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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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2025.04.15 (Tue) Category : 

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プシュケの涙

2009.12.15 (Tue) Category : 読書・映画感想

 

 
 プシュケ・・・ギリシャ神話に登場する人物。
  美の女神アフロディーテを凌駕する美しさからアフロディーテの妬みを買い、困難の多い恋に身を貶める。
  しかしその一途な愛からエロースと結婚し、神の仲間入りをすることになる。
  またギリシャ語で蝶も「プシューケー」なので、蝶の羽をもつ姿として描かれる事もある。

 話は一人の少女の飛び降り自殺を巡る物語。
 前半は飛び降り後、飛び降りを目撃した男子学生の視点で描かれる。
 そして後半は飛び降りをした少女の視点で描かれ、前半では触れられなかった少女の内面、環境が描かれる。

 決してハッピーエンドの話じゃない。
 なぜなら少女の死が始まりだから。
 
 だが話の中心となる由良が作中で言っていたように毎年自殺して死ぬ3万人のうちの一人としてだけでなく、生前の少女を描くことで彼女の死を掘り下げ、哀しい物語にしている。

 ただの飛び降りを調べる話かと思っていたら、どっこい違った。
 なんとも言えぬリリシズム。

 今回買ったのは4冊。
 ・クイックセーブ&ロード
 ・パラダイスロスト
 ・吼える遺伝子
 「このラノ」読んで面白そうなのを買ってみました。
 ああ、吼える遺伝子は違うけどね。
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島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その15

2009.12.12 (Sat) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 本日、遺留品の捜索が終了しました。

 要するに警察は関連のありそうなところは虱潰しに探して、これ以上はもう何も見つからないと判断したってことですね。

 では未だ見つかっていない体の部位、被害者の衣服や鞄などはどこにあるのか、今日はこれを考えてみる。

 まず衣服など被害者の所持品。
 11月30日に発見された左足の靴が、犯人が意図的に捜査の撹乱を狙って遺棄したことを踏まえていても、11月30日の時点でまだ所持していた可能性が高い。
 あれから12日ほど経ってしまった現在でも未だに所持しているかは微妙なところだが、犯人の心理からして処分しづらいものであるのは確かだ。
 もし処分するとなると燃えるゴミ、燃えないゴミとして捨てる可能性が高く、複数回に分け、同じゴミステーションに、というよりも出来るだけ分散させる可能性もある。

 発見されていない部位はどうか。
 犯人に死体愛好癖でもない限り、まだ所持している可能性は低い。
 この事件の犯人は作業をこなすように的確に犯行を行っていることから、変質的な性癖は低いと考えられる。
 
 警察が幾度に渡って臥龍山を捜索した事を踏まえても、他の部位が未だ臥龍山にある可能性は低い。
 臥龍山とは別の場所に遺棄されたと考えるのが筋であると思われる。
 島根県浜田市中心部から臥龍山まで約30キロほどある。
 周辺には複数の山があり、国道沿いにも人家が少ないところが多く見受けられる。

 サイズ的に投げ捨てることのできない頭部と胴体が臥龍山山頂に遺棄されたことを考えると、臥龍山山頂をゴールとして遺棄行脚を犯人は行い、締めとして臥龍山山頂で車を降り、遺棄したのではないかと推測する。

 それは臥龍山へと足を向けた犯人の足取りからもそれは推察できる。
 島根から国道186号線を南下し、臥龍山林道へと入るためにはなんの変哲もない交差点を曲り、しばらく行かないといけない。
 近くにはキャンプ場があるから看板などはあると思うが、臥龍山に行こうと考えていなければあの交差点で右折するだろうか?
 そのまま直進を続けて186号線を進んでもまだ周囲の山は続くし、島根から遠ざかったほうが犯人にとって都合が良かったはずだ。
 つまり臥龍山という場所が犯人にとって心理的に近すぎず、また遠すぎてもいない絶妙な距離だったはずだ。

 恐らくではあるが、犯人は臥龍山へと至る186号線の交差点までにあらかた部位を遺棄し終えていたのではないか。
 残すは頭部と胴体、そして幾つかという状況で、犯人は車を降りて遺棄する必要に迫られていた。
 さて、どこに捨てようか。車を降りて遺棄しても、人目につかないところ・・・。
 そこに飛び込んできたのは臥龍山の看板。
 ああ、あそこには林道があって頂上付近に転回場があった・・・などと思い至り、犯人は咄嗟にウインカーをあげたのではないか。

 はっきり言って証拠も根拠もどこにもない。
 あるのはただたくましい想像だけである。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その14

2009.12.11 (Fri) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 最近のニュースでは「空き家などで損壊の可能性」などと言ってますけど、はっきり言ってそれはどうか。

 まず空き屋には電気も水道も通っていない。
 これがないと解体も思うように出来ない。

 まず血を洗い流すのに水が必要不可欠だ。
 体重の13分の1が血液だから、一般的成人男子ならば5リットル強の血液がある事になる。
 ペットボトルにして3本半。
 意外と少ないかもしれないが、粘性が高く、15分程度で固まり、衣服に付けば黒ずんだ染みになる。
 
 大型の刃物で勢いで切るような事をすれば、当然血が飛び散るから掃除が必要だ。

 もちろん自分にも返り血がある。
 着替えが必要だし、できれば終わってからシャワーを浴びたほうが良いだろう。

 そして解体は明かりがないと難しい。
 特に左足首は関節を外すということをしている。
 懐中電灯の明かりでできるほど解体作業は容易ではないと思うが。
 仮に昼間に作業をするとしても、真昼間から空き家に不法侵入するほど肝が据わっているだろうか?

