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あるるかんの不定期日記

since 08.5.16 近況とか読書感想とか徒然なるままに

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2025.04.01 (Tue) Category : 

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web小説読書感想

2013.03.10 (Sun) Category : 読書・映画感想

 またもweb小説読書感想

「ヒール最高」
 異世界転生もの。
 それだけならまあありふれてはいますが、ヒール特化の魔法使いという結構異色名もの。
 視点が時々変わりますが全編一人称にこだわり、少し読み手を選ぶかもしれません。

 序盤ちょっと読みづらく感じるところがありましたが、読み進めるうちに大分気にならなくなりました。
 ヒール特化の主人公という設定がなかなか面白かったですし、陰謀を匂わせる伏線ぽいものとか、徐々に増やしたキャラとか、面白くする要素は幾つかあったと思うんですが、なぜかの連載の打ちきり並みに急展開+エンディングにいたり完結しました。
 
 最終的な展開は、タイトルのダブルネーミングから鑑みるに最初から考えていたであろうことはわかるが、展開が唐突すぎる上に手短だし、説明不足の感がぬぐえない。書こうと思えばまだまだ書けたと思うのだが。

 ……筆者が飽きたのか?

 なかなか面白く読んでいただけに、最後の急展開が残念。

 「無職転生 異世界行ったら本気だす」
 またも異世界転生もの。
 現実でひきニートだったが家を放り出され事故って死んだ主人公が、異世界で人生をやり直す……というタイトル通りな内容。
 まず、キャラ同士のかけあいがなかなか秀逸。
 主人公の調子が軽く、スケベな性格もあって、軽いノリが多い。

 そんな感じでずっと続くのかと思いきや、”ターニングポイント”で急展開。
 一本調子になりがちなところから、話を盛り上げていっている。
 主人公のノリが軽いので、シリアス展開とは言い難いが。

 まだ完結しておらず、話はまだまだ序盤といったところ。
 続きに期待したい。
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web小説読書感想

2013.03.09 (Sat) Category : 読書・映画感想

 未だに仕事が忙しいです。

 そして暇な時を見つけてweb小説を読み漁っています。
 今月末に出る「オーバーロード」「ログ・ホライズン」の新刊が出るまでのつなぎですね。

 「クロの戦記」
 異世界もの+領主、ですね。
 1部は戦記というタイトルと違って領主としての奮闘を描き、戦闘は2部からってところですね。
 
 異世界に転移した何のとりえもない主人公は、運が良いことに貴族の養子となり、武勲を積んで一領地を得て……という感じ。
 まず主人公ハーレムです。しかもしっかりとした愛人が7人(たぶん)です。ヤりすぎでしょう。そのままの意味で。 
 領主として領地を豊かにしようと頑張ったり、戦闘で出来るだけ良い結果を得ようと奮闘したり、戦争で失った部下に対する自責の念に悩まされたり、非力な自分に悩んだり、亜人も差別せずに接することで部下にも慕われたりしますが、ハーレムです。
 
 戦闘と領地運営(日常パート)のバランスが良いです。
 ヤりすぎなきもしますが、そういうのが気にならなければ結構面白いと思います。

 「詰みかけ転生領主の奮闘記」
 タイトル通り、異世界転生+領主、です。
 正直、タイトルがなんのひねりもないのでちょっと魅力が半減してしまう気もしますが、面白かったです。
 完結済み(3月末に続編が更新予定)なんですが、かなりまとまりが良いです。
 
 転生ものなんで、生まれた時からのスタート。ですが、自意識は転生前の29歳なので、かなり怖い2歳児です。まあ、そのギャップが面白いのですが。
 思ったのは、話のスピードがちょっと早いです。
 章の合間に3年とか4年とか、8年とか経ってしまいます。
 なかなかに面白いので、もっと読んでみたい気もするのですが、まあ、全体としては丁度いいバランスだと思います。
 1章ごとにトラブル提起→解決というスタイルなので、かなり小気味が良いです。
 それにしても主人公の周囲に味方が少ない上に、主人公のあげた利益を狙ってくるハイエナの如き連中の悪どいこと……理解者が多ければ良かったのに、と思うほど前途多難な主人公。

