あるるかんの不定期日記
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その18
2009.12.22 (Tue) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
なんでも「旧約聖書をモチーフにした儀式殺人」というものだ。
本格推理読みとしては”儀式殺人”よりも”見立て殺人”と言いたい所だが。
確かに着想は面白いし、よく調べたと思う。
だけど現実的に考えてどうか?
映画や小説じゃあるまいし、そこまで考えて殺人を犯すだろうか?
ジェフリー・ダーマー、テッド・バンディ、エド・ゲイン、ジョン・ゲイシー、ヘンリー・ルーカス、世界的に有名な猟奇殺人犯のほとんどは己の欲望のままに殺人を重ねている。
見立て殺人や儀式殺人はあくまで理性的なのに対し、猟奇殺人は本能的なものだ。
しかしまあ、こんな世の中だし、どんなイカレヤロウがいても驚きはしない。
なんてったってエロゲをリアルに持ち込もうとした輩もいたくらいだからね。
そんなこんなで、その”儀式殺人”の可能性ってもんを検証してみる。
被害者の名前が、聖地”エルサレム”の名前の由来と合致。
遺棄された臥龍山の名前には、悪魔を意味する”竜”の字がある。
浜田市と臥龍山の中間地点にある弥栄町は、ユダヤ教の唯一神の名前が転化したもの。
・・・・などなど。
まず被害者の名前。
それを犯人がこじつけたのならば、もちろん犯人は被害者の名前をどうにかして知り、そして被害者を選んで犯行に及んだ事になる。
つまり被害者ありきの犯罪というわけだ。
被害者は学生寮住まい、バイトをしているといっても交友関係はさほど広くは無いだろう。
いったいどのようにして犯人は被害者の名前を知りえたのか。
そして”平岡”という姓は、とある名字について調べているサイトで調べたところ全国で約46000人ほどいるらしい。
ということは1万人におよそ四人ほどだから、そんなにメジャーではない。
しかしながら広島には全国の10%以上の平岡さんがいるとそのサイトではあった。
つまり広島においては平岡という姓はさほど珍しい名前ではないわけだ。
”都”という名前も同様だ。
ちょっとランキングを調べるのは手間だったので調査は割愛したが、頻繁に目にする名前ではないが、もの珍しい奇抜な名前というわけでもない。
犯人の毒牙に偶々掛かってしまった可能性は十二分にありえる。
次に臥竜山という名前。
Yahooで調べてみたところ、”竜(龍)”を含む地名は2452件あった。(重複などもあるかもしれないが)
さらに”辰”は280件、こちらもユダヤ教で悪魔を意味する”蛇”は350件、さらには”悪”は97件だった。
まあ、こじつけようと思えば全国各地にそういった名称は山ほどあるわけで。
こじつようと思えば私も幾つか考えれますけどね。
これまでの報道で内臓、恐らく女性器を犯人は切り取っていると思われます。(警察による発表はありませんが)
ダヴィンチ・コードを観た人なら知ってると思うけど、女性器は聖杯の象徴だとか云々言ってましたよね。
あ、これはキリスト教か。
とまあ、名称云々のアナグラムだとかの仮説を上げるにしても、それに反論するにしても幾らでも言いようがあるわけで。
同じ景色を見ていても、人は見たいモノを見るって話で水掛け論になりそうなんでここらへんまでにします。
んでもって違う観点から、犯罪論としての反論つーか疑問を幾つか。
同じサイトでもあったが、犯行日付など数字に関するこじつけがみつかっていないことだが、それをするするのなら山中に捨てるのではなく、転回場に捨てるべきだったのではないか?
なにせナントカという湧き水を汲めるという観光地でもある転回場なら1週間も日を開けずに発見されただろうし、そのほうが犯人にとって都合が良かったのでは?
それに死体を遺棄するにしても林道脇にポイ捨てするのではなく、方陣(ユダヤ教なら”ダビデの星”、キリスト教なら十字でも)を描くようにとか、もっと儀式的な感じに演出すべきだったのでは?
まず死体が見つかるように遺棄したにしては中途半端すぎる。
それに死体遺棄後、警察の捜査を撹乱するために靴を改めて遺棄したことに犯人の姑息さが見える。
儀式殺人をするような人間が、そんな姑息なマネをするだろうか?