 それに空き家の前に車を留めたら近隣住民に不審に思われないだろうか?
 解体作業なんて一晩で終わる作業ではない。
 空き家に頻繁に出入りしていれば、当然不審に思われるだろう。
 
 空き家で解体したとなると、被害者(生死を問わず)と道具を外から持ち込んだことになる。
 大量の水、複数のポリ袋、大型の刃物、鋭利な刃物、雑巾類、着替え、滑り止めつき軍手は必須だ。
 他に新聞紙、消臭剤、漂白剤、バケツ、マスク、ゴム手なんかもあったら便利かもしれない。
 そんな大量の荷物を空き家に持ち込んで不審に思われないのか?

 
 空き家で解体したとなると、拉致→暴行→殺害→空き家に移動→解体→遺棄か、拉致→空き家に移動→暴行→殺害→解体→遺棄、ということになる。
 前者だと暴行と殺害に別の場所が必要だし、後者だと空き家に長い時間いることになる。
 不法侵入して空き家を利用しているのなら、長い時間いるだけリスクを高めることになるわけだが、それを冒すだけのメリットがあるだろうか。
 確かに空き家を利用すれば、そこから警察に辿られる可能性は低いわけだが、それだけに自分の証拠を残さないように徹底的に気を配る必要がある。
 その点、犯人自身が所有する建物ならば警察の手が自分に及ばない限り安全だ。指紋があっても問題はないし、被害者を解体した証拠さえ見つからなければ言い逃れる事ができる。

 そもそも犯人は被害者の拉致に車を利用した可能性が高いわけだから「行方不明になった周辺に空き家が多いこと」は関係ないだろう。
 車を使えばどこにでも行って解体できるし、解体場所が近い必要はない。

 最近の情報は兎に角流しておけ程度の当たり障りの無いものばかりだ。
 このまえの犯人知人説と今回の空き家解体説ははっきり言って矛盾するものだ。

 なんだか手当たり次第に可能性潰している気がする。

天地明察

2009.12.09 (Wed) Category : 読書・映画感想


 

 最近、島根女子大生死体遺棄事件のことしか書いてなかったですが、今日はちょっと読書感想。

 ジャンルは時代小説。中身は史実が基になってます。はっきり言って普段は読まないジャンルです。
 ですが作者はあのウブカタトウ氏(感じが出てこないのでこれであしからず)ですのでね。

 ぶっちゃけ発売直前までこの本が出るのを知りませんでした。
 知ったのは作者本人のブログで。
 あんまし最近のウブカタトウ氏の著作に興味がなかったのでスルーのつもりだったんですけど、作者自身の相当の入れ込み様が見てとれたので読んでみたくなりました。

 帯に偽りなし。滅法面白い。

 これまでのウブカタ氏の著作にあったイカレタ(褒め言葉です)文体は皆無。
 非常に読みやすかったし、面白かった。

 蒼穹のファフナーとか漫画とかゲームとかの原作をやったりしててマルチクリエイターみたいなことをやっていたみたいだけど、この「天地明察」で作家としてレベルアップした感じ。

 ぶっちゃけ最近のウブカタ氏の作品にあまり興味が持てなかったんですよね。
 シュピーゲルシリーズも一巻だけ読んでやめたし。
 確かに面白いんだけど、それ以上じゃない。
 シュピーゲルシリーズの構想も凄いんだけど、あまり惹かれない。

 なんだかウブカタ氏という天才というか奇才の上澄みのような気がして。

 「マルドゥックスクランブル」を読んだときに受けたあの衝撃があったからこそ、それを求めちゃう。

 正直言って「マルドゥックスクランブル」をリアルタイムで読めた俺は幸せものだと思う。
 三ヵ月連続刊行だったけど、1ヶ月が凄く待ち遠しかった。

 図書館で「ばいばい、アース」を見つけて読んだときも凄い衝撃を受けた。
 殴ったら人を殺せそうな分厚いあの本は最高だった。
 絶版になってプレミアがついて一冊4000円近くで取引されるのも納得のものだった。

 ウブカタ氏から搾り出した濃い一滴のような作品、それが「マルドゥック」であり、「ばいばい、アース」のような気がした。

 そしてこんな小説を書いてみたいとマジで憧れた。
 「マルドゥック」のあとがきでウブカタ氏が書いてるけど、書き終えると吐くような小説を書いてみたいとマジで思った。
 
 そんなウブカタ氏の作家としてのターニングポイントとなる小説が「天地明察」
 面白くないはずがない。

島根女子大学生死体遺棄事件に関する考察 その13

2009.12.06 (Sun) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察


 なんか今更になって「知り合いの可能性」なんて出してきましたね。
 曰く、「ショッピングセンターを出てすぐに知り合いの車に乗ったのではないか」とか。 

 はっきり言ってそんなことは初めの段階で想像はついてるっての。

 子供じゃあるまいし、大の大人の女性がそう簡単に拉致される筈がない。
 最初からそこがネックだったし、一番の問題点だった。

 でも神社前での目撃証言があったからその仮説を捨てたんだってーの。
 確かに目撃証言に頼り切るものではあるけど、完全に捨てきるわけにもいかないんじゃないか?

 だけど警察は目撃証言を端から無視している気がしてならない。

 今日の読売の記事でも「平岡さんの前後1分間に出て、同じ南方向に帰った数人を特定したところ、いずれの人も、「騒ぎはなかった」「不審な車はなかった」などと証言した」ってことで、帰宅経路を南(当初言われていた被害者の従来の帰宅経路)で絞っている。
 ところが目撃証言がある駅前方面はショッピングセンターから東だ。
 ネットで手に入れた被害者の勤めるショッピングセンターの間取りを見てみたが、被害者が出たと思われる出口から建物の南角まで50~70mほど。
 もしそこで被害者が東へ向かうために曲がっていればそこをまっすぐ行く人からは死角になるだろうし、見えなくなるだろう。
 普通人が歩くスピードは時速5キロ。1分ならば83mほど歩くことになる。
 尾行しているわけでもあるまいし、83mも先を歩く人間の存在を注視しているだろうか?