 かなり駆け足で描いているので、できれば幕間などで、日常的なものを描いてたりすると嬉しかったかも。

 エピローグの締めも、ずっと引きずっていたネタをうまいこと回収していて、とても秀逸。
 見た目は子供、頭脳は大人というネタは使えなくなりつつあるので、これからはどう描いていくのか楽しみでもある。続編も期待です。

web小説

2013.03.05 (Tue) Category : 読書・映画感想

 ”小説家になろう”のweb小説をぼちぼち読み漁っています。

 「理想のヒモ生活」
 書籍化されてますね。
 ”ヒモ”というラノベにありがちな”ハーレム”と対極とも言うべき存在の主人公ですが、なんというか、私の抱いていた”ヒモ”とイメージが違うというか、なんというか。
 主人公は異世界の女王に召喚され、魅力的好条件から女王と結婚することになる。
 まあ、結婚して身を固めちゃう時点で他の小説と一線を画してますよね。
 そしてヒモとして過ごすというよりは、王配として甲斐甲斐しく女王を支えるという感じに。

 面白いんですが、タイトルから想像付くものとはかけ離れているというか、ヤマとかオチがないっていうレビューもちらほら。
 異世界バトルものではないから、ヤマとオチは作るの難しいかもしれないですけどねぇ。

 「リアデイルの大地にて」
 異世界転移モノ+主人公最強。
 読んできた他の異世界モノと違うところは、家族的繋がりが強い。
 主人公の中の人が17歳であるにもかかわらず、3人の子持ちであり、孫もいて、更にはひ孫までいちゃったり、しかもその家族が一国でも主要な立場にいる有名人だったりと、そういったドタバタ感も楽しいですね。
 完結してるので、安心して読み進められますし、異世界に転移した理由もちょろっと描かれていたりします。
 若干、主人公のキャラが序盤(17歳の少女)と中盤(やけにオカン)と終盤(オプス出てきてからやけに過激)でなんか違う気もしますけどね。
 17歳にしてオカンな主人公がステキすぎる。

 異世界に来た経緯については他の並列作品で描かれているのかな?

無題

2013.02.18 (Mon) Category : 読書・映画感想

 相も変わらず雪が多いです。今年はほんと酷いな。

 そして今月、やたらと凾館の仕事が多い。
 今月だけですでに3回は行っており、まだ行くことになると思われ。
 去年は1回も行ってないと思うのだが。

 地方の仕事は面倒なので嫌だなぁ。
 仕事は大したこと無くても往復が疲れる。

 閑話休題

 前回の記事に引き続き、web小説を読みあさっています。
 異世界ものばかりですが、「この世界がゲームだと俺だけが知っている」に引き続き、「フリーライフ」を読み終え、今は「黒の魔王」を読んでいる最中。
 まあどれも完結してないですけどね。

 個人的には「黒の魔王」が良い感じ。
 どの作品も面白いのだが、「この世界~」と「フリーライフ」は序盤に小説として発展途上といえる部分も感じられる。
 まあ個人的に主人公ハーレムのラブコメというのが、さほど好きなジャンルでないというのもあるかな。
 でもこの2作品も面白いです。
 「この世界~」なんかは特に、回を重ねていくうちに構成が巧くなっていくし、伏線回収なんか良く出来てると思うし。

 「フリーライフ」はキャラの背景を地道に描いていて、なかなかいいですね。まあ、コメディ要素が強いですが。

 「黒の魔王」は、なかなか小説に書き慣れた感じですね。
 文章のつたなさはあまり感じないし、安易に一人称を使っていないし。
 ただ、内容で好みが分かれるかな。
 ハッピーエンドを求める人にはちょいキツイかもしれん。
 ネタばれになるかも知れないので控えるが、主人公に近しい人がバタバタ死ぬ。
 はっきり言って、かなり重い内容です。
 「オーバーロード」と違った意味で、黒い。
 まだ全部読んでいないのですが、主人公と近しくなった新たなキャラが死ぬのではないかと戦々恐々としております。
 正直言って、こういう風にキャラを切り捨てれるって凄いよな。
 どうしても私だったら、気に入ったキャラを殺したくない。(´・ω・`)

 「オーバーロード」や「フリーライフ」みたいに主人公最強!というわけでもなく、何度も負けや挫折を繰り返しながら強くなっていくというのは、なんともジャンプ的。
 ホント、この作品って漫画向きなんじゃないかな。

 それにしてもこの作者、ヤンデレ好きだなぁ。


 「オーバーロード」の3巻が3/30に発売の模様。
 また「フリーライフ」「この世界~」も書籍化しているみたいですね。


今年最後の読書感想!?