あ、別に上記の仮説にいちゃもんつけてるわけじゃないので悪しからず。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その17
2009.12.21 (Mon) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
捜査にプロファイリングを入れるとは・・・相当捜査に行き詰ってるってことですね。
プロファイリングっていうのは、統計からもとにした犯罪のいわば”平均値”を割り出すようなもの。
普通の犯人ならどう行動するか、といったものを考えるもので、捜査方針の方向性を決める程度のものでしかない。
それでも闇雲に調べ回るよりかは効率的だろう。
それじゃあ私もプロファイリングみたいなことをしたいと思う。
・・・まあ、これまでしてきたことを簡単にまとめる程度のことだが。
被害者を拉致した事、浜田市から遠く離れた臥龍山に遺棄したことを踏まえても車を所持し、車を運転できる年齢である可能性が高い。
抵抗する被害者を絞殺、死体損壊方法として大型の刃物で一気に切断するという力業をしていることから男性である可能性が高い。
執拗に死体を損壊しているにも関わらず埋める事もせずに死体を遺棄していることを考えても、犯人と被害者に面識はないと考えられる。
被害者を拉致すること、死体を損壊する事、死体を遺棄する事、ともに目撃者などがおらず、不審な人間の存在がないことからも、犯人が非常に用心深く、慎重な性格であるといえる。
また自己保身、捕まらないために死体を損壊することも厭わないということから犯人がプライドが高く、非常に外面を気にする性格なのがわかる。
被害者を拉致した状況から鑑みたときの土地勘、犯罪者の死体遺棄をできるだけ遠くにしたいという心理と時間的余裕を鑑みたときの臥龍山という死体遺棄現場の位置関係を考えて、犯人は浜田市近郊に住んでいる可能性が高い。
また、捜査の撹乱を狙い靴を遺棄した際、その現場周辺を警察が幾度も捜索しているという事実を知りえなかったことを踏まえても、学生寮周辺に住んでいない可能性が高い。
死体損壊のための道具や水、電気などの確保、また近隣住民の目、不審情報が挙がっていないことを踏まえても犯人の住む住居、管理する建物で死体を損壊した可能性が高い。
靴が発見されていた時点で犯人はまだ被害者の衣服を所持していた可能性が高い。
臥龍山で頭部、胴体、左脚しか発見されていない事、左脚の根元が破壊されているにもかかわらず左足首の関節が外されているという事実から、死体の損壊された順番に複数回に分けられて死体が遺棄された可能性が高い。そして頭部、胴体、左脚は一番最後に遺棄された可能性が高く、他の部位は他の場所、おそらく臥龍山とは別の方向にある場所に遺棄された可能性が高い。
・・・まあこんなところか。
全然目新しい事がないです。
新しい情報もないし、もうそろそろで2ヶ月ですしね。
ところであの不審車両はどうなったんでしょうか。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その16
2009.12.18 (Fri) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
先日、発見された靴が被害者の物とほぼ断定されましたね。
なんでも島根で被害者のものと同じ靴は3足しかなく、他の2足は確認されたからだそうで。
てっきり汗などからDNA鑑定をするものと思っていましたが。・・・できなかったでしたっけ?
ってことは被害者の指紋も検出されなかったんですね。犯人が綺麗にしたんでしょう。抜かりの無い犯人です。
今日は犯人の行動の時系列を考えて見たいと思います。
その前に一つの仮定、犯人はなんらかの定職、もしくはバイトをもっている。
これは車を維持できる収入源があること、車を自由に使える身分であるから家族の車を使用している可能性は低いことから推察できる。
また車を運転できる年齢から学生の可能性は低い。大学生の可能性もあるが、先も述べた車を維持できる収入源のことや、寮近くの靴が発見された付近を警察が捜索していた事実を知らなかった可能性を考えると、その可能性は低いのではないかと考える。
26日 21時半ごろ
被害者を拉致。犯人の自宅、もしくは犯人が管理している建物、長い間放置されている建物などに被害者を連れ込み、暴行。おそらくその深夜のうちに殺害。
殺害がその日のうちだとしても、殺害の余韻などから解体はせずに放置。
27日 7時~18時 仕事に出勤
犯人がなんらかの定職についているならば、それを休む可能性は低い。
なぜなら犯罪を犯したゆえによりいっそう普段どおりの行動を取るはず。
18時~
帰宅後、解体に取り掛かるも、思いもよらず難航したはず。
死後硬直は大分緩んで入るものの、死体をとり回しには苦労したはず。
まず両腕、両脚を胴体から切り離し、それを更に切断。
未明を過ぎたころに一晩で解体を終えることを断念し、解体し終えていた両腕、右脚を持って外出。
テキトウな場所を見つけて遺棄する。
帰宅後、解体途中の死体を隠し、翌日の仕事のために就寝。
28日 7時~18時 仕事に出勤
18時~
帰宅後、再び解体に取り掛かる。
頭部の切断、左足の解体。だいぶ慣れ作業はスムーズに進む。
解体を終え、人通りの少なそうな時間を見計らって外出。
昨夜両腕、右脚を遺棄した場所とは違う場所を目指す。
30分ほど車を走らせたところで、臥龍山の看板を見つけ、右折。
記憶を頼りに林道を走らせ、走行しながら林道の脇に左足首、大腿骨を遺棄。
転回場に到着すると車を止めて車を降り、頭部と胴体を遺棄。
証拠を減らすため入れてきたビニル袋を回収し、帰宅。
犯人は死体を遺棄する際、安全運転を心がけたはず。
死体を積んでスピード違反や信号無視で捕まっては笑い話にもならない。
想像をたくましくして書いてみたが如何だろうか。
まず死体をバラバラにするのは体力的にも精神的にも簡単な事ではない。
死後硬直があるから死後12~15時間は難しいはず。
他のバラバラ殺人事件でも解体に2日要している件が多数見受けられるので、この事件も恐らく二日に分けているだろう。
そして時間を置けば腐敗が進むため早めに始末したいだろうし、なにより犯人が死体を手元に置いておきたいわけもない。死体愛好者を除いてだが。
そして臥龍山では頭部、胴体、左脚以外発見されていない事、左脚の根元は破損しているにもかかわらず左足首は関節を外すという高等テクを使っていることから解体の順序、複数個所への死体遺棄を予測した。
恐らくではあるが両腕、右脚は臥龍山とは違う方向、そして時間的余裕から30分より短い時間で行ける場所に遺棄したと考えられる。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その15
2009.12.12 (Sat) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
要するに警察は関連のありそうなところは虱潰しに探して、これ以上はもう何も見つからないと判断したってことですね。
では未だ見つかっていない体の部位、被害者の衣服や鞄などはどこにあるのか、今日はこれを考えてみる。
まず衣服など被害者の所持品。
11月30日に発見された左足の靴が、犯人が意図的に捜査の撹乱を狙って遺棄したことを踏まえていても、11月30日の時点でまだ所持していた可能性が高い。
あれから12日ほど経ってしまった現在でも未だに所持しているかは微妙なところだが、犯人の心理からして処分しづらいものであるのは確かだ。
もし処分するとなると燃えるゴミ、燃えないゴミとして捨てる可能性が高く、複数回に分け、同じゴミステーションに、というよりも出来るだけ分散させる可能性もある。
発見されていない部位はどうか。
犯人に死体愛好癖でもない限り、まだ所持している可能性は低い。
この事件の犯人は作業をこなすように的確に犯行を行っていることから、変質的な性癖は低いと考えられる。
警察が幾度に渡って臥龍山を捜索した事を踏まえても、他の部位が未だ臥龍山にある可能性は低い。
臥龍山とは別の場所に遺棄されたと考えるのが筋であると思われる。
島根県浜田市中心部から臥龍山まで約30キロほどある。
周辺には複数の山があり、国道沿いにも人家が少ないところが多く見受けられる。
サイズ的に投げ捨てることのできない頭部と胴体が臥龍山山頂に遺棄されたことを考えると、臥龍山山頂をゴールとして遺棄行脚を犯人は行い、締めとして臥龍山山頂で車を降り、遺棄したのではないかと推測する。
それは臥龍山へと足を向けた犯人の足取りからもそれは推察できる。
島根から国道186号線を南下し、臥龍山林道へと入るためにはなんの変哲もない交差点を曲り、しばらく行かないといけない。
近くにはキャンプ場があるから看板などはあると思うが、臥龍山に行こうと考えていなければあの交差点で右折するだろうか?