 警察がなんらかの確信があって捜査範囲を狭めていることを願う他ない。

 確かに拉致に関しては「知り合い説」を推したいのはわかる。
 犯人一人で拉致するのは本当に難しいだろう。
 それこそスタンガンかなにかで気絶させて車に乗せるくらいしか方法がない。
 なんかのTVかどこかで見た覚えがあるのだが、車で轢いて怪我を負わせて拉致するという方法もあるらしいが、果たしてどうか?
 まあ知人ならば送ってあげるなどといって車に乗せれば後は簡単だろう。

 しかしだ、そうなると遺棄方法に関して矛盾が生じてくる。

 この犯人、遺体をバラバラにして証拠隠滅するところまでは周到なのに対し、遺棄に関してはテキトーなのだ。
 穴を掘って埋めればそうそう見つからなかっただろうし、そうなれば失踪事件になっていたかもしれないのに。
 このことから犯人は遺体とそこに残る証拠さえ始末すれば、自らのところに警察が辿り着けないという自身があったのではないか、と推論できる。
 つまりは行きずりの犯行ということである。

 それに夜に車に乗せてもらう間柄ということは、顔見知り程度の関係ではなかろう。それこそ一定以上の信頼関係があったはずだ。
 それほど近しい間柄の人間をバラバラにし、執拗に損壊できるだろうか?
 
 証拠を隠滅するという目的ならただガソリンを撒いて火をつけるという方法もあったのではないか?

 それに被害者の交友関係はそれほど広くない。
 大学やバイト先など、限られてくるのではないか?
 そういった交友関係の洗い出しは捜査の初期段階で行われているはず。
 そこで何も出てこなかったから必死に山狩りをしたのでは?

 「知り合い」説は何を今更という感が拭えない。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その12

2009.12.05 (Sat) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 島根の事件を聞いて、読んだことがある小説に似ているなと思っていたんだが、やっと思い出した。
 
 我孫子武丸の「殺戮にいたる病」だ。
 
 そのなかで犯人が胸を切りとり、女性器を切り取って、後で自慰行為に使ってた。
 
 見立てだとは言わないが、奇妙な類似性はある。
 
 
 
 
 推理ではなく、これまでに明らかとなった事実をまとめてみる。
 
発見された物
      頭部
116日 臥龍山頂上近くの転回場付近で発見。
顔はうっ血、目は充血。後頭部に頭を打ちつけた痕。複数の殴打痕。
手袋(滑り止めつき軍手)をはめた手で強い力を加えた痕。
左ほほに足跡のようなもの。
首から顎にかけて刃物で切られた痕。首は一気に切断されている。
紐で絞められた痕に吉川線。
死後7日以上。遺棄されたのも発見7日以上。つまり2631日。
      胴体
118日 臥龍山頂上近くの転回場付近で発見。
性別が判別できないほど痛んでいる。
多数の鋭利な刃物による傷がある。(死後のもの)
火をつけた痕。胸、内臓がなくなっているとの情報もあり。
また、胸にタトゥーとの情報アリ。(信憑性不明)
      左大腿骨
117日 臥龍山林道入り口付近で発見。
肉や血が付着しておらず、犯人が削ぎ取ったものと思われる。
股間付け根部分が破損。
      左足首
119日 臥龍山中腹の林道右側で発見。
切断されずに関節が外されている。
      ポリ袋の一部
119日くらい 臥龍山遺体発見現場近くで発見。
被害者の血が付着。
取っ手部分。レジ袋大の大きさ。熱で焼けきれたような痕。
      足の爪らしきものと骨片
1119日 臥龍山山中で発見。
足の爪や爪の一部と見られるもの5点。
長さ約1cmの骨片。
      左の靴
1130日 学生寮近くの山道と国道の交わる高架下の側道にある側溝から発見。
 
 
 情報が錯綜した部分があるので、これまでの情報で予想できる事を整理したいと思う。
 
 
 
 目撃証言から被害者は駅前からバスに乗ろうとしていた可能性が高い。 
 
 犯人は強姦目的で拉致し、事を済ませてから殺害、証拠を隠匿する目的でバラバラにした。
 
 強姦、解体時に悲鳴や大きな音がでた可能性が高いことから、犯行現場は一軒家、近隣に家がないところの可能性が高い。
 しかし左大腿骨に血液がまったく付着していない事から、水が使える場所である可能性が高く、廃墟のようなところではないと思われる。
 
 性別が判別できないくらい遺体が損壊されていることを踏まえても、女性器が欠如している可能性が高く、そのことから考えても犯人は強姦目的で被害者を拉致したものと思われる。
 そして犯人は殺害後冷静に行動し、自らを犯人と結びつける証拠を隠匿するために、女性器を切り取ったり、胸を切除した可能性が高い。
 その際に大腿部もまた犯人を特定にいたる証拠(歯型など)があったために肉を削いだ可能性がある。
 
 遺棄の際も不要な証拠品を残さないように遺体を入れてきたポリ袋も持ち去っている。
 
 犯人は頭が切れ、冷静に行動している。
 犯罪に関して一定以上の知識を有していると思われる。
 
 その一方で杜撰な点も見られる。
 
 遺体を埋めなかったこと。これは腐敗速度を遅くしなため、もしくは遺体が見つかっても犯人に結びつかないという自信からわざとそうしなかった可能性もある。
 紅葉狩り、きのこ狩りが盛んな臥龍山に捨てたこと。
 土地勘があったというよりも、そこしか知らなかった、思い浮かばなかった可能性が高い。
 
