開捜査され、報道されたのが11月2日。

 もしかしたら犯人はこんなに早く遺体が見つかったのは誤算だったのではないか?

 被害者の頭部が発見されるまでは女子大生の失踪事件にすぎず、発見以前の記事を見ると殺人事件に巻き込まれたという可能性なんて微塵も感じさせていない。
 11月4日の記事に至っては被害者がバイトを辞める予定だったという事に触れ、自発的な失踪という可能性すら匂わせている。

 もし頭部が見つからなければ失踪事件として数ヶ月もしないうちに風化していたかもしれない。

 その上、被害者が住む島根ではなく、広島県の臥龍山に遺棄された。つまり県警も違う。
 
 頭部が発見されたのがもっと後だったら、失踪事件と結び付けられなかったのではないか?

 DNA鑑定をすれば身元は割れる。
 でもそれは被害者の目星が付いていればの話だ。
 もしバラバラ遺体と被害者が結び付けられなかったなら、国内では年間10万人の失踪者が出ている現状において、その10万の中に埋没した可能性だってある。

 こうなると話は簡単になる。
 ”バラバラ”にしたのは犯行の隠匿のため。
 胸などを切除したのは性別を確認し辛くし、身元特定を困難にするため。
 (実際のところ骨盤の形や、DNAからも性別は分かる)

 犯人の誤算。
 想像以上にはやく失踪届けが出され、警察が捜査を開始したこと。
 そして山中に捨てた遺体が想像以上に早く見つかったこと。

 靴を遺棄したときと同様に、犯人は考えの甘いところがあるらしい。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その21

2009.12.26 (Sat) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 
img002.jpg








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 死体所見・・・ほとんどが公開されている情報ばかりです。

 目新しい事はほとんどないのですが、図にしてみると見方が少し変わったり。

 まずバラバラにしたといっても胴体をいじっていないのでそれだけで30キロ近い重さになります。

 そして胴体の大きさ。
 大体座高から頭部を引いたのが胴体の長さになるわけだが、日本人の座高は身長の53.5%。
 そして頭の大きさは小顔、頭でっかち関係なくどんな人もほぼ同じで22~25センチくらい。
 つまり被害者の胴体長さはおよそ55cmくらい。
 結構大きいし、重い。

 殺害方法や解体方法からも分かっていた事だが、犯人は力のある男の可能性が高い。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その20

2009.12.26 (Sat) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 殺害方法から考える犯人像

 この事件、どうしても”バラバラ”というところに目が行きがちだが、今回は「紐による絞殺」という点に注目してみる。

 まず絞殺とは索状、つまりひも状の物で頸部を絞め、窒息死させる事である。
 窒息死の中に絞殺と扼殺、溺死、圧死なども含まれるから注意したい。
 特に絞殺と扼殺は、紐で頸部を絞めるか、手で絞めるかという微妙な違いしかない。

 頸部を圧迫すると、頚動脈、頚静脈を閉塞する。これにより脳への血流が遮断されてまず気を失う。
 首にチョークを入れられると気絶するのと同じだ。
 これはものの数分で気絶に至る。

 気道を閉塞、狭窄状態にする事により窒息状態にする事ができるが、完全閉塞するのは難しく、窒息死に至るまでに十数分~数十分掛かる事さえある。

 また頚動脈洞を圧迫する事で、心拍の急停止や、呼吸抑制が起こることがあり、これらが単独、または複合的に発生する事によって死に至る。

 サスペンスドラマではものの数秒で殺しているが、あれはドラマ的描写に過ぎず、はっきり言って殺害方法として簡単なものではない。

 しかしメリットもある。
 まず殺害時に血が出ない。これはかなり大きな利点だ。
 殺害時に返り血を浴びたなら、犯人にとって不利な証拠になりかねない。
 そして殺害時に被害者は悲鳴を上げる事ができない。
 気道を閉塞されているから当然だが、この利点も大きい。