そのまま直進を続けて186号線を進んでもまだ周囲の山は続くし、島根から遠ざかったほうが犯人にとって都合が良かったはずだ。
つまり臥龍山という場所が犯人にとって心理的に近すぎず、また遠すぎてもいない絶妙な距離だったはずだ。
恐らくではあるが、犯人は臥龍山へと至る186号線の交差点までにあらかた部位を遺棄し終えていたのではないか。
残すは頭部と胴体、そして幾つかという状況で、犯人は車を降りて遺棄する必要に迫られていた。
さて、どこに捨てようか。車を降りて遺棄しても、人目につかないところ・・・。
そこに飛び込んできたのは臥龍山の看板。
ああ、あそこには林道があって頂上付近に転回場があった・・・などと思い至り、犯人は咄嗟にウインカーをあげたのではないか。
はっきり言って証拠も根拠もどこにもない。
あるのはただたくましい想像だけである。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その14
2009.12.11 (Fri) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
まず空き屋には電気も水道も通っていない。
これがないと解体も思うように出来ない。
まず血を洗い流すのに水が必要不可欠だ。
体重の13分の1が血液だから、一般的成人男子ならば5リットル強の血液がある事になる。
ペットボトルにして3本半。
意外と少ないかもしれないが、粘性が高く、15分程度で固まり、衣服に付けば黒ずんだ染みになる。
大型の刃物で勢いで切るような事をすれば、当然血が飛び散るから掃除が必要だ。
もちろん自分にも返り血がある。
着替えが必要だし、できれば終わってからシャワーを浴びたほうが良いだろう。
そして解体は明かりがないと難しい。
特に左足首は関節を外すということをしている。
懐中電灯の明かりでできるほど解体作業は容易ではないと思うが。
仮に昼間に作業をするとしても、真昼間から空き家に不法侵入するほど肝が据わっているだろうか?
それに空き家の前に車を留めたら近隣住民に不審に思われないだろうか?
解体作業なんて一晩で終わる作業ではない。
空き家に頻繁に出入りしていれば、当然不審に思われるだろう。
空き家で解体したとなると、被害者(生死を問わず)と道具を外から持ち込んだことになる。
大量の水、複数のポリ袋、大型の刃物、鋭利な刃物、雑巾類、着替え、滑り止めつき軍手は必須だ。
他に新聞紙、消臭剤、漂白剤、バケツ、マスク、ゴム手なんかもあったら便利かもしれない。
そんな大量の荷物を空き家に持ち込んで不審に思われないのか?
空き家で解体したとなると、拉致→暴行→殺害→空き家に移動→解体→遺棄か、拉致→空き家に移動→暴行→殺害→解体→遺棄、ということになる。
前者だと暴行と殺害に別の場所が必要だし、後者だと空き家に長い時間いることになる。
不法侵入して空き家を利用しているのなら、長い時間いるだけリスクを高めることになるわけだが、それを冒すだけのメリットがあるだろうか。
確かに空き家を利用すれば、そこから警察に辿られる可能性は低いわけだが、それだけに自分の証拠を残さないように徹底的に気を配る必要がある。
その点、犯人自身が所有する建物ならば警察の手が自分に及ばない限り安全だ。指紋があっても問題はないし、被害者を解体した証拠さえ見つからなければ言い逃れる事ができる。
そもそも犯人は被害者の拉致に車を利用した可能性が高いわけだから「行方不明になった周辺に空き家が多いこと」は関係ないだろう。
車を使えばどこにでも行って解体できるし、解体場所が近い必要はない。
最近の情報は兎に角流しておけ程度の当たり障りの無いものばかりだ。
このまえの犯人知人説と今回の空き家解体説ははっきり言って矛盾するものだ。
なんだか手当たり次第に可能性潰している気がする。
島根女子大学生死体遺棄事件に関する考察 その13
2009.12.06 (Sun) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
なんか今更になって「知り合いの可能性」なんて出してきましたね。
曰く、「ショッピングセンターを出てすぐに知り合いの車に乗ったのではないか」とか。
はっきり言ってそんなことは初めの段階で想像はついてるっての。
子供じゃあるまいし、大の大人の女性がそう簡単に拉致される筈がない。
最初からそこがネックだったし、一番の問題点だった。
でも神社前での目撃証言があったからその仮説を捨てたんだってーの。
確かに目撃証言に頼り切るものではあるけど、完全に捨てきるわけにもいかないんじゃないか?