 そして発見されていない部位、これは臥龍山に遺棄されていない可能性が高い。
 犯人が複数の山に分けて遺棄するメリットが低いことを考えても犯人が複数である可能性はある。
 
 犯人が複数犯であるとすると、頭が切れる一方で、杜撰だったりするところも納得できる。
 
 また複数犯であったならば、被害者を拉致するもの容易だったのではないか。
 
 
 そして11月30日に発見された靴。
 これは警察の捜査のかく乱を狙った可能性が高い。
 拉致現場を靴の発見場所と思わせるつもりだったが、警察が発見現場を何度も捜索していた事は想定外だったはず。
 そして目撃された不審車両が犯人のものであるなら、それもまた犯人にとって予想外であったはず。

 まだ被害者のものという断定がまだなのでちょっと先走ることになるが、ここに靴を遺棄して警察の捜査のかく乱を狙ったのであれば、犯人はこの近辺になんら所縁はない、と言える。
 なぜなら犯人がこの近辺に住んでいるのならば、あの周辺を警察が捜索したことを何らかの形で耳にしただろう。大学関係者ならば尚更だ。自分の学校の生徒が被害者の事件に関しては尚更耳ざといだろうし、噂話は多く耳にするだろう。特に学校というコミュニティにおいてそれは顕著ではないか?
 それに犯人は自身の起こした犯罪であるからにして、興味がないフリをしながらも、注意して情報を集めているはずだ。
 そんな状況下で大学の近く、大学寮の近くで警察の捜索があったことを知らないとは思えない。

 よって犯人は発見現場周辺にいないことになる。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その11

2009.12.05 (Sat) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 発見された靴に関して少し情報が出ているみたいですね。
 
 しかしながら発見された靴が被害者のものかどうかがまだ警察からの発表がないので微妙なところですが。

 そして発見された前日午前7時半に不審な車が目撃されています。
 確かにあんなところに車を止めている事自体おかしなものですから靴との関連性は高いかもしれませんね。

 調べてみると警察は10月28日~11月4日まで複数回捜索しており、11月5日以降も調べているらしいですから、これは警察が見落とした可能性は低いですね。
 しかも靴に落ち葉があまりかかっていなかった点などからも発見直前に遺棄した可能性が高いですね。

 ではどういう目的で犯人は遺棄したのか。

 遺棄するには相当のリスクがつきもの。現に不審車両が目撃されている。その上、靴からも何か犯人に繋がるものが見つかるかもしれない。
 そんなリスクを冒して靴を遺棄した理由とは?

 確かにメッセージ性を感じる部分はある。
 見つかっている物が、左大腿骨だったり、左足首だったり、左足の靴だったり、左に偏っているのは気になる。
 一ヶ月も後にわざわざ寮近くに置いたのも気になる。
 でも先回に述べたように、やっていることが中途半端すぎるのである。
 劇場型犯罪というにはメッセージ性が弱い。

 では警察の捜査をかく乱させるために?
 その可能性はある。
 幾らネットでいろんな情報を集めれようとも、警察の捜査範囲などの情報は見つけることが出来ない。
 だから犯人は拉致現場をミスリードさせるために靴を遺棄した可能性はある。
 つまり警察があそこを何度も捜索している事や、遺棄を目撃された事、遺棄してすぐに発見された事は想定外の出来事だったというわけだ。
 そうなると、拉致現場の特定=犯人に近い場所ということではないか?
 しかも一ヶ月も経ったこの時期に靴を遺棄したことを考えても、犯人は被害者の衣服をまだ持っている可能性が高い。

 犯人の心理からして、ゴミとして捨てるほどの大胆な行動はできないはずだ。
 下手に捨てるよりも隠し持っていたほうが安全と考えるはず。

 そして目撃された不審車両。
 これが犯人のものであるなら警察が犯人を特定するのは時間の問題だろう。
 金属パイプのカンガルーバー(グリルガード)が付いている車なんてたかが知れている。
 最近の車には付いてないから、昔のランドクルーザーとかサーフとかいった車だろう。
 しかも色も分かっている。
 それに遺棄したときに犯人は少なくとも遺体に触れたわけだから、運転席側のドアに血痕が付着したはず。
 洗ってもそうかんたんに落ちるもんでもないから、ルミノール反応ですぐに分かるはず。
 あとは家宅捜索でもすれば凶器とか解体した場所とか、被害者の衣服とかすぐに見つかるだろう。

 目撃された車が犯人のものであれば、1週間もしないうちに決着がつくだろう。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その10

2009.12.01 (Tue) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 どうも理解に苦しむ。

 てっきり私は寮から東に伸びる道路上で発見されたものだと思っていたのだが、今日のニュースによると寮の北に続く山道と国道の横を走る側道の交わる場所を50m入ったところ。

 もし被害者がこの近辺で連れ去られたしたら、あの二件の目撃証言はなんだったのか。

 駅前での目撃を無視するとしても、9:30に神社前で目撃されたことが事実だとしたら、被害者の行動が非常に不可解になる。
 まず神社前で目撃されたことから考えて駅前でバスに乗ろうとしたことには間違いはない。否、ただ駅前に用事があったという理由でもいい。
 どちらにせよ駅前からの帰宅時に、靴が発見された場所を通ることはまずないだろう。

 なにせ寮へのアクセスは大きく分けて3通りしかない。
 被害者がバイト先への道としていた寮近くの国道の高架下を通る道と、その東にある三階小学校近くの高架下、そして寮の西にある高架下。