 要は、絞殺という殺害方法は人知れず殺害する殺し屋的(暗殺?)なプロ向けな方法だ。
 気道を完全に閉塞しようとすると15キロも力も必要だし、絞めるコツを掴んでないと時間を食う。
 正直言って、素人はナイフで刺し殺した方が確実なのだ。(まあナイフはナイフで問題があるが)


 まあそんなこんなでこの事件の犯人は絞殺という殺害方法として微妙な方法を使った。
 そのことからどんな事が分かるか。

 まず、紐という道具を使っているとはいえ殺害方法を選ぶ余裕が無かった。
 紐という凶器を使っているのだから、計画的な殺害ともいえるかもしれないが、ひも状のものは案外そこら辺にある。
 ネクタイ、バッグの肩紐、ストッキング、マフラー、コード、ベルト、ハンカチ、シートベルト・・・犯人が身に着けていたものかもしれないし、被害者が身に着けていたものかもしれない。
 
 それに絞殺や扼殺は往々にして衝動的なものが多いものだ。

 次の点だが、絞殺、扼殺という殺害方法の手段は衝動的であるのと同時に、被害者を”黙らせる”という意味合いも強い。
 先も述べたように頸部を絞めると声は出せない。
 なんらかの理由で被害者を悲鳴や声をあげて犯人は焦り、”黙らせる”ために被害者の首を絞め、そして殺害に至った可能性がある。

 そして前述通り窒息死には時間が掛かる。
 犯人は数分以上被害者の首を絞め続けたはずだ。
 それが前からか、背後からかは私はわからないが、死体を見れば索状の交差からそれは分かる事はずだ。
 それに被害者の首には吉川線があった。つまり被害者は必死で抵抗したはずだ。
 どちらにせよ犯人は被害者が必死でもがき、やがてぐったりと動かなくなるのを見ていたはずだ。
 それでも犯人は力を緩めなかった。
 「殺すつもりはなかった」などとは言わせない。
 そこには殺意か、犯罪の露呈に対する恐怖による自己保身かはわからないが明確な意思があったはずだ。


 もし以上のことが当てはまるのならば、この犯人は殺害が目的だったのではなく、結果”殺してしまった”ということになる。
 そうなると被害者に近づいた別の目的があるわけだ。
 となると”バラバラ”にしたのは”殺害”の後始末であり、猟奇性とは全く別の側面が見えてくる。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その19

2009.12.23 (Wed) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 先日発見されたプラスチック片が、電話帳の配布に使われる袋の物である可能性が高いとされた。

 それは一体何を意味するのか。

 まず電話帳(ぶっちゃっけタウンページ)の袋なんてそうそう手に入る代物ではない。
 金を払えば買うことも出来るが、普通の入手手段は電話加入者がNTTから年に一度貰うことだ。

 つまり昨今多い固定電話を持たずにケータイで済ますような若者は捜査対象から外れる。

 そしてなによりも年に一度しか手に入らないものをもっているとい事実。

 つまり最近手に入れたか、物持ちが良いかだ。

 そこで電話帳の発行時期を調べてみた。
 すると驚いた。
 島根の電話帳が発行されたのは2009、4月。届けられたのは3月らしい。
 事件があったのは10月26日。
 犯人が島根県在住だとしたらえらく物持ちが良い。

 そして次に調べた広島。
 なんと2009、12月。届けられたのは11月ということだ。

 死体が遺棄されたのは10月26~31日というのが警察の見立てだ。
 11月に届けられる電話帳の袋を使える可能性は低いが、もし仮になんらかの理由で早く手に入れることの出来た人間がいたのならば、はっきり言って島根県民よりも犯人である可能性は濃厚だ。

 いちおう島根の隣の山口県も調べたが島根と同じ2009、4月発行3月届けである。

 とりあえず警察は事業所を調べて両県の電話帳の購入履歴を調べるだろうし、袋を手に入れることの出来そうな事業所の人間も調べるだろう。

 えらく物持ちのいい島根県民か、それとも通常よりも早く電話帳を手に入れた広島県民か・・・。
 どちらのほうが可能性が高いだろうか?