だけど警察は目撃証言を端から無視している気がしてならない。
今日の読売の記事でも「平岡さんの前後1分間に出て、同じ南方向に帰った数人を特定したところ、いずれの人も、「騒ぎはなかった」「不審な車はなかった」などと証言した」ってことで、帰宅経路を南(当初言われていた被害者の従来の帰宅経路)で絞っている。
ところが目撃証言がある駅前方面はショッピングセンターから東だ。
ネットで手に入れた被害者の勤めるショッピングセンターの間取りを見てみたが、被害者が出たと思われる出口から建物の南角まで50~70mほど。
もしそこで被害者が東へ向かうために曲がっていればそこをまっすぐ行く人からは死角になるだろうし、見えなくなるだろう。
普通人が歩くスピードは時速5キロ。1分ならば83mほど歩くことになる。
尾行しているわけでもあるまいし、83mも先を歩く人間の存在を注視しているだろうか?
警察がなんらかの確信があって捜査範囲を狭めていることを願う他ない。
確かに拉致に関しては「知り合い説」を推したいのはわかる。
犯人一人で拉致するのは本当に難しいだろう。
それこそスタンガンかなにかで気絶させて車に乗せるくらいしか方法がない。
なんかのTVかどこかで見た覚えがあるのだが、車で轢いて怪我を負わせて拉致するという方法もあるらしいが、果たしてどうか?
まあ知人ならば送ってあげるなどといって車に乗せれば後は簡単だろう。
しかしだ、そうなると遺棄方法に関して矛盾が生じてくる。
この犯人、遺体をバラバラにして証拠隠滅するところまでは周到なのに対し、遺棄に関してはテキトーなのだ。
穴を掘って埋めればそうそう見つからなかっただろうし、そうなれば失踪事件になっていたかもしれないのに。
このことから犯人は遺体とそこに残る証拠さえ始末すれば、自らのところに警察が辿り着けないという自身があったのではないか、と推論できる。
つまりは行きずりの犯行ということである。
それに夜に車に乗せてもらう間柄ということは、顔見知り程度の関係ではなかろう。それこそ一定以上の信頼関係があったはずだ。
それほど近しい間柄の人間をバラバラにし、執拗に損壊できるだろうか?
証拠を隠滅するという目的ならただガソリンを撒いて火をつけるという方法もあったのではないか?
それに被害者の交友関係はそれほど広くない。
大学やバイト先など、限られてくるのではないか?
そういった交友関係の洗い出しは捜査の初期段階で行われているはず。
そこで何も出てこなかったから必死に山狩りをしたのでは?
「知り合い」説は何を今更という感が拭えない。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その12
2009.12.05 (Sat) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
まだ被害者のものという断定がまだなのでちょっと先走ることになるが、ここに靴を遺棄して警察の捜査のかく乱を狙ったのであれば、犯人はこの近辺になんら所縁はない、と言える。
なぜなら犯人がこの近辺に住んでいるのならば、あの周辺を警察が捜索したことを何らかの形で耳にしただろう。大学関係者ならば尚更だ。自分の学校の生徒が被害者の事件に関しては尚更耳ざといだろうし、噂話は多く耳にするだろう。特に学校というコミュニティにおいてそれは顕著ではないか?
それに犯人は自身の起こした犯罪であるからにして、興味がないフリをしながらも、注意して情報を集めているはずだ。
そんな状況下で大学の近く、大学寮の近くで警察の捜索があったことを知らないとは思えない。
よって犯人は発見現場周辺にいないことになる。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その11
2009.12.05 (Sat) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
しかしながら発見された靴が被害者のものかどうかがまだ警察からの発表がないので微妙なところですが。
そして発見された前日午前7時半に不審な車が目撃されています。
確かにあんなところに車を止めている事自体おかしなものですから靴との関連性は高いかもしれませんね。
調べてみると警察は10月28日~11月4日まで複数回捜索しており、11月5日以降も調べているらしいですから、これは警察が見落とした可能性は低いですね。
しかも靴に落ち葉があまりかかっていなかった点などからも発見直前に遺棄した可能性が高いですね。
ではどういう目的で犯人は遺棄したのか。
遺棄するには相当のリスクがつきもの。現に不審車両が目撃されている。その上、靴からも何か犯人に繋がるものが見つかるかもしれない。
そんなリスクを冒して靴を遺棄した理由とは?
確かにメッセージ性を感じる部分はある。
見つかっている物が、左大腿骨だったり、左足首だったり、左足の靴だったり、左に偏っているのは気になる。
一ヶ月も後にわざわざ寮近くに置いたのも気になる。
でも先回に述べたように、やっていることが中途半端すぎるのである。
劇場型犯罪というにはメッセージ性が弱い。
では警察の捜査をかく乱させるために?
その可能性はある。
幾らネットでいろんな情報を集めれようとも、警察の捜査範囲などの情報は見つけることが出来ない。
だから犯人は拉致現場をミスリードさせるために靴を遺棄した可能性はある。
つまり警察があそこを何度も捜索している事や、遺棄を目撃された事、遺棄してすぐに発見された事は想定外の出来事だったというわけだ。
そうなると、拉致現場の特定=犯人に近い場所ということではないか?