 まず一番最後は外してもいいだろう。なにせ市街地を外れる小さな道だし、被害者の行動圏を外れる。
 
 もし駅前から寮へ徒歩で帰るのならば、三階小学校近くの高架下を通るはずだ。
 でも被害者の靴は寮近くの高架下付近で見つかっている。
 三階小近くの高架下をとおりつつ、靴の発見された場所を通ることもできなくもないが、はっきりって遠回りだし、無駄だ。第一被害者はこの道が怖くてバイトを変えたという情報もあるくらいだ。わざわざこんなところを通る必要は無い。

 では靴が寮近くの高架下付近で発見された事はなにを意味するのか。

 つまり被害者は当初言われていた通りの帰宅経路を通って帰宅していた(すなわち2つの目撃証言はガセだった)
 もしくは犯人が靴を遺棄した。
 この二つに可能性は絞られる。

 しかしながら疑問が残る。
 まず前者の可能性だが、なぜ50mも入ったところで発見されたのか。
 何度も言っているが被害者の帰宅経路とはいえ、被害者が側道に入る必要性は無い。ただ一時通過するだけである。
 それなのに被害者の靴が50mも入ったところにあるということは、・・・犯人が連れ込んだ?
 いや、いくら車を隠すためとはいえ50mも奥まったところにあっては犯人にとっても不便だろう。
 なにせ50mといえば走って7~10秒は掛かる。幾らなんでも距離が開きすぎである。

 では犯人に追われて被害者が逃げた?
 それもおかしな話だ。
 なにせ夜になると人気がなくなる道だ。そんなところに逃げ込まずに寮へ向かって走るか、もし寮への道に犯人が立ちふさがっていたのならば逆に向かって走りそうなものだ。

 では後者はどうか。
 仮に犯人が遺棄したとしてもおかしい気がする。
 先日も言ったように、わざわざ犯人自ら物証を提供するようなものだ。
 犯人の自己主張という可能性もなくもないが、そうだとしたら靴の片方だけというのも変な話だ。
 それにもっと分かりやすい所に置くだろう。
 そう靴があった場所が中途半端すぎるのである。
 ニュースで見たが、側道の横には国道が奔り、フェンスが張り巡らされていた。
 そこに投げ込めば発見は難しくなっただろう。
 でも靴はその手前の側溝。隠そうとしたにしても発見させようとしたにしても中途半端すぎるのである。

 
 

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その9

2009.11.30 (Mon) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 今日新しい発見がありましたね。
 被害者のものと思われる靴が、被害者の住んでいた寮近くで発見されたそうです。

 まずはそれが被害者のものかどうかの特定が先決ですが、もし仮に被害者のならばどういうことなのか。

 10月末に警察はその周辺を捜索していたらしく、そのうえその靴は容易に目視できる位置にあったことから警察が見落とした可能性は低いだろう。
 なにせ臥龍山のなかから数センチに満たない爪を発見した警察だ。見落としはないだろう。
 
 つまり10月末に捜索後、犯人が遺棄した。

 死体遺棄と同時期と考えるならば、死体遺棄も10月末ということになる。
 警察の発表では遺体の状態から26~31日ごろということだったが、警察が捜索した日付と付き合わせれば、かなり時間を絞れるのではないか。
 こればかりは手に入れられないので私個人はどうしようもないが。

 ・・・それにしても靴だけというのもおかしい気がする。
 遺体から服を剥ぎ取り、別に遺棄するほど慎重な犯人である。
 燃やすなりゴミとして出すなりしていてもおかしくはないはずだ。

 被害者の衣服というのはそれだけでも犯人を特定できる証拠になりえることもある。
 そんなものを被害者の住んでいた寮の近くに遺棄するなど安易なことをするだろうか?
 
 では連れ去り時に脱げた?
 でも被害者の履いていたのはスニーカー。まずそう簡単には脱げないと思うが。

 第一に連れ去り時に脱げたのならば、警察が10月末に捜索した際にもあったはずだ。
 ・・・いやまて、10月末の時点ではまだ失踪事件だったはず。
 ってことは警察もそういった遺留物に対して慎重ではなかった可能性もあるから、発見できなかった可能性もあるか。

 確かに犯人が遺棄したとしたら少々不自然だ。

 もし連れ去りだとしたらどういうことか。
 寮から300mのところで連れ去られたということは、そこまで被害者は無事だったということ。
 つまり駅前でなんらかの理由で最終のバスに乗ることができず、被害者は徒歩で帰宅。
 そして寮の目前で連れ去られたということになる。

 寮周辺は小高い場所に位置し、その周辺は大学関連施設があるほかは小規模な住宅地があるだけだ。
 余所者は目立つだろうが、夜になると人気がなくなりそうだ。
 
 つまり最初から被害者を狙っていたか、その周辺に住んでいる人間が犯人の可能性が高い。
 いや、もっと言うと、被害者の交友関係の狭さから考えても大学関係者の可能性が高い。
 しかも車を所有している人間ということを考えるとかなり幅が狭くなりそうだ。

 この事件、キーは車だ。
 
 

島根女子大生遺棄事件に関する考察 その8

2009.11.27 (Fri) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 臥龍山の捜索がまた打ち切られましたね。
 これは別のところに捨てられているという可能性を考えるべきじゃないでしょうかね。
 一番大きな胴体と頭が臥龍山山頂に捨てられていることを踏まえると、他の部位は島根から臥龍山に至るまでの道沿いにあるのではないかと思いますが・・・少々距離があるので捜索するのは緩くはないでしょうね。

 被害者にタトゥー云々という話は事件と全く係わり合いがないと思うし、出所が胡散臭いので端から気に留めていなかったのですが、新しく情報が全然上がらなくなってきたのでちょっと調べてみたんですが・・・酷いですね。

 なぜ被害者が叩かれなければならないのか。
 
 タトゥー=素行不良=ビッチ(この表現は実に腹立たしいですが、2chではこう表現しているので)という考え方がどうかしている。
 まあ私としてもタトゥーに関して否定的ですが、タトゥーをシールで代用して粋がるのとどう大差があるのか?
 ピアスやら髪を染めるのやらとどう変わるのか?