近況

2009.12.22 (Tue) Category : 日々徒然

 久しぶりにフツーの日記です。

 先日の日曜で「JIN」終わりましたね。
 今シーズンは珍しくドラマを3本も観てました。
 「JIN」と「相棒」「ライアーゲーム2」です。

 なんか「JIN」の最終回に関して色々異論があるみたいですけど、結構妥当だと思うんですけどね。
 確かに普通に見ている人はすっきりしないところがあるとは思いますけど、もとはといえばあれの原作は漫画奈わけですし、漫画はまだ完結してないからそっちに配慮したんじゃないんですか?

 原作無視で好き勝手なドラマで独自の展開やって叩かれるのもあれば、原作尊重して肝心なところに触れないで叩かれるのもあるっていうのはなんとも勝手な話ですね。

 やろうと思えば続編作れる状態で終えてますから、TBSにその気があればやるんじゃないですか?
 視聴率も良かったみたいだし。
 まあ、あそこで終わっても別にいいと思いますけど。気になるヤツは漫画読めって話で。

 そういや、「もやしもん」がドラマ化するらしいっすね。
 まあ、アリだとは思うけど、キャスティングと演出次第ですね。
 無理に漫画テイストを出さないようにしてほしい。
 もともと「もやしもん」のアニメのオープニングが実写にCGをプラスしたものだったから実写もありだとは思ってましたけどね。

 さて、そろそろでクリスマスですね。
 まあ関係ないですが。
 そんなことより、今週末くらいで仕事納めとなりそうです。

 年末でP3Pをクリアしちゃいたいです。
 ってまだクリアしてなかったのかよ、って話ですが。


 さて話は変わり。
 最近はニコ動でゆっくり実況を観るのにハマってます。
 お気には「ブーメランハンター」と「ゆっくりMirror's Edge」と「ゆっくりアサシンクリード2」
 softolkの発音が思ったよりいいのと、他にも実声と聞き違えるほどよく出来たボイスソフトがあるってことに驚きました。
 実況などといいながらアフレコですけど、個人的にはギャーギャー支離滅裂な事を言う実況動画よりも、アフレコで考えられた台詞回しをするゆっくり実況の方が好き。

 ゆっくり実況じゃないけど、「英国淑女的に Mirror's edge」の魅せプレイが凄いです。
 タイムが速い訳じゃないけど、映画のワンシーンみたいなプレイの「魅せ方」がいい。

 

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その18

2009.12.22 (Tue) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 ちょっと島根の事件に関する面白い仮説を見つけた。

 なんでも「旧約聖書をモチーフにした儀式殺人」というものだ。
 本格推理読みとしては”儀式殺人”よりも”見立て殺人”と言いたい所だが。

 確かに着想は面白いし、よく調べたと思う。
 だけど現実的に考えてどうか?
 映画や小説じゃあるまいし、そこまで考えて殺人を犯すだろうか?

 ジェフリー・ダーマー、テッド・バンディ、エド・ゲイン、ジョン・ゲイシー、ヘンリー・ルーカス、世界的に有名な猟奇殺人犯のほとんどは己の欲望のままに殺人を重ねている。

 見立て殺人や儀式殺人はあくまで理性的なのに対し、猟奇殺人は本能的なものだ。

 しかしまあ、こんな世の中だし、どんなイカレヤロウがいても驚きはしない。
 なんてったってエロゲをリアルに持ち込もうとした輩もいたくらいだからね。
 
 そんなこんなで、その”儀式殺人”の可能性ってもんを検証してみる。

 被害者の名前が、聖地”エルサレム”の名前の由来と合致。
 遺棄された臥龍山の名前には、悪魔を意味する”竜”の字がある。
 浜田市と臥龍山の中間地点にある弥栄町は、ユダヤ教の唯一神の名前が転化したもの。
 ・・・・などなど。

