あるるかんの不定期日記
創作のような創作でないような
2008.08.29 (Fri) | Category : 日々徒然
学校を休みがちで、学校に来ていても体育の授業にでれないほど体が弱かった。
物静かな彼女の性格が、尚一層の事彼女を儚げな存在にしているようだった。
そんな彼女はピンクが好きだった。
服は上下共にピンク色で、文房具なんかも全部ピンクだった。
あのころはまだカラフルなランドセルなんかはなかったから、彼女はナイロン製のピンクのリュックを使っていて、みんながランドセルを使っているなか彼女だけ違う鞄を使っているのがとても印象的に映った。
ある下校時、僕はピンク色の人影をみつけた。
それをあの病弱な彼女であることに気付いた僕は気になって彼女のそばへと歩み寄った。
彼女は道端にしゃがみ込み、何かをじっと見つめていた。
僕は声をかけた。顔を上げた彼女の顔を見て、具合が悪いわけではなさそうなので少し安堵した。
彼女はアスファルトの上を指差した。
そこには傷を負った青虫がいた。轢かれたかどうかしたのか、体液が出て体の一部が潰れており、時たま体をピクピクと動かしている。
彼女は青虫を気遣っていた。
正直、僕には青虫なんてどうでもよかった。いや、この青虫は死ぬ、それがわかっていた。
それでもその場を立ち去れなかったのは、彼女が本当に青虫のことを心配し、助けたいと思っているのが感じ取れたからだった。
普通の女の子ならば虫を嫌うだろう。たとえ虫が死んでも哀しみはしないだろう。
でも彼女は虫さえも気遣う優しい子だった。
彼女はクスリで治らないか僕に尋ねてきた。
僕は青虫を助けれるとは考えていなかったが、彼女と一緒にどうやったらこの青虫を助けれるか考えてあげた。
そうしなければ、彼女に対して失礼だと思ったからだ。
結局その青虫がどうなったか覚えていない。
たぶん死んだのだろう。でももしかしたら、助かって蝶になったかもしれない。
小学校高学年の頃に僕が転校してから、彼女とは会っていない。
卒業アルバムも持っていないため彼女の名前どころか顔すらも思い出せない。
でも時々思い出す。
あの子は一体どんな人になったのだろうか、と。
視点の問題
2008.08.23 (Sat) | Category : 日々徒然
一人称と三人称である。
まあ、例外として二人称の小説もあるにはある、らしい。(お目にかかったことはないが。実はショートショートで一度書いたことがある)
まず三人称。
小説として一般的な書き方であり、その一方で物書きでない限りあまり使わない書き方ではある。
普段我々が書く文章、それは往々にして自分主観の”一人称”であり、三人称で書くことはまずない。
三人称とは第三者の視点であり、小説世界においていえば”語り部”の視点、”神”の視点と言ってもさしつかえない。この第三者は小説世界に介入できないことが常で、ストーリーにはなんの影も落とさない。
しかしその一方で、小説世界に影響を及ぼす”第三者”、もしくは小説世界の人間から関知されている”第三者”というものもあるにはある。これはメタフィクションの分類にあたり、ここでの話には関係ないので割愛する。
三人称を書く上で必要な事、それは語り部は徹底的に第三者の立場から物語を描き、登場人物の思考は反映させないということである。
小説によっては登場人物の内情を語り部があらわす趣向も存在するが、安易に用いると一人称とない交ぜになり文体の崩壊を引き起こしかねない。
次に一人称。
はっきり言って書くのは簡単だ。
普段我々が用いている文体が一人称だからだ。
手紙を書くとき、メールを打つとき、このようなブログに一文を載せるとき、すべては一人称であるといえる。
だからこそ小説を書く上では注意が必要である。
素人が書いても一人称ならそれほど失敗する事はない。
つまりよほど書き方がうまくないとどれも同じに見えてしまう、ということでもある。
西尾維新の「戯言シリーズ」然り、「涼宮ハルヒシリーズ」然り、どこかクセがあるならば印象を強くし、他の一人称の小説と一線を画する事ができる。
ライトノベルにはやたらと一人称が多いが、もうひとつ一人称をある理由から多用するジャンルがある。