しかも一ヶ月も経ったこの時期に靴を遺棄したことを考えても、犯人は被害者の衣服をまだ持っている可能性が高い。
犯人の心理からして、ゴミとして捨てるほどの大胆な行動はできないはずだ。
下手に捨てるよりも隠し持っていたほうが安全と考えるはず。
そして目撃された不審車両。
これが犯人のものであるなら警察が犯人を特定するのは時間の問題だろう。
金属パイプのカンガルーバー(グリルガード)が付いている車なんてたかが知れている。
最近の車には付いてないから、昔のランドクルーザーとかサーフとかいった車だろう。
しかも色も分かっている。
それに遺棄したときに犯人は少なくとも遺体に触れたわけだから、運転席側のドアに血痕が付着したはず。
洗ってもそうかんたんに落ちるもんでもないから、ルミノール反応ですぐに分かるはず。
あとは家宅捜索でもすれば凶器とか解体した場所とか、被害者の衣服とかすぐに見つかるだろう。
目撃された車が犯人のものであれば、1週間もしないうちに決着がつくだろう。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その10
2009.12.01 (Tue) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
てっきり私は寮から東に伸びる道路上で発見されたものだと思っていたのだが、今日のニュースによると寮の北に続く山道と国道の横を走る側道の交わる場所を50m入ったところ。
もし被害者がこの近辺で連れ去られたしたら、あの二件の目撃証言はなんだったのか。
駅前での目撃を無視するとしても、9:30に神社前で目撃されたことが事実だとしたら、被害者の行動が非常に不可解になる。
まず神社前で目撃されたことから考えて駅前でバスに乗ろうとしたことには間違いはない。否、ただ駅前に用事があったという理由でもいい。
どちらにせよ駅前からの帰宅時に、靴が発見された場所を通ることはまずないだろう。
なにせ寮へのアクセスは大きく分けて3通りしかない。
被害者がバイト先への道としていた寮近くの国道の高架下を通る道と、その東にある三階小学校近くの高架下、そして寮の西にある高架下。
まず一番最後は外してもいいだろう。なにせ市街地を外れる小さな道だし、被害者の行動圏を外れる。
もし駅前から寮へ徒歩で帰るのならば、三階小学校近くの高架下を通るはずだ。
でも被害者の靴は寮近くの高架下付近で見つかっている。
三階小近くの高架下をとおりつつ、靴の発見された場所を通ることもできなくもないが、はっきりって遠回りだし、無駄だ。第一被害者はこの道が怖くてバイトを変えたという情報もあるくらいだ。わざわざこんなところを通る必要は無い。
では靴が寮近くの高架下付近で発見された事はなにを意味するのか。
つまり被害者は当初言われていた通りの帰宅経路を通って帰宅していた(すなわち2つの目撃証言はガセだった)
もしくは犯人が靴を遺棄した。
この二つに可能性は絞られる。
しかしながら疑問が残る。
まず前者の可能性だが、なぜ50mも入ったところで発見されたのか。
何度も言っているが被害者の帰宅経路とはいえ、被害者が側道に入る必要性は無い。ただ一時通過するだけである。
それなのに被害者の靴が50mも入ったところにあるということは、・・・犯人が連れ込んだ?
いや、いくら車を隠すためとはいえ50mも奥まったところにあっては犯人にとっても不便だろう。
なにせ50mといえば走って7~10秒は掛かる。幾らなんでも距離が開きすぎである。
では犯人に追われて被害者が逃げた?
それもおかしな話だ。
なにせ夜になると人気がなくなる道だ。そんなところに逃げ込まずに寮へ向かって走るか、もし寮への道に犯人が立ちふさがっていたのならば逆に向かって走りそうなものだ。
では後者はどうか。
仮に犯人が遺棄したとしてもおかしい気がする。
先日も言ったように、わざわざ犯人自ら物証を提供するようなものだ。
犯人の自己主張という可能性もなくもないが、そうだとしたら靴の片方だけというのも変な話だ。
それにもっと分かりやすい所に置くだろう。
そう靴があった場所が中途半端すぎるのである。
ニュースで見たが、側道の横には国道が奔り、フェンスが張り巡らされていた。
そこに投げ込めば発見は難しくなっただろう。
でも靴はその手前の側溝。隠そうとしたにしても発見させようとしたにしても中途半端すぎるのである。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その9
2009.11.30 (Mon) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
被害者のものと思われる靴が、被害者の住んでいた寮近くで発見されたそうです。
まずはそれが被害者のものかどうかの特定が先決ですが、もし仮に被害者のならばどういうことなのか。
10月末に警察はその周辺を捜索していたらしく、そのうえその靴は容易に目視できる位置にあったことから警察が見落とした可能性は低いだろう。
なにせ臥龍山のなかから数センチに満たない爪を発見した警察だ。見落としはないだろう。
つまり10月末に捜索後、犯人が遺棄した。
死体遺棄と同時期と考えるならば、死体遺棄も10月末ということになる。
警察の発表では遺体の状態から26~31日ごろということだったが、警察が捜索した日付と付き合わせれば、かなり時間を絞れるのではないか。
こればかりは手に入れられないので私個人はどうしようもないが。
・・・それにしても靴だけというのもおかしい気がする。
遺体から服を剥ぎ取り、別に遺棄するほど慎重な犯人である。
燃やすなりゴミとして出すなりしていてもおかしくはないはずだ。
被害者の衣服というのはそれだけでも犯人を特定できる証拠になりえることもある。
そんなものを被害者の住んでいた寮の近くに遺棄するなど安易なことをするだろうか?
では連れ去り時に脱げた?