 そもそもタトゥーといえど、親指の爪程度のものかもしれないではないか。

 被害者が実際にいれていたとすれば大方アメリカに留学している際ではないかと考えるが、親元を離れ遠い異国の地にいてちょっと羽目を外した可能性もあるではないか。

 なぜそれが=ビッチとなるのか理解に苦しむ。


 それと再び刃物について。

 25日配信のニュースで包丁とは違う特殊な刃物の可能性と捜査本部はみているとあった。
 まあ、そんなこと分かりきった話だ。
 普通の包丁はどんなに切れ味が良くてもかぼちゃを切るのがせいぜい。
 直径20cmほどもあり、軸に骨が入る首を切断するのはままならないだろう。

 このまえニュースで山口県沖で巨大なマグロを釣ったとかいう話があったので思いついたのですが、島根って山口の近くでしたよね。それも浜田市は港町。
 ってことは大型魚の解体ってやんないんですかね。
 つまり私が言いたいのは大型魚の解体用の刃物。

 ・・・ってこの予想は外れたんじゃないでしょうか。
 浜田市の水揚げはカレイやアジといった小型魚ばかり。
 マグロみたいなのはなかったです。

 それに解体用の刃物も、調べてみた結果刃渡りが15cm程度と小ぶり。
 てっきりもっと大きいものだと思っていたんですが、この大きさでは『一気に切断』するのは難しいんじゃないでしょうかね。

 はっきり言って一番有力なのは日本刀なんですよね。
 あれならば切断にちょっと技術がいるものの、刃物としては充分の能力がありますからね。

 逆を言えば日本刀並みの切れ味、刃渡り、重さがなくては一気に切断できないってこと。

 どうもニュースの首が「一気に切断」されていたってところを鵜呑みにしちゃいけないかもしれませんね。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その7

2009.11.25 (Wed) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 今回はハウダニットではなく、ホワイダニットで考えてみる。
 つまり犯人はなぜ殺害し、なぜバラバラにしたのか?

 猟奇的な犯人を除き、自己保身型の犯人は証拠の隠匿や、事件そのものの隠匿、殺害方法を隠したり、欠損している部位を隠すなどの理由から死体をバラバラにする。

 ではこの犯人はいったい何を隠そうとしているのか。

 まず被害者の身元ではない。
 被害者の身元を隠すのなら頭部を晒しておくはずがない。

 殺害方法の隠匿でもない。
 首を切断されてはいたが、索状痕が残っていたし、犯人が特定できるような特異な殺害方法でもない。

 事件そのものの隠匿の可能性もあるが、それならもうすこし丁寧に遺棄してもよさそうなものだ。

 犯人はもっと他の物を隠そうとしているのではないか。

 そこで気になるのが後頭部に壁などに打ち付けた痕、肉のそぎ落とされた大腿骨、そして被害者を拉致した方法。

 ちょっと発想を飛躍させてみる。
 もしかして被害者は交通事故に巻き込まれたのではないか。

 被害者は車に轢かれて転倒、脚を負傷し、後頭部を打ちつけ意識を失う。
 意識を失った被害者を見て犯人は死んでいると気が動転し、事故を隠匿しようとして被害者を車に乗せて運ぶ。
 しかし被害者は生きていることに気付き、犯人は後戻りできないと被害者の首を絞めて殺害。
 車に轢かれた痕跡である大腿部などの痣を消すために肉を削ぎ、そこだけが削がれている事を隠すためにバラバラに、変質者の犯行に見せかけるために執拗に死体を損壊。

 こう考えると幾つかの謎は説明できる。  

 まあ、たくましい想像の域をでないが。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その6

2009.11.24 (Tue) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 今日のネットニュースで新しい情報がありました。

 死体遺棄が殺害と同じ26~31日の月末までに行われていた可能性が高いとのこと。

 屋外に放置した場合の死体の痛み方から6日に発見されるまでに焼く1週間は経過していているらしい。

 なんか最初の情報と食い違っていてはっきり言ってやり辛い。
 当初は腐敗が進んでないとか、落ち葉が積もってないから遺棄して間もないとか言っていたくせに。
 死んでから時間を立つごとに死亡日時は分からなくなるから、こういった情報はずっと前に警察は手にしていたはず。ってことは今まで伏せておき、情報を小出しにしているってこと。
 まあ、そんなことは百も承知だが、以前の情報と違う事を言うなという話だ。

 大体、殺害と遺棄にそんなに時間的間隔があるとは思っていないが。
 解体に時間が掛かるとはいえ、悠長にやっていては腐敗が始まってしまう。
 死後硬直が始まってしまっては解体もし辛いし、緩むのを待っていては少なくとも1日はかかる。

 殺害、解体、遺棄は一連の流れで行われたと考えるべき。
 まあ仕事を持っている人間なら数日間に分ける可能性もあるが、死体を家において仕事に行けるか?と言われれば無理な気もする。

 まあいずれにせよ、日本警察が26~31日の間に殺害、遺棄したとするのならばそれを信じるしかない。
 こちらはただのミステリマニア、本をかじった程度の知識しかないし、モノも見てないからなんとも言えないし。



 昨日、カニバリズムの痕跡云々という胡散臭いスレの記事について書きましたけど、あれって動物じゃね?
 なんか動物が引きづった跡があるとかいう話もあったし。
 内臓がなくなっているのも動物の仕業かも。
 肉食動物は基本的に柔らかい内臓から食べるというから、内臓がなくなっていても不思議ではないと思う。
 それに損壊の激しい胴体は、もともと四肢が切り落とされ、一番切断面が多く、血の出血も多かったはず。
 それならば動物が引き寄せられてもおかしくはないはず。


 なによりも一番の疑問。

 犯人はどうやって被害者を拉致したのか。

 被害者の顔面のうっ血や、殴打痕から考えても被害者はしばらくの間生きていた事は間違いない。
 殺害してくるまで連れ去ったと考える事もできるが、駅前でそういったことをすれば被害者も声を上げて助けを呼んだだろうし、夜とはいえまだ9時半ごろなのだから誰も見ていないのはおかしい。
 となると生きているときに連れ去り、どこかで殺害したと考えるのが自然ではなかろうか?