 まず被害者の名前。
 それを犯人がこじつけたのならば、もちろん犯人は被害者の名前をどうにかして知り、そして被害者を選んで犯行に及んだ事になる。
 つまり被害者ありきの犯罪というわけだ。
 被害者は学生寮住まい、バイトをしているといっても交友関係はさほど広くは無いだろう。
 いったいどのようにして犯人は被害者の名前を知りえたのか。

 そして”平岡”という姓は、とある名字について調べているサイトで調べたところ全国で約46000人ほどいるらしい。
 ということは1万人におよそ四人ほどだから、そんなにメジャーではない。
 しかしながら広島には全国の10%以上の平岡さんがいるとそのサイトではあった。
 つまり広島においては平岡という姓はさほど珍しい名前ではないわけだ。
 ”都”という名前も同様だ。
 ちょっとランキングを調べるのは手間だったので調査は割愛したが、頻繁に目にする名前ではないが、もの珍しい奇抜な名前というわけでもない。
 犯人の毒牙に偶々掛かってしまった可能性は十二分にありえる。

 次に臥竜山という名前。
 Yahooで調べてみたところ、”竜(龍)”を含む地名は2452件あった。(重複などもあるかもしれないが)
 さらに”辰”は280件、こちらもユダヤ教で悪魔を意味する”蛇”は350件、さらには”悪”は97件だった。
 まあ、こじつけようと思えば全国各地にそういった名称は山ほどあるわけで。

 こじつようと思えば私も幾つか考えれますけどね。
 これまでの報道で内臓、恐らく女性器を犯人は切り取っていると思われます。(警察による発表はありませんが)
 ダヴィンチ・コードを観た人なら知ってると思うけど、女性器は聖杯の象徴だとか云々言ってましたよね。
 あ、これはキリスト教か。


 とまあ、名称云々のアナグラムだとかの仮説を上げるにしても、それに反論するにしても幾らでも言いようがあるわけで。
 同じ景色を見ていても、人は見たいモノを見るって話で水掛け論になりそうなんでここらへんまでにします。


 んでもって違う観点から、犯罪論としての反論つーか疑問を幾つか。

 同じサイトでもあったが、犯行日付など数字に関するこじつけがみつかっていないことだが、それをするするのなら山中に捨てるのではなく、転回場に捨てるべきだったのではないか?
 なにせナントカという湧き水を汲めるという観光地でもある転回場なら1週間も日を開けずに発見されただろうし、そのほうが犯人にとって都合が良かったのでは?

 それに死体を遺棄するにしても林道脇にポイ捨てするのではなく、方陣(ユダヤ教なら”ダビデの星”、キリスト教なら十字でも)を描くようにとか、もっと儀式的な感じに演出すべきだったのでは?

 まず死体が見つかるように遺棄したにしては中途半端すぎる。

 それに死体遺棄後、警察の捜査を撹乱するために靴を改めて遺棄したことに犯人の姑息さが見える。
 儀式殺人をするような人間が、そんな姑息なマネをするだろうか?



 あ、別に上記の仮説にいちゃもんつけてるわけじゃないので悪しからず。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その17

2009.12.21 (Mon) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 18日のニュースで捜査にプロファイリングを導入するらしいことが記事になってましたね。
 捜査にプロファイリングを入れるとは・・・相当捜査に行き詰ってるってことですね。

 プロファイリングっていうのは、統計からもとにした犯罪のいわば”平均値”を割り出すようなもの。
 普通の犯人ならどう行動するか、といったものを考えるもので、捜査方針の方向性を決める程度のものでしかない。
 それでも闇雲に調べ回るよりかは効率的だろう。


 それじゃあ私もプロファイリングみたいなことをしたいと思う。
 ・・・まあ、これまでしてきたことを簡単にまとめる程度のことだが。

 被害者を拉致した事、浜田市から遠く離れた臥龍山に遺棄したことを踏まえても車を所持し、車を運転できる年齢である可能性が高い。

 抵抗する被害者を絞殺、死体損壊方法として大型の刃物で一気に切断するという力業をしていることから男性である可能性が高い。
 
 執拗に死体を損壊しているにも関わらず埋める事もせずに死体を遺棄していることを考えても、犯人と被害者に面識はないと考えられる。

 被害者を拉致すること、死体を損壊する事、死体を遺棄する事、ともに目撃者などがおらず、不審な人間の存在がないことからも、犯人が非常に用心深く、慎重な性格であるといえる。
 また自己保身、捕まらないために死体を損壊することも厭わないということから犯人がプライドが高く、非常に外面を気にする性格なのがわかる。
 

 被害者を拉致した状況から鑑みたときの土地勘、犯罪者の死体遺棄をできるだけ遠くにしたいという心理と時間的余裕を鑑みたときの臥龍山という死体遺棄現場の位置関係を考えて、犯人は浜田市近郊に住んでいる可能性が高い。
 また、捜査の撹乱を狙い靴を遺棄した際、その現場周辺を警察が幾度も捜索しているという事実を知りえなかったことを踏まえても、学生寮周辺に住んでいない可能性が高い。

 死体損壊のための道具や水、電気などの確保、また近隣住民の目、不審情報が挙がっていないことを踏まえても犯人の住む住居、管理する建物で死体を損壊した可能性が高い。 

 靴が発見されていた時点で犯人はまだ被害者の衣服を所持していた可能性が高い。

 臥龍山で頭部、胴体、左脚しか発見されていない事、左脚の根元が破壊されているにもかかわらず左足首の関節が外されているという事実から、死体の損壊された順番に複数回に分けられて死体が遺棄された可能性が高い。そして頭部、胴体、左脚は一番最後に遺棄された可能性が高く、他の部位は他の場所、おそらく臥龍山とは別の方向にある場所に遺棄された可能性が高い。

 ・・・まあこんなところか。
 全然目新しい事がないです。
 新しい情報もないし、もうそろそろで2ヶ月ですしね。
 
 ところであの不審車両はどうなったんでしょうか。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その16

2009.12.18 (Fri) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 島根女子大生死体遺棄事件に関する記事が増えてきたのでカテゴリを作りました。

 先日、発見された靴が被害者の物とほぼ断定されましたね。
 なんでも島根で被害者のものと同じ靴は3足しかなく、他の2足は確認されたからだそうで。
 てっきり汗などからDNA鑑定をするものと思っていましたが。・・・できなかったでしたっけ?
 ってことは被害者の指紋も検出されなかったんですね。犯人が綺麗にしたんでしょう。抜かりの無い犯人です。

 今日は犯人の行動の時系列を考えて見たいと思います。
 その前に一つの仮定、犯人はなんらかの定職、もしくはバイトをもっている。
 これは車を維持できる収入源があること、車を自由に使える身分であるから家族の車を使用している可能性は低いことから推察できる。
 また車を運転できる年齢から学生の可能性は低い。大学生の可能性もあるが、先も述べた車を維持できる収入源のことや、寮近くの靴が発見された付近を警察が捜索していた事実を知らなかった可能性を考えると、その可能性は低いのではないかと考える。



 26日 21時半ごろ 
 被害者を拉致。犯人の自宅、もしくは犯人が管理している建物、長い間放置されている建物などに被害者を連れ込み、暴行。おそらくその深夜のうちに殺害。
 殺害がその日のうちだとしても、殺害の余韻などから解体はせずに放置。

 27日 7時~18時 仕事に出勤
 犯人がなんらかの定職についているならば、それを休む可能性は低い。
 なぜなら犯罪を犯したゆえによりいっそう普段どおりの行動を取るはず。
 
 18時~
 帰宅後、解体に取り掛かるも、思いもよらず難航したはず。
 死後硬直は大分緩んで入るものの、死体をとり回しには苦労したはず。
 まず両腕、両脚を胴体から切り離し、それを更に切断。
 未明を過ぎたころに一晩で解体を終えることを断念し、解体し終えていた両腕、右脚を持って外出。
 テキトウな場所を見つけて遺棄する。
 帰宅後、解体途中の死体を隠し、翌日の仕事のために就寝。

 28日 7時~18時 仕事に出勤
 
 18時~
 帰宅後、再び解体に取り掛かる。
 頭部の切断、左足の解体。だいぶ慣れ作業はスムーズに進む。
 解体を終え、人通りの少なそうな時間を見計らって外出。
 昨夜両腕、右脚を遺棄した場所とは違う場所を目指す。
 30分ほど車を走らせたところで、臥龍山の看板を見つけ、右折。
 記憶を頼りに林道を走らせ、走行しながら林道の脇に左足首、大腿骨を遺棄。
 転回場に到着すると車を止めて車を降り、頭部と胴体を遺棄。
 証拠を減らすため入れてきたビニル袋を回収し、帰宅。

 犯人は死体を遺棄する際、安全運転を心がけたはず。
 死体を積んでスピード違反や信号無視で捕まっては笑い話にもならない。


 想像をたくましくして書いてみたが如何だろうか。

 まず死体をバラバラにするのは体力的にも精神的にも簡単な事ではない。
 死後硬直があるから死後12~15時間は難しいはず。
 他のバラバラ殺人事件でも解体に2日要している件が多数見受けられるので、この事件も恐らく二日に分けているだろう。
 そして時間を置けば腐敗が進むため早めに始末したいだろうし、なにより犯人が死体を手元に置いておきたいわけもない。死体愛好者を除いてだが。
  
 そして臥龍山では頭部、胴体、左脚以外発見されていない事、左脚の根元は破損しているにもかかわらず左足首は関節を外すという高等テクを使っていることから解体の順序、複数個所への死体遺棄を予測した。

 恐らくではあるが両腕、右脚は臥龍山とは違う方向、そして時間的余裕から30分より短い時間で行ける場所に遺棄したと考えられる。

クイックセーブ&ロード

2009.12.16 (Wed) Category : 読書・映画感想


 
 「クイックセーブ&ロード」
 タイトルを見ての通り、リセット、タイムループモノです。
 タイムループものといえば、「キリサキ」「シナオシ」「終わる世界、終わらない夏休み」「All you need is kill」「DEAR 少女がくれた木曜日」とか読んだかな。
 リセットループものは数々読みましたが、これは読んだ中でもかなりゲーム色が強いです。
 斬新なのは自分の好きなところで”セーブ”が出来て、次回はそこから始められるという点。
 大概の作品は一定の場所を基点として”やり直し”するので、ちょっと目新しかったですね。
 主人公が死ぬ事に対して全く躊躇いがないという点はちょっと納得しづらいですけど(幾ら特殊な能力でも次がない可能性を考えないか?)、それ以外はなかなかいい。
 やり直すたびにストーリーが二転三転して、事件の多面性を見せるし、最後まで犯人を分からせないようにする工夫もいい。
 リセットものだからできる主要キャラの死というバットエンドも含めてるし、リセットものの旨味をふんだんに含んでいる。
 表紙のイラストが戯言シリーズの竹氏を髣髴とさせるスタイリッシュなものでいい。
 それにしても常盤先輩が良いキャラすぎる。

 「パラダイスロスト」
 なんか、イマイチでした。
 まず第一に、擬音語を書いちゃう?
 それってあまりにタブーじゃないかい?
 擬音語を使うとなると相当の技術がいるし、はっきり言って安易に使うとチープに見える。
 そして、結界?悪魔?
 握力75キロの女子高生でも充分奇抜なのに、わざわざ超常現象を組み込む必要あったのかな。
 簡単に言えば囚われのお姫様を悪者の手から救い出すっていうストーリーなのに、結界だの悪魔から力を受けてるだのの設定はいらない気が。
 ただ単純に救出劇を念入りに書けば結構面白いと思うんだけどな。
 それにその肝心の救出劇とか、悪者との格闘とかいう肝心な部分が全然ないし。
 なんつーか、肩透かし、拍子抜け。
 屋上での格闘まではそこそこ良かったんだけどな。
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