でも被害者の履いていたのはスニーカー。まずそう簡単には脱げないと思うが。
第一に連れ去り時に脱げたのならば、警察が10月末に捜索した際にもあったはずだ。
・・・いやまて、10月末の時点ではまだ失踪事件だったはず。
ってことは警察もそういった遺留物に対して慎重ではなかった可能性もあるから、発見できなかった可能性もあるか。
確かに犯人が遺棄したとしたら少々不自然だ。
もし連れ去りだとしたらどういうことか。
寮から300mのところで連れ去られたということは、そこまで被害者は無事だったということ。
つまり駅前でなんらかの理由で最終のバスに乗ることができず、被害者は徒歩で帰宅。
そして寮の目前で連れ去られたということになる。
寮周辺は小高い場所に位置し、その周辺は大学関連施設があるほかは小規模な住宅地があるだけだ。
余所者は目立つだろうが、夜になると人気がなくなりそうだ。
つまり最初から被害者を狙っていたか、その周辺に住んでいる人間が犯人の可能性が高い。
いや、もっと言うと、被害者の交友関係の狭さから考えても大学関係者の可能性が高い。
しかも車を所有している人間ということを考えるとかなり幅が狭くなりそうだ。
この事件、キーは車だ。
島根女子大生遺棄事件に関する考察 その8
2009.11.27 (Fri) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
これは別のところに捨てられているという可能性を考えるべきじゃないでしょうかね。
一番大きな胴体と頭が臥龍山山頂に捨てられていることを踏まえると、他の部位は島根から臥龍山に至るまでの道沿いにあるのではないかと思いますが・・・少々距離があるので捜索するのは緩くはないでしょうね。
被害者にタトゥー云々という話は事件と全く係わり合いがないと思うし、出所が胡散臭いので端から気に留めていなかったのですが、新しく情報が全然上がらなくなってきたのでちょっと調べてみたんですが・・・酷いですね。
なぜ被害者が叩かれなければならないのか。
タトゥー=素行不良=ビッチ(この表現は実に腹立たしいですが、2chではこう表現しているので)という考え方がどうかしている。
まあ私としてもタトゥーに関して否定的ですが、タトゥーをシールで代用して粋がるのとどう大差があるのか?
ピアスやら髪を染めるのやらとどう変わるのか?
そもそもタトゥーといえど、親指の爪程度のものかもしれないではないか。
被害者が実際にいれていたとすれば大方アメリカに留学している際ではないかと考えるが、親元を離れ遠い異国の地にいてちょっと羽目を外した可能性もあるではないか。
なぜそれが=ビッチとなるのか理解に苦しむ。
それと再び刃物について。
25日配信のニュースで包丁とは違う特殊な刃物の可能性と捜査本部はみているとあった。
まあ、そんなこと分かりきった話だ。
普通の包丁はどんなに切れ味が良くてもかぼちゃを切るのがせいぜい。
直径20cmほどもあり、軸に骨が入る首を切断するのはままならないだろう。
このまえニュースで山口県沖で巨大なマグロを釣ったとかいう話があったので思いついたのですが、島根って山口の近くでしたよね。それも浜田市は港町。
ってことは大型魚の解体ってやんないんですかね。
つまり私が言いたいのは大型魚の解体用の刃物。
・・・ってこの予想は外れたんじゃないでしょうか。
浜田市の水揚げはカレイやアジといった小型魚ばかり。
マグロみたいなのはなかったです。
それに解体用の刃物も、調べてみた結果刃渡りが15cm程度と小ぶり。
てっきりもっと大きいものだと思っていたんですが、この大きさでは『一気に切断』するのは難しいんじゃないでしょうかね。
はっきり言って一番有力なのは日本刀なんですよね。
あれならば切断にちょっと技術がいるものの、刃物としては充分の能力がありますからね。
逆を言えば日本刀並みの切れ味、刃渡り、重さがなくては一気に切断できないってこと。
どうもニュースの首が「一気に切断」されていたってところを鵜呑みにしちゃいけないかもしれませんね。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その7
2009.11.25 (Wed) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
つまり犯人はなぜ殺害し、なぜバラバラにしたのか?
猟奇的な犯人を除き、自己保身型の犯人は証拠の隠匿や、事件そのものの隠匿、殺害方法を隠したり、欠損している部位を隠すなどの理由から死体をバラバラにする。
ではこの犯人はいったい何を隠そうとしているのか。
まず被害者の身元ではない。
被害者の身元を隠すのなら頭部を晒しておくはずがない。
殺害方法の隠匿でもない。
首を切断されてはいたが、索状痕が残っていたし、犯人が特定できるような特異な殺害方法でもない。
事件そのものの隠匿の可能性もあるが、それならもうすこし丁寧に遺棄してもよさそうなものだ。
犯人はもっと他の物を隠そうとしているのではないか。
そこで気になるのが後頭部に壁などに打ち付けた痕、肉のそぎ落とされた大腿骨、そして被害者を拉致した方法。
ちょっと発想を飛躍させてみる。
もしかして被害者は交通事故に巻き込まれたのではないか。
被害者は車に轢かれて転倒、脚を負傷し、後頭部を打ちつけ意識を失う。
意識を失った被害者を見て犯人は死んでいると気が動転し、事故を隠匿しようとして被害者を車に乗せて運ぶ。
しかし被害者は生きていることに気付き、犯人は後戻りできないと被害者の首を絞めて殺害。
車に轢かれた痕跡である大腿部などの痣を消すために肉を削ぎ、そこだけが削がれている事を隠すためにバラバラに、変質者の犯行に見せかけるために執拗に死体を損壊。
こう考えると幾つかの謎は説明できる。
まあ、たくましい想像の域をでないが。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その6
2009.11.24 (Tue) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
死体遺棄が殺害と同じ26~31日の月末までに行われていた可能性が高いとのこと。
屋外に放置した場合の死体の痛み方から6日に発見されるまでに焼く1週間は経過していているらしい。
なんか最初の情報と食い違っていてはっきり言ってやり辛い。
当初は腐敗が進んでないとか、落ち葉が積もってないから遺棄して間もないとか言っていたくせに。
死んでから時間を立つごとに死亡日時は分からなくなるから、こういった情報はずっと前に警察は手にしていたはず。ってことは今まで伏せておき、情報を小出しにしているってこと。
まあ、そんなことは百も承知だが、以前の情報と違う事を言うなという話だ。
大体、殺害と遺棄にそんなに時間的間隔があるとは思っていないが。
解体に時間が掛かるとはいえ、悠長にやっていては腐敗が始まってしまう。
死後硬直が始まってしまっては解体もし辛いし、緩むのを待っていては少なくとも1日はかかる。
殺害、解体、遺棄は一連の流れで行われたと考えるべき。
まあ仕事を持っている人間なら数日間に分ける可能性もあるが、死体を家において仕事に行けるか?と言われれば無理な気もする。
まあいずれにせよ、日本警察が26~31日の間に殺害、遺棄したとするのならばそれを信じるしかない。
こちらはただのミステリマニア、本をかじった程度の知識しかないし、モノも見てないからなんとも言えないし。
昨日、カニバリズムの痕跡云々という胡散臭いスレの記事について書きましたけど、あれって動物じゃね?
なんか動物が引きづった跡があるとかいう話もあったし。
内臓がなくなっているのも動物の仕業かも。
肉食動物は基本的に柔らかい内臓から食べるというから、内臓がなくなっていても不思議ではないと思う。
それに損壊の激しい胴体は、もともと四肢が切り落とされ、一番切断面が多く、血の出血も多かったはず。
それならば動物が引き寄せられてもおかしくはないはず。
なによりも一番の疑問。
犯人はどうやって被害者を拉致したのか。
被害者の顔面のうっ血や、殴打痕から考えても被害者はしばらくの間生きていた事は間違いない。
殺害してくるまで連れ去ったと考える事もできるが、駅前でそういったことをすれば被害者も声を上げて助けを呼んだだろうし、夜とはいえまだ9時半ごろなのだから誰も見ていないのはおかしい。
となると生きているときに連れ去り、どこかで殺害したと考えるのが自然ではなかろうか?
でもどうやって?
見ず知らずの人間の車にどうやって乗せられた?
被害者は夜道が怖いという理由で帰宅経路を変え、バイト先も変えたくらいだ。
そういったことに無用心だったとは考えられない。
ましてや真面目と評判の良い被害者のこと、夜遊びをするタイプではない。
見ず知らずの車に乗るようなことをするだろうか?
ではスタンガンかなにかで気絶させられて?
もしそうなら体に電流斑が残っているはずである。
特にスタンガンで気絶させるなら首か腹を狙わないとけないから、もしあるのなら警察が発見しているはずである。
薬物に関してもそうで、毒物検査をすれば一発だ。
そうなれば警察はその入手経路から犯人を追える。
どんな人間でも警戒せずに見ず知らずの人間の車に乗る可能性。
となるとタクシーか。
しかし、タクシーにはドライブレコーダーがあったはずだし、大手会社のタクシーは配車のためにGPSでロケーションされているはず。
あとは警察を騙る人間の車だったら騙されて乗ってしまうかもしれない。
最後と思われる目撃された時から寮へと向かうバスの最終便までたった15分。
たった15分の間、わずか700メートルほどの距離の間で何が起きたのか。
島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その5
2009.11.24 (Tue) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
ネットで見かけたスレで、捜査事情通からの話で『性器部分が切り取られていた』とか社会部記者の話では『犯人が肉片を食べた痕跡』があるとかなんとか。
捜査事情通の話は前の記事で書いていたように予測の範囲内だし、別に驚くことじゃない。
問題は記者の発言。
一体どこまでの確度なのか。はっきり言って胡散臭い。
そしてスレの中で、出所した酒鬼薔薇が広島にいるとのことで、警察が所在を確認したとか何とか。
これもまた出所が胡散臭いし、この事件の方向性と、酒鬼薔薇の方向性は別物だと思う。
ちょっと酒鬼薔薇の事件のあらましを調べたが、酒鬼薔薇事件は快楽殺人の色が強い。
子供臭い”殺人”や”首切り”などにたいする好奇心が事件の根本で、首を校門に置いたり、手紙を残したりしたのは犯人にありがちな”自己保身”からの行動。親に叱られるのが怖くて寝小便を隠す子供のようなノリだ。
酒鬼薔薇は殺人と首切りの間はほとんど興奮だけで、事件の隠匿を考えてない。
はっきり言って子供臭い犯罪だ。
そしてなにより、酒鬼薔薇はずっと以前から周囲から異様な行動が目撃されている。
更に複数の傷害事件からエスカレートしているところにも、快楽型の犯行パターンが見える。
その一方でこの事件の犯人はどうか。
この事件の猟奇性は、死体の執拗な損壊だけだ。
被害者の拉致も、遺棄も、他の部位さえも見つかっていない。
これは快楽殺人というよりも自己保身型のバラバラ殺人犯のような気がする。
さて、犯人像であるが、
1.男
解体方法が力が必要な大型の刃物を使ったものを選択している事。
また被害者が抵抗するなかでも紐で絞殺するという方法をしていることから力の点で有意な男である可能性が高い。
2.30~50歳
まず車を運転できる年齢であること。
親の監督を受けていない年齢である事。
おそらく一人暮らしであること。
犯行にそつが無く、一定以上の知能を有している事。
3.一戸建て(庭付き?)に一人暮らし?
被害者を監禁したり、解体する際の音が周囲にばれていない事。
滑り止めつき軍手、大型の刃物などを所有している事から比較的に地上的にDIYのような事をしているのではないか。
4.島根県浜田市近隣に数年以上在住(もしくは広島県)
臥龍山周辺に関する土地勘があること。
5.臆病で慎重、その一方で杜撰な一面もある。自己の体面を気にし、プライドが高い。周囲に気遣いを示す一方で、鬱憤を自己の内側に溜め込む傾向がある。周囲の人間からは”いい人”と見られることが多いが、あまり社交的ではなく近所づきあいもあまりない。
証拠を残さない犯行方法、死体を隠すためにバラバラにするという心理、また不審者が上がっていない事から。
・・・以上が個人的な考えによる戯言である。
島根女子大生死体遺棄事件についての考察 その4
2009.11.22 (Sun) | Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察
犯人はいつ殺害し、いつ解体し、いつ遺棄したのか?
事件の時系列を追うとこうなる。
10月26日 21:15ごろ 被害者バイト先を退店
21:30ごろ 最後の目撃証言?
11月2日 公開捜査にふみきる
11月6日 13:45ごろ 被害者の頭部発見
失踪から発見までおよそ11日も日が開いている。
そして警察が発表した死亡推定日時は死後7日(26~31日)というものだ。
5日に観光客が遺体発見現場周辺に行ったが異常は感じなかったとの証言はあるが、高低差があるためあまり当てにはならないだろうが、発見された遺体の上に落ち葉が積もっていなかったということを踏まえると、遺棄してから数日しか経っていなかったと考えるべきではないか。
となると時系列におかしな点が見えてくる。
殺害してから遺棄するまでの間隔が長すぎである。
最低でも5日も遺体を手元においていたのか?
むしろ被害者が比較的長い間生きていた可能性の方が高くないか?
警察の死亡推定日時の算出はおそらく腐敗の進行具合から算出したのだろう。
内臓の大部分がなくなっているということだから胃の内容物の消化の程度から算出はできなかっただろうし、もちろん直腸温度も調べれない。まあ調べれても時間が経ちすぎていて参考にはならなかっただろうが。
死後硬直も時間が経ちすぎて参考にはならないし、となると腐敗の進行具合から算出するしかあるまい。
おそらく警察は山の気温から算出しただろうから、もし死体がそこよりも暖かい場所に置いてあったなら腐敗速度は速くなり、死後7日よりも短くなる可能性が高い。
死後3日以上になると、推定日時がどんどん曖昧になり数日単位で幅が出来てくるからあまり細かい事はいえないが。
まあ素人考えですが。
だから私は被害者は11月に入るまで生きていたのではないか、と。
いや、いずれにせよ、拉致されてすぐに殺害されたのではなく、数日の間は生きていたはず。
そして犯人は被害者を数日の間監禁し、そして殺害する事に思い至った。
それは殺害方法からも分かる。
犯人は紐、という凶器を使っている。
ナイフとかいった刃物とは違い、一撃では殺せない。
少なくとも数分、長ければ十数分以上も首を絞め続けなければならない。
これは明確な殺意がなければ無理だ。
それから犯人は被害者を解体した筈だ。
死後、時間の経過と共に死後硬直が進んで12~15時間後には最高度に達し、ほぼ緩解するまで48時間も掛かる。
死後すぐに作業に掛からなければ、死後硬直が緩むまで待たないと作業は難しいだろう。
犯人は頭部を切断する際に横たえた被害者の右側につき、左手で被害者の顔を抑えて右手に大型の刃物を持った。
一度振り下ろすも手元がずれて切断するには至らず、再度刃物を振り下ろして首を切断した。
これは私は知りえた情報、
・顔に滑り止めつき軍手で押さえた痕があること
・首からあごにかけて鋭利な刃物によるキズ
・右利きが9割であること
・・・などから構築した想像に過ぎないのであしからず。
殺害するまでに5~7日程度、殺害し解体するのに2日程度、遺棄し発見されるまでに3~5日程度ではないかと私は推測する。
この事件、頭部が発見されるまではただの失踪事件だった。
あのまま発見されなければ、行方不明事件として皆の記憶から薄れていただろう。
恐らく犯人もそれを狙い、事件発覚さえされない完全犯罪を目論んだに違いない。
しかしながら事件発覚させないためにバラバラにし、被害者の存在を消そうとしていたにしては遺棄が雑すぎる。
そこに犯人のブレが見える。
だがその一方で、巷で言われているような残虐で快楽殺人犯のような印象は薄らいだのではないか。
確かに胸を抉り取る、内臓をとる、執拗に死体を傷つけるなどといったところは一般人には理解しがたい。
でももしこれが一種のミスリードならば?
シリアルキラーだと警察に思わせようと犯人がわざとしたのだとしたら?
以前にも述べたがバラバラ殺人犯は往々にして臆病だ。
自己保身に駆られるあまりに犯罪そのものを隠そうと必死になって、死体を無くしてしまおうとバラバラにするのだ。
江東マンションのバラバラ殺人の犯人も、警察が来た事で焦り、被害者を殺害し、バラバラにして事件を隠蔽しようとした。
失踪事件として事件そのものを隠そうとするこの事件の犯人も、同じような心理だろう。
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