そのジャンルとは、本格ミステリである。
本格ミステリにつきものの、叙述トリック。
これを成立させるためには一人称が必要不可欠なのだ。
本格のマナーとして、三人称においてAをBと偽って記述する事はできない。
しかし一人称の主人公の視点においてAをBと誤認しているのならば、AをBと表記する事が可能なのである。(例えているならば性別の誤認、人間の誤認などがある)
そして視点の主を読者に誤認させることも可能である。
ネタバレを含む可能性があるので深くは記述しないが、乙一の「GOTH」に入っている「犬」や、面白いところでは倖田來未の曲「Puppy」、中島みゆきの「空と君との間に」なんかもそうだろう。
・・・・・・全部犬じゃねぇかっていう突っ込みはなしね。
ぼちぼちでんな
2008.08.22 (Fri) | Category : 日々徒然
更新するの忘れてました。
現在は少し真面目に「ネバーランド」を執筆中。
現実とゲーム世界の二つの場面をストーリーを進めるのですが、ゲーム世界のシナリオを大幅に変えることになりそうです。
・・・30ページ分書き直し。ざっと40000文字。
現実のパートも大分書き足したり、書き直したりしてるので、かなり違う小説になりそうです。
明日は仕事で釧路なので、今日の夜のうちに出発になります。
釧路・・・やっぱり遠いですね。
戦術シュミ
2008.08.18 (Mon) | Category : 日々徒然
小説やんなきゃいけないのに・・・ちょっと今、戦術シュミレーションにハマってます。
きっかけはヒマだったので、W-ZERO3(アドエス) にネットで見つけたフリーのゲームをインストールしたこと。
タイトルは「SENGOKU」 名前のまんま戦国武将となって天下人となるゲーム。
米、訓練、兵、鉄砲、開墾、街づくりの6つしかステータスしかなくかなり質素な内容なんだけど、時間を潰すにはもってこいの内容で数十分あればクリアできる区切りのよさ。
他に何かないかなぁと探して今度はPCでフリーのゲームやってます。
ああ、小説は9月が締め切りなのにぃ・・・。
お盆休みでした
2008.08.15 (Fri) | Category : 日々徒然
昨日は富良野方面から回って帯広へ。
ラベンダーはほとんど終わってましたよ。
そして今日、苫小牧周りで帰ってきました。
今日の9時半ごろに中札内にある花畑牧場へ。
もち生キャラメルを買いにです。
・・・・・・滅茶苦茶混んでましたとも。二時間待ち。
しかも自分の土産を買うのでも、自分で食べるために買うのでもないのに2時間も並ばされるのって、すごくだるいですね。一人5個しか買えないので頭数がひつようなのです。
そういえばあの牧場の牧場主もいましたよ。よくテレビに出てるあの人です。
興味ないのでたいして見てないんですが、馬に乗ってうろちょろしてました。
どうにか生キャラメルを買って帰ろうとすると、駐車場にも入れない車が道路に並んでました。
・・・1kmは大袈裟かもしんないけど、めっちゃ並んでましたよ。
あの人たちは4時間待ちとかかも。ご苦労な事です。
海岸線と苫小牧―札幌間は霧&雨ですさまじい天気でした。
帰りに食べたわさびソフトクリーム、あれは微妙です。
まあ、こんな感じのお盆でした。
コナン62
2008.08.12 (Tue) | Category : 日々徒然
本日発売です。
もちコンビニでゲットしましたとも。
北海道は本屋に納められるのが遅いので、コンビニで手に入れる方が確実なのです。
いやぁ、今回の巻は期せずにあの人が登場しましたね。
オチは想像つきましたけど、話的に面白い感じに仕上がっていて出来がいいです。
そういや、夏休み恒例のアニメ版コナンが午前中にやってました。
これを見ると夏休みの季節だと実感します。
テレビオリジナルの話はどうしても二時間ドラマっぽい安いトリックが多いんですけど、一作だけ記憶に残るいいトリックの話があったなぁ・・・。
数十枚の仮面を使ったトリックなんですけど、あれは本格の匂いを感じるトリックでした。
ただし、どうしても凝ったトリックを使うとストーリーが稚拙になってしまうんですけどね。
そういや最近アニメのコナンを見てないな。
おりんぴっく?