2012.12.29 (Sat) Category : 読書・映画感想


 
 「バイオハザード5 リトリビューション」

 バイハ映画化咲き品5作目です。
 バイハ1作目のとき、まさか5作目まで続くと誰が想像得ただろうか・・・しかももう1作ありそうだし。

 正直なところ、ちょっと微妙。
 前作も微妙だったが、今回は内容が・・・薄い気がする。
 確かにキャスティングは豪華。
 これまで出演したキャスト、ミシェル・ロドリゲス演じるレインとか、カルロスとか、アルファチームの班長とか、処刑マジニとか、レッドクイーンとか、これまでの作品を見てきた人は思わずにやりとしてしまう部分がある。
 そしてレオンとかバリーとか、エイダとか原作を知っている人がにやりとしてしまう部分もある。

 だけど、その反面、中身があるかというと・・・ないよね。
 各エリアを抜けていくのはなんともゲーム的で、ゲームが原作らしい演出ではある。
 でもアリスが最強過ぎてハラハラドキドキといったものがないんだよね。
 しかも味方が少ないからサバイバル的なノリも薄いし、そしてその少ない味方のうち、レオン、バリー、エイダという原作組に、前作で生き残ったルーサーという死にそうにない面々が連なっていれば・・・ねえ?削られる人間が予想つくってもんで。

 まあ、そんなこと言っても好きですから楽しみましたがね。

 過去に死んだ面々が出てくるっていうから、タイムリープでもすんのかと危惧しましたが、クローンとはね。
 しかも実験エリアで、ああいうことをするとは。

 それにしても中島美嘉のシブトイ事。何回倒された?

 
 カルロスが何気ない感じでアルファチームに交じってるけど・・・あんたアルファチームじゃないだろ。スターズだろ。

 それとレオンの影の薄さとどことない残念な感じ。
 そしてバリーの圧倒的存在感、最後の最後にコルトパイソンを出したときの安心感。
 

 エイダのこれじゃない感はなんだろう。似てはいるんだけど・・・なんか違う。

 
 ウェスカーは生きてるし(まあ、死んだとは思わんかったが)、なぜか味方になるし、アリスはまた覚醒するし、バイオハザードを止めようとしてきたレッドクイーンがなぜか人類を滅ぼそうとしてるし・・・なんとも混迷を極めてきましたな。


 「シドニアの騎士 九」

 正ヒロインはイザナでおk?
 ってか何回イザナは死にかけるのか。いや、ここはヒロイン補正で・・・。

 そういや今回艦長と落合クローンの出番なし。

 「まおゆう魔王勇者 5」
 魔王不在の中、中央の宣戦布告、その裏で進行する同盟の画策、魔界との繋がり、そして明らかになる魔界の真実。
 加速していく展開と、魔王と勇者のみならず、周囲の面々を巻き込んだ大きな流れを描くストーリー。
 かなり佳境を迎えてますね。

 「ペルソナ4 7」
 直斗救出編ですね。
 さりげないところで魅せる番町、まじかっけー。

 なんだかP3が劇場アニメ化するらしくて・・・これはDVDを首を長くして待たざるを得ない。
 (映画館に見に行く気なし)

 「オーバーロード」

 異世界忌憚もの。っていうかゲーム世界に行っちゃうっていうのはログホラに似てる。
 でもログホラと全然違うテイスト。

 まずオーバーロードでは単身でゲーム世界に入り込んでしまい、味方はギルドの仲間と作り上げたアイテムとNPCとダンジョンのみ。
 また、オーバーロードの主人公はゲーム世界では最強レベルで敵なし。
 今後匹敵する強敵が出てくるのかもしれないが、いまのところ最強で、その立場を危うくする存在は皆無。
 
 そして主人公のカルマは悪。自分と、自分のギルドのためなら人を殺すことも厭わない。
 日本人らしい道徳観をもって街を変えようとするログホラの主人公とは大きく違う。
 

 なにはともあれ面白いと思うのは、ギルド仲間の遺したものを守るために、他のすべてを犠牲にする”我がまま”を突き通すところ。
 ログホラとまた違ったダークなところがいいね。

 なんかwebで公開してるものとはかなり書き直してるみたいだけど、webを読んだことないんで全然気にならないし、webと全く同じなら本を買う意味なくね?という気も。
 まあ賛否分かれるところだと思うが、webと違ってもまた違う話と割り切って楽しめばいいんでないかい?

 春に新刊がでるっぽいので、それを待ちますか。
 

読書

2012.12.16 (Sun) Category : 読書・映画感想


 
 石崎幸二シリーズの最新刊です。
 ってか表紙どうした?
 いままで硬派な講談社っぽい感じの表紙だったのに、いきなりイラストとか。
 汀こるものの「完全犯罪研究部」の新刊と合わせて買ったから、なんかすげぇ買い辛かったぞ。

 これまでの石崎幸二シリーズ同様、大半ミリアとユリが石崎をいじってます。ミステリ要素はかなり後ろの方に寄ってます。
 なので序盤はミリアとユリたちの掛け合いが中心なので、ちょいだれる感じはありますが、今回のトリックというか犯人の動機は実に良かった。
 リアリティがあるとかじゃなく、よく考えられてる。
 リアリティを追及しながらも、全然リアリティがない推理小説らしくて、個人的にはかなり良かったです。
 しかも表題とうまいことリンクしていて実に心憎い。うまいことやった感じですね。

 それにしても仁美のキャラがかなり毒されている感じ。
 まあ、被害者役ばっかやってれば歪むよな。


 閑話休題


 先日も書きましたフリーゲーム「D.」、未だプレイ中。
 あいている時間にちょくちょくしかやってないんですね。
 それでも残るは最終戦、シスターキリエだけですね。

 それにしてもパティー編成が出来るの知らなくて、大聖堂に初期編成の3人だけで挑みましたし、チェルノブイリも主人公単独で挑んでしまいました。
 しかも編成できるのに気付いたのはチャカを倒した後、というか社長と戦って、『これ一人じゃ無理じゃね?』と気付いたから。
 4人で挑んだら楽勝でした。

 ってか編成画面でラブ度がでるのね。
 なぜかサラがぶっちぎりなんですが・・・。特に偏ったやりかたはしてないはずなんですけどね、ニケがめっちゃ低い。

 プレイスタイルは刀。技能の”一殺”が便利すぎる。
 休暇中の訓練も全部サラとやりましたよ。
 

 現在は装備を揃えるためにお金を貯める途中。

 
 ヒロインたちが際物だったり、世界観が厨二臭かったりするけど、手を抜いてる感じがしないし、良く出来てるゲームだわ。

2012年度読書総括

2012.12.04 (Tue) Category : 読書・映画感想

 2012年度読書総括

 小説25冊、漫画47冊。
 合計72冊。

 去年と比べて読んだ小説の数は同じくらいかな。漫画は少ないみたい。
 中古で買った本が全然なかったからな。

 そんじゃあランキングで、今年読んだ本で良かったものを。

 小説部門
 1.「ゲート 自衛隊 彼の地にて斯く戦えり」シリーズ
  本編5冊+外伝1冊ですね。
  ってか今年だったんだ、読んだの。
  同著者の「戦国スナイパ―」とか「氷風のクルッカ」も今年読みましたね。
  25冊中8冊を占めてますね。
  こういうノリの小説も結構好きなんで、かなり楽しめました。今でも時々読み返してます。

 2.「理由あって冬に出る」シリーズ
  ってかこのシリーズの名前はなんだろ?葉山君シリーズ?
  調べてみたら「にわか高校生探偵団の事件簿」シリーズらしい。長いよ。
  日常系ミステリで、どろどろしてないのが実に爽やか。キャラクタもいい。
  25冊中5冊を占めてます。
  ・・・すでに25冊中13冊出ているという状況。これいかに。

 3.「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」上下
  ハリウッド映画化もされたやつです。
  スウェーデン版のやつは見ました。他2作品は見てないし、読んでないですね。
  しかし著者が第1部の発売を前に急死したために第5部まで予定が第3部までしか完成しておらず、第4部の草稿が一部ありながらも権利者不在のために発行できないとか・・・。
  大ベストセラーになり、映画化もされながらもその成功を見ることなく、急逝された著者が不憫すぎますね。
  この作品は珍しく小説を読んだ後に映画を見てもそん色なく楽しめました。
  ハリウッド版も見たいな。そろそろレンタルされんじゃなかろか。

  漫画部門
 1.乙嫁語り
  なにはともかく描き込みが綺麗。あの模様の書き込みを漫画でやるのはすげーなぁ。
  タイトル通り「嫁」メインなだけに、恋愛系の内容でもあるんだが、異国の文化を緻密に描いてるため、そっちメインに見ても面白い。
  
 
 

 2.銀の匙
  なんかハガレンとちょっとタッチ変った?少し荒い気もする。
  でもなにはともかく面白い。
  北海道が舞台名だけにあるあるネタとかね、やはり私もどさんこなんで、感情移入して読んでしまうよ。

 3.天地明察
  ウブカタ氏の「天地明察」の漫画化。
  ほぼ原作通りの展開だし、絵とか空気感がなんとも原作とマッチしてる。
  実によくできたコミカライズですな。
  ってー、これも今年だったんだ。割と刊行ペース早いな。
  

 次点というか、シリーズが始まったばかりのものでは、「暗殺教室」とか「デストロ246」とかも期待大。
 単発では「惑星さんぽ」が良かった。そもそもtoi8氏はイラストでやってる人なんで、絵ひとつひとつの重みが違うよなぁ。


 閑話休題

 先日、Pixivで面白い漫画を見つけた。
 元はスレッドで書かれた小説らしく、DQ5の世界観をもとにしたジョーク的なものだったが、ストーリーが進行するごとにそのネタ要素は薄くなり、かなりガチなDQ漫画になっている。
 主人公が焚き火ニートという等身大な駄目人間なのだが、とある出来事をきっかけに冒険に出る決意をし、旅先で様々な人と出会い、レベルを上げ、冒険者として成長していく様は実に面白い。
 今のところ本編の更新が止まっているようだが、再開が待ち遠しい。

下る月過ぎて、師、東西に馳せられる

2012.11.30 (Fri) Category : 読書・映画感想

 もう12月ですねぇ。
 師走というだけあって、あっという間に過ぎちゃうんでしょうねぇ。
 それにしても今月は忙しかった。
 月の半分近くが地方での仕事・・・。
 そして明後日も釧路ですってよ。

 (´・д・)・・・



 
 「暗殺教室」
 話題になっているので買ってみた。
 うん、面白いな。
 「ネウロ」も1巻だけ読んだことがあるけれど、どうにも画風が好きになれなかったんだが、こっちは幾分マイルドになってたし、内容も結構面白かったです。
 「ネウロ」も続けて読めば慣れるんかな?

 それにしてもこの作者、狂気的笑顔が多いな。

 
 

 
 「森薫拾遺集」
 「エマ」とか「乙嫁語り」の森薫氏の短編&イラスト集的なもの。
 短編は本の半分ほどしかないが、なかなかに面白い。
 個人的感想だが、ブカちゃんが可愛い。以上。
 うん、他の作品、「エマ」とか「シャーリー」とか読んでみたくなった。
 

 
 「黄昏乙女 8」
 はい、アニメ化もされた黄昏乙女の8巻ですよ。
 まあ、アニメは見てないがな。
 あ、いや、スカパーでやってるのをほんの数秒見たな。ちらっと。

 なんだか核心に近づいておりますね。
 次の巻で終わるんじゃないかというぐらいです。

 全体としてはシリアス展開は少なめで、どことなくいちゃいちゃしてる感が否めないところですね。
 まあ、それ抜きにこの作品は語れませんがね。

4冊読破

2012.11.14 (Wed) Category : 読書・映画感想

 無事帰還です。長かった・・・。(´・ω・`)

 ホテルに居る間は風呂と食事くらいしかやることがないんで、積んであった小説を持って行ったんですが、4冊全部読んじまったよ。

 積み本を消費できてよかった。(`・ω・´)

 というわけで読書感想。

 

 「午前零時のサンドリヨン」
 ジャンルは日常系ミステリといったところだろうか。
 主人公須川くんが一目ぼれしたのはクラスメイトのちょっと変わった女子、酉乃初。
 彼女は放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でショーをこなす凄腕のマジシャンなのだった。

 ――というわけで、マジックがかなりストーリーに関わってきます。
 
 とはいっても、マジシャンはマジックのトリックを説明してはいけないという、信条に従いトリックを明かすようなことは決してないわけですが、ミステリ読みとしてはやっぱ気になるところではありますよねぇ。

 私もちょっとマジックはかじったことがあり、仕込みも仕掛けも使わない簡単なカードマジック程度はできなくもないんで、結構楽しんで読めました。
 まあ私はコントロールとグライドくらいしかできませんけどね。それすらきちんとできているか微妙。
 マジックはね、多くの研鑚と話術がなければできませんて。それがマジックを少しかじって得た結論。
 個人的に”即興性”を重視したいために、仕込みも仕掛けも使わないマジックしかやろうとしてないんですけど、そうなるとどうでしでも幅が狭くなるんですよね。

 なんか脱線してるな。
 内容は主人公須川くんが、酉乃初に恋してどうにかお近づきになろうと奮闘する恋模様と、学校内で起こる事件を初がマジックを使って解き明かしていく部分によってストーリーは進展していく。
 4つの短編はそれぞれ別の話ではあるものの、それぞれに含められる伏線が最後の話で回収されて、ひとつの長編としても楽しむことができた。
 というわけで、早く続巻も文庫化しないかな。



 「儚い羊たちの祝宴」
 アニメ化もされた「古典部シリーズ」の著者米澤穂信の著作です。
 米澤穂信といえば日常系ミステリのイメージしかないわけですが、正直こんな小説も書くんだなと意外に感じました。
 というのも古典ホラーテイストで、時代背景もちょい古めな印象。
 それこそ横溝正史な感じなわけでして、爽やかでちょっぴり苦い青春ミステリな印象とはがらりと違う雰囲気なわけですよ。
 いやー、なんかこういうテイストの小説久しぶりに読んだな。
 

 短編集なわけですが、「バベルの会」という大学サークルが全編を通してゆるく繋がっています。
 どの短編も基本的に名家の令嬢が主役、もしくはそれに近い存在が主役なわけで、その世界観がどことなく横溝正史ちっく。
 そして買ったときに付いていた帯に「ラスト一行で世界が反転」という売り文句があったんですが、流石に反転はしないにしても、短編それぞれのラスト一行が見事なオチを描いてますね。
 個人的には「山荘秘聞」が気に入った。映像化してもなかなか面白そうだ。


 「OUT OF CONTROL」
 ウブカタ氏の珍しい短編集。
 「スタンド・アウト」・・・どこかウブカタ氏自身の経歴とかぶる部分があり、どこまでがフィクションなのかわからないが、けっこうな割合で自身の経験も交じっている事と思う。 
 「まあこ」「箱」・・・ウブカタ氏にしては珍しいホラー。あー、なんか懐かしい感じがするホラーだな。
 「日本改暦事情」・・・「天地明察」のダイジェストみたいな感じだが、こっちがモトで、これを長編化したのが「天地明察」なのだろうか?
 

 
 「南極点のピアピア動画」
 タイトルから察せられる通り、これはニコ動をモチーフにした作品だ。
 著者自身もニコ動ユーザーであり、Pであるそうで、あとがきの解説をドワンゴの会長が書いていることからも、この作品のニコ動ならぬ”ピアピア動画”の関連性がわかるだろう。

  こちらも短編集であるものの、全編を通して繋がりがあり、最後の話で全ての短編が集約される。
 表題作「南極点のピアピア動画」では、恋人に愛想を尽かされた男が、恋人を宇宙に連れていくためにピアピア動画で有志を募って宇宙船を作る話(かなりはしょったが)で、ニコ動においてもみられる非営利ながらも”面白いから”という理由から才能を無駄遣いする職人や、それを大きくする横の繋がりを表現した作品と言える。
 
 表題作のみならず、ニコ動を彷彿とさせる内容や、ニコ動にこうあって欲しいという著者の願いが感じられる部分が端端に感じられた。
 確かにニコ動は特異な空間ではある。
 動画投稿サイトとしても作品の発表の場のみならず、ユーザー同士投稿者同士の横のつながりであるコミュニティの形成の一端を担い、一種の情報共有の場としてメディアの一面も見せている。
 非営利であっても有志の好奇心と知識によって支えられるモノづくりのバイタリティは、ニコ動を見ていても実に驚かされることが多い。
 この作品「南極点のピアピア動画」は、こういった可能性を暗に示しているのかもしれない。

She must die

2012.10.17 (Wed) Category : 読書・映画感想


 
 「シー・マスト・ダイ」
 超能力者が一般化した世界。
 突如学校をテロリストが占拠し、クラスメイトが殺されていく。
 テロリストの狙いとは?主人公はヒロインを守れるのか?

 ……というおきまりのパターン。
 厨二病をこじらせたことのある男子なら一度は妄想したことがあるような内容で、チープさを感じずにはいられない。
 そして終盤近くに明かされる”ターゲット”の正体など、正直言って最初から想像付いていた。
 タイトルとか、巻頭のイラストの台詞でミスリードを誘っているつもりだろうけど、全然引っかからないよ。
 展開も目新しさを感じず、率直に言ってなぜこの作品が小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞したのか分からなかった。
 終盤に至るまでは。

 ネタばれ注意

 先も述べたとおり、世界を滅ぼすとされる能力者が”彼”であることは想像付いていた。
 だがそれを明かす過程を描くところがなんか、それまでと全然違う。
 ヒロインがテレパスを用いて精神世界を探るあたりは、筒井康隆の「七瀬」シリーズを彷彿とさせ、ただのラノベが違う何かに化けた気がした。
 
 
 確かに序盤、中盤の展開やキャラもチープだし、すごくありきたりだが、尚の事終盤の”変化”が際立って感じられた。

 どこかで誰かが言っていたが、「ドラえもんがいきなり哲学の話をしだすような違和感」のようなもの、この作品で感じたものはそれじゃないか。

 アニメに「まどマギ」があったが、これが流行ったのって、「魔法少女」=「子供向け」という概念をぶち壊して、ダークファンタジーにしたてあげたことにあるんじゃなかろうか、と常々考えている。
 劇場版「まどマギ」に小さい子供連れが子供向けと思って入って途中で出てきた、なんてニュースでやってたが、要するに「魔法少女」=「子供向け」という概念が実際にあることの実証であって、シナリオを考えた人間は半ばほくそ笑んでるんじゃないか。

 なんか話が脱線したが、この作品で感じたものはそういった「ドラえもんが突然哲学の話をするような違和感」のようなものの片鱗かもしれない。
 ただ序盤や中盤がやっぱりいただけない。
 ”主人公補正”の真の意味とか、テロリストの正体、とかなかなか良いガジェットがあるから、もうすこし序盤中盤を凝ればもっと面白かったのに。
 ”主人公補正”があるんだからもっとダイハードなことをやらせて、序盤中盤だけでもアクションとして盛り上げれるような内容にしたら、そこからの落差でそれこそ鳥肌ものになっていたに違いない。


 「氷風のクルッカ」
 柳内たくみの単発もの。
 シモ・ヘイヘを登場人物に据えたフィクション伝記とでもいうものか。
 男装して軍に入り込み、スナイパ―となった美少女の活躍・・・という感じ。

 正直、ちょっと期待外れ。
 同じ場所を舞台にしているせいか、場面展開が少なく、 今一歩盛り上がりに欠ける感じ。
 あんまし書くことないなぁ。

10月ですね

2012.10.01 (Mon) Category : 読書・映画感想


 
 「ゲート 外伝」
 このまえ完結したゲートの外伝です。
 描かれるのはゲートが閉じてから、再び開かれるまでの期間の出来事。
 伊丹のハーレムは順調に(?)増し加わり、今回はピニャとの関係を中心に描かれてます。 
 今回の伊丹は妙にタフで頼りがいのある感じ。
 そしていつもの随行員3名が一緒ではなく、ピニャと二人で逃避行なことになっており、いつもの3人は3人で、それぞれの問題に直面していく・・・ということになっています。
 新たなキャラ、そして新たなトラブルと外伝も面白いことになりそうな感じになっています。
 いかにも続刊がある感じなので、続きが待ち遠しいですね。


 「コナン 77」
 内容はともかく、コナンと灰原がもはや正体を隠す気がない件について。
 ベルモットが差し向けた刺客バーボン云々はおいておくとしても、こいつら正体隠す気ねぇな。

 100巻までには完結させるらしいから、そのためにストーリーを進めようとしてるのかもしれんが、 高木はいい加減コナンの正体に気付いていいレベル。


 閑話休題


 久しぶりに眼鏡を作りました。眼鏡市場です。
 普通のメガネは2004年以来だから、8年ぶり?
 一段階進行してました。でもその程度か、とちょっと意外です。
 それでもレンズは分厚い・・・。眼鏡の幅にもよるそうですが、5ミリ以上になって、フレームの形によっては分厚さが半端ない見た目になるんですよね。
 それでも側面加工と、磨き上げで大分厚い印象はなくなりましたけど。
 
 
 

 今回は2本作り、一本はPC眼鏡仕様にして、もう一本はヒートガードという85℃まで耐えれるコーティングにしました。使用環境により使い分けるつもり。
 今まで使っていた眼鏡は仕事用にしちゃいます。
 仕事柄、あまりお上品な環境じゃないんで、レンズがけっこう傷つくんですよね。
 水洗いすればいいんでしょうけど、いつも水のある環境じゃないですし。

 2本で41000円也。
 フジだと、以前買った眼鏡は2本で70000超えたからなぁ。
 レンズで追加料金発生しないのがいいですね。
 他にも安い所あるけど、レンズ次第で追加料金発生するからなぁ。
 あまり目が悪くないならそういったところでもいいんでしょうけどね。

 ああ、それにしても最近突発的に金を使うなぁ。
 

ひさしぶりの読書感想

2012.08.29 (Wed) Category : 読書・映画感想


 「惑星さんぽ」
 好きなイラストを描く人なんで以前からtoi8氏は知っていましたが、単行本を出していると知っちゃあ買わないわけにはいかんでしょ、というわけで購入。
 大判で、お値段も高めでしたがね。(´・ω・`)

 まあ、でもいい作品です。
 「8つの銀河9つの少女奇譚集」なんて帯に書いてある通り、少女を主人公にしたちょっと変った世界のほんわかした短編集です。
 toi8氏の特徴的なほんわかした画風と相まってやさしい空気感を漂わせてます。

 「天地明察3」
 天地明察コミカライズ3巻目。
 もうすぐ劇場版も公開かぁー。見てみたいような、ちょっと怖いような。
 実在の人物だから、あまり変なものにはなってないと思うけど、2時間やそこらで描き切れる内容なんだろうか、とちょっと不安。

 それはそうと、うぶかた氏の新作「光圀伝」が9月4日に発売されるな。
 楽しみだ。

 「まおゆう」
 原作は未読。
 ちょっとおためしをネットで見たんですが、ネットのスレ板(?)がもとだけあって、脚本のような体裁なのが、ちょっと個人的にダメですね。
 「まおゆう」はなぜか複数コミカライズされていますが、ノリ的にこれが一番好み。
 絵柄はさほど好きな部類じゃないんですけどね。やっぱ漫画は絵だけじゃないですよね。

 それはそうと、「ログホラ」の新刊でないかなぁ。あ、そのまえに「俺屍」のノベライズが先かな。

 「夜桜四重奏12」
 ってか12巻出てるの知らんかった。
 作者のブログがながいこと更新停止してるからなぁ。以前はそこで新刊情報を得てたんだけどね。
 Amazonも余計なもんばっかりおすすめしてこないで、これまで買った本の続巻くらいきちんと知らせてくれよ、と。
 にしても、もう12巻か。地味にこの漫画も息が長いな。
 でもこの巻がけっこう重要なターニングポイントっぽい、気がする。


 ・・・読書感想って、漫画ばっかりじゃねーか。
 

見た映画とか

2012.05.08 (Tue) Category : 読書・映画感想


 
 最近見た映画。

 「コンテイジョン」
 未知のウイルスのパンデミックによるパニック映画(?)
 まず特筆すべきはキャストの豪華さ。
 それぞれが主役を張れるくらいの役者陣がそろい踏み。

 
 ネタばれ注意

 まずグウィネス・バルトロウがいともあっさり死ぬことに驚き。
 そして普通の映画なら最初に死亡したベス(グウィネス)と日本人が務めていた会社が何らかの実験をしていて・・・なんていうのがお決まりなんだが、そんな映画みたいな展開はしない。
 
 ウイルスに免疫のあるベスの夫(マット・デイモン)がキーマンになるかといえば、そんなことはない。
 ウイルス対策に最前線で奔走するケイト・ウィンスレットも超人ではなく、いともあっさり感