 でもどうやって?
 見ず知らずの人間の車にどうやって乗せられた?
 被害者は夜道が怖いという理由で帰宅経路を変え、バイト先も変えたくらいだ。
 そういったことに無用心だったとは考えられない。
 ましてや真面目と評判の良い被害者のこと、夜遊びをするタイプではない。
 見ず知らずの車に乗るようなことをするだろうか?
 ではスタンガンかなにかで気絶させられて?
 もしそうなら体に電流斑が残っているはずである。
 特にスタンガンで気絶させるなら首か腹を狙わないとけないから、もしあるのなら警察が発見しているはずである。
 薬物に関してもそうで、毒物検査をすれば一発だ。
 そうなれば警察はその入手経路から犯人を追える。

 どんな人間でも警戒せずに見ず知らずの人間の車に乗る可能性。
 となるとタクシーか。
 しかし、タクシーにはドライブレコーダーがあったはずだし、大手会社のタクシーは配車のためにGPSでロケーションされているはず。
 あとは警察を騙る人間の車だったら騙されて乗ってしまうかもしれない。

 最後と思われる目撃された時から寮へと向かうバスの最終便までたった15分。
 たった15分の間、わずか700メートルほどの距離の間で何が起きたのか。

島根女子大生死体遺棄事件に関する考察 その5

2009.11.24 (Tue) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察

 犯人像について

 ネットで見かけたスレで、捜査事情通からの話で『性器部分が切り取られていた』とか社会部記者の話では『犯人が肉片を食べた痕跡』があるとかなんとか。

 捜査事情通の話は前の記事で書いていたように予測の範囲内だし、別に驚くことじゃない。
 問題は記者の発言。
 一体どこまでの確度なのか。はっきり言って胡散臭い。

 そしてスレの中で、出所した酒鬼薔薇が広島にいるとのことで、警察が所在を確認したとか何とか。
 これもまた出所が胡散臭いし、この事件の方向性と、酒鬼薔薇の方向性は別物だと思う。

 ちょっと酒鬼薔薇の事件のあらましを調べたが、酒鬼薔薇事件は快楽殺人の色が強い。
 子供臭い”殺人”や”首切り”などにたいする好奇心が事件の根本で、首を校門に置いたり、手紙を残したりしたのは犯人にありがちな”自己保身”からの行動。親に叱られるのが怖くて寝小便を隠す子供のようなノリだ。
 酒鬼薔薇は殺人と首切りの間はほとんど興奮だけで、事件の隠匿を考えてない。
 はっきり言って子供臭い犯罪だ。

 そしてなにより、酒鬼薔薇はずっと以前から周囲から異様な行動が目撃されている。
 更に複数の傷害事件からエスカレートしているところにも、快楽型の犯行パターンが見える。

 その一方でこの事件の犯人はどうか。
 この事件の猟奇性は、死体の執拗な損壊だけだ。
 被害者の拉致も、遺棄も、他の部位さえも見つかっていない。
 これは快楽殺人というよりも自己保身型のバラバラ殺人犯のような気がする。

 さて、犯人像であるが、
 1.男
  解体方法が力が必要な大型の刃物を使ったものを選択している事。
  また被害者が抵抗するなかでも紐で絞殺するという方法をしていることから力の点で有意な男である可能性が高い。
 2.30~50歳
  まず車を運転できる年齢であること。
  親の監督を受けていない年齢である事。
  おそらく一人暮らしであること。
  犯行にそつが無く、一定以上の知能を有している事。
 3.一戸建て(庭付き?)に一人暮らし?
  被害者を監禁したり、解体する際の音が周囲にばれていない事。
  滑り止めつき軍手、大型の刃物などを所有している事から比較的に地上的にDIYのような事をしているのではないか。
 4.島根県浜田市近隣に数年以上在住(もしくは広島県)
  臥龍山周辺に関する土地勘があること。
 5.臆病で慎重、その一方で杜撰な一面もある。自己の体面を気にし、プライドが高い。周囲に気遣いを示す一方で、鬱憤を自己の内側に溜め込む傾向がある。周囲の人間からは”いい人”と見られることが多いが、あまり社交的ではなく近所づきあいもあまりない。
 証拠を残さない犯行方法、死体を隠すためにバラバラにするという心理、また不審者が上がっていない事から。

 ・・・以上が個人的な考えによる戯言である。

島根女子大生死体遺棄事件についての考察 その4

2009.11.22 (Sun) Category : 島根女子大生死体遺棄事件に関する考察


 犯人はいつ殺害し、いつ解体し、いつ遺棄したのか?