2008.08.08 (Fri) | Category : 日々徒然
忘れてた。っていうか知らんかった。
今日、新聞見て初めて知ったよ。
ま、全然興味ねーや。
オリンピックにも、中国にも。
オオミズウオ
2008.08.07 (Thu) | Category : 日々徒然
連日暑くてやってられません。
最近P4ばっかやってて小説のことには全然触れてませんでしたけど、「Levonth Gi(r)L」は72000文字で止まってます。
どうもストーリー進行の一部が気に喰わないのと、キャラがあんまし死なない。(致死率30%)
しかも女キャラがひとりも死なない。(女キャラの比率が小さく、それそれが重要な位置なのもあるが)
それにちょっとややこしくしすぎたような気が。目指すがB級映画のノリなので、もっと単純なストーリーにしたいのですよ。例えば「スモーキンエース」とか「スズメバチ」みたいにひたすら銃をぶっ放す感じに。
なので考え直します。
そいで今は何を書いているかというと、本館にも載せてある「Standalone X Online」改め「NEVER LAND」。
要するに書き直してます。
事件が猫殺しから通り魔にレベルアップしたのと、キャラが幾分増えてます。
設定もちょっと変えたり、掛け合いをもっとウケ狙いにしたり、推敲してます。
P4ですが、菜々子を救出してから進めていません。
なぜかというとオオミズウオが釣れないから。
・・・くそう、こんなことなら通販で買っておけば良かった。
ちょっとお試し
2008.07.27 (Sun) | Category : 日々徒然
アマゾンのくるくるウィジェットを試してみました。
最低6つの商品が必要なので、今月注文した三作とP4、あと思い入れの深い一冊と、映像化されて見てみたい小説を入れてみました。
雨フル日ハ窓辺デ読書ヲ
2008.07.11 (Fri) | Category : 日々徒然
P4を手元に届くのは13日になりそうです。
発送されてから届くまでに時間が掛るから北海道は不便ですねぇ。
南米の密林で「神様のパラドックス」を購入しようとしたら、在庫切れで3~5週間待ちとか。
もう発売にはなっているので近くの本屋を探してみる事に。
この界隈で一番大きな本屋・・・不発。
ついでに寄ったゲオ・・・・・・・・・不発。
二番目に大きな本屋・・・・・・・・当たり。
探してみるもんですね。無駄に時間を使わずにすみましたよぅ。
気分を良くして前から欲しかったクッションを買いに家具屋へ。
ついでに小さな扇風機か、ベッドサイドに置くライトも物色すると、案外スタンドライトが安かったり。
半ば衝動買い的にポールタイプのライトを購入してまいました。
予算が1000円オーバー。・・・うーむ、お金を使いすぎたな。
小説はというと、やっとこさ70000文字越え。現在105ページ。残りは1/3ってところ。
ラノベ考察
2008.07.10 (Thu) | Category : 日々徒然
ラノベらしい小説とはどんなものか?
キャラクターノベルであることか?
ティーンズを対象にした小説である事か?
剣と魔法、SFにミステリ、なんでもありな設定のものか?
はたまたラノベのレーベルでイラストを付記されて出版されればなんでもラノベか?
「羅生門」や「こころ」も萌え萌えのイラストをつけて、崩した文章で書けばラノベになりえるのか?
じゃあ新しいラノベって?
リアリズムの探求?
そんなもの普通の小説だ。読者はアンチリアリズムを求めているの。
ではアンチリアリズムの探求?
だがラノベにおいて普通じゃない世界が書くのが常で、全然新しくはない。
前述したとおりラノベは「なんでもあり」だ。ラノベにはないジャンルは皆無と言っても過言ではない。
幾多のラノベが溢れ、蔓延し、飽食気味である。
どこかで聞いた設定。どこかで読んだストーリー。どこかで見たキャラクタ。
いつかのコピーはもういらない。
常に欲しいのはオンリーワンだけ。
今までにない、新しいモノ。それが欲しい。
実験的開拓地に訪れるのは常に刺激的なもの、新しいモノを求める貪欲な読者。
彼らに思い知らせろ。
いままでに経験したことがないモノを、その果てを。
僕はラノベを書きたいんじゃない。
ただ僕が書きたい小説が、ラノベというジャンルに区切られているだけ。
P4 前日
2008.07.09 (Wed) | Category : 日々徒然
なんか今日サミットの最終日らしいですね。
なんやかんやとずっと前からやっていたわりには、あっという間に終わりましたな。
札幌駅で異臭騒ぎがあったみたいですが、何事もなくてなにより。
ってか誰かの屁だったら笑えるけど。
明日はとうとう「ペルソナ4」発売・・・Amazonで予約してあるので、発送されて届くまでに時間があるため実際にプレイできるのは明々後日ぐらいになるとは思いますが。
今日「神様のパラドックス」でも買おうかと本屋に行ったのですが、売ってなかったです。あう。
アニメ化される「スカイ・クロラ」のシリーズがずらっと文庫化されてたり、「カクレカラクリ」も新書になってたり、「ICO」も新書で出てました。同じ本を二冊も持つ趣味はないので買いはしませんが。
夜になって雨がぱらついてます。降ったり止んだり・・・どうせ降るならまとまった雨を降らさんかい。
久しぶりの雨 でも蒸し暑い
2008.07.07 (Mon) | Category : 日々徒然
あついです、まじで
2008.07.05 (Sat) | Category : 日々徒然
風がないからか、ひどく暑く感じます。
夜になっても全然気温が下がりませんよぅ・・・。
なぜか不意に米澤穂信の「古典部シリーズ」を再読。
なんか読みたくなった。
読んでない本がいろいろあるのにねぇ。
現在新しいネタを構想中。
大筋は夏とロケットと火星移住。
ちょいSFっぽい感じにして、今の延長線上にあるそう遠くない未来が舞台。
民間でロケットを製作する学生チームと、ひょんなことから彼らと親しくなった火星に移住する事が決まっている少女との夏休みの間の交流、そして別れ・・・のようなもの。
火星移住に関するネタは以前に考えたネタを流用。
タイトルは「八月の宙(そら)」とか「蒼の軌跡」とか・・・まだ未定。
ってか「Levonth Gi(r)L」を書き上げなきゃ。
警官うじゃうじゃ
2008.07.04 (Fri) | Category : 日々徒然
一体今までどこにいたんだってくらい。(答え:全国から警官が出向してるらしい)
新道なんかは交差点ごとに警官が立ってるし、パトカーはうろうろしてるし。
数週間前は領事館近くにいたくらいだったんですけどね。
今札幌で犯罪を起こす馬鹿はいないでしょう。
サミット期間中が思いやられます。
ついでに自衛隊の輸送ヘリもけっこう飛んでます。
物々しいの一言です。そして自分にとっちゃ人事です。
この前中古で1,2巻を買って読んだんですが、あまり絵柄が好きじゃなかったです。
描写もけっこうグロイし。(グロイのは平気だけど)
っていうかヴァンツァー微妙じゃね?そもそもヴァンツァーの描写が少ない。
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