 事件の時系列を追うとこうなる。
 
 10月26日 21:15ごろ 被害者バイト先を退店
         21:30ごろ 最後の目撃証言?
 11月2日 公開捜査にふみきる
 11月6日 13:45ごろ  被害者の頭部発見

 失踪から発見までおよそ11日も日が開いている。
 そして警察が発表した死亡推定日時は死後7日(26~31日)というものだ。

 5日に観光客が遺体発見現場周辺に行ったが異常は感じなかったとの証言はあるが、高低差があるためあまり当てにはならないだろうが、発見された遺体の上に落ち葉が積もっていなかったということを踏まえると、遺棄してから数日しか経っていなかったと考えるべきではないか。

 となると時系列におかしな点が見えてくる。
 殺害してから遺棄するまでの間隔が長すぎである。
 最低でも5日も遺体を手元においていたのか?
 むしろ被害者が比較的長い間生きていた可能性の方が高くないか?

 警察の死亡推定日時の算出はおそらく腐敗の進行具合から算出したのだろう。
 内臓の大部分がなくなっているということだから胃の内容物の消化の程度から算出はできなかっただろうし、もちろん直腸温度も調べれない。まあ調べれても時間が経ちすぎていて参考にはならなかっただろうが。
 死後硬直も時間が経ちすぎて参考にはならないし、となると腐敗の進行具合から算出するしかあるまい。
 おそらく警察は山の気温から算出しただろうから、もし死体がそこよりも暖かい場所に置いてあったなら腐敗速度は速くなり、死後7日よりも短くなる可能性が高い。
 死後3日以上になると、推定日時がどんどん曖昧になり数日単位で幅が出来てくるからあまり細かい事はいえないが。
 まあ素人考えですが。

 だから私は被害者は11月に入るまで生きていたのではないか、と。
 いや、いずれにせよ、拉致されてすぐに殺害されたのではなく、数日の間は生きていたはず。 
 
 そして犯人は被害者を数日の間監禁し、そして殺害する事に思い至った。
 それは殺害方法からも分かる。
 犯人は紐、という凶器を使っている。
 ナイフとかいった刃物とは違い、一撃では殺せない。
 少なくとも数分、長ければ十数分以上も首を絞め続けなければならない。
 これは明確な殺意がなければ無理だ。

 それから犯人は被害者を解体した筈だ。
 死後、時間の経過と共に死後硬直が進んで12~15時間後には最高度に達し、ほぼ緩解するまで48時間も掛かる。
 死後すぐに作業に掛からなければ、死後硬直が緩むまで待たないと作業は難しいだろう。

 犯人は頭部を切断する際に横たえた被害者の右側につき、左手で被害者の顔を抑えて右手に大型の刃物を持った。
 一度振り下ろすも手元がずれて切断するには至らず、再度刃物を振り下ろして首を切断した。

 これは私は知りえた情報、
  ・顔に滑り止めつき軍手で押さえた痕があること 
  ・首からあごにかけて鋭利な刃物によるキズ
  ・右利きが9割であること
 ・・・などから構築した想像に過ぎないのであしからず。

 殺害するまでに5~7日程度、殺害し解体するのに2日程度、遺棄し発見されるまでに3~5日程度ではないかと私は推測する。

 この事件、頭部が発見されるまではただの失踪事件だった。
 あのまま発見されなければ、行方不明事件として皆の記憶から薄れていただろう。
 恐らく犯人もそれを狙い、事件発覚さえされない完全犯罪を目論んだに違いない。

 しかしながら事件発覚させないためにバラバラにし、被害者の存在を消そうとしていたにしては遺棄が雑すぎる。
 そこに犯人のブレが見える。

 だがその一方で、巷で言われているような残虐で快楽殺人犯のような印象は薄らいだのではないか。
 確かに胸を抉り取る、内臓をとる、執拗に死体を傷つけるなどといったところは一般人には理解しがたい。
 でももしこれが一種のミスリードならば?
 シリアルキラーだと警察に思わせようと犯人がわざとしたのだとしたら?

 以前にも述べたがバラバラ殺人犯は往々にして臆病だ。
 自己保身に駆られるあまりに犯罪そのものを隠そうと必死になって、死体を無くしてしまおうとバラバラにするのだ。
 江東マンションのバラバラ殺人の犯人も、警察が来た事で焦り、被害者を殺害し、バラバラにして事件を隠蔽しようとした。
 失踪事件として事件そのものを隠そうとするこの事件の犯人も、同じような心理だろう。

 

生存報告

2009.11.21 (Sat) Category : 日々徒然

 ちょっと色々あって間が開きました。
 ちなみに生きてます。
 まだ死んじゃいないです。

 部屋の模様替えをして大掃除したり、仕事で釧路に行ってきたり、まあ、色々と。

 P3Pはぼちぼち進めて九月半ば。
 ガキさんコミュを速攻で進めてます。
 ガキさんコミュ攻略速度を速めるためだけにヤマタノオロチを作ったよ。
 っていうか一番最初にコミュMAXになったのが”悪魔”ってどうよ。
 運動部とか図書委員とかを差し置いて、オネエ系が一番最初ってどうよ。
 ちなみにまだべべとか天田少年とか美鶴先輩始まってすらいないよ。
 どうせ勇気が足りないチキンだよ。

 そして文化祭前にタルタロスで粘って体調崩して風邪状態になり、治ったと思ったら文化祭の台風イベントで自動的にまた風邪に・・・。
 なんだそれ。

 マカライトばっかり集まるのだが、ストックが99で打ち止めになって勿体無い。
 かといってマカライトで交換できるものってあんまりないし。
 依頼でもらえるマカライト15個とかいうのも無駄になっちまったよ。

 閑話休題。
 
 そういやコナン66巻出てました。
 もち発売日に買いましたとも。
 コナンだけはコンビニで発売日に買えますからねぇ。

 なんか白鳥警部がクローズアップされちゃって。
 高木&佐藤が落ち着いて、今度は白鳥ってか。
 まあ、ああいう展開になる気はしてたけどね。

 今年もあともう少しってところか・・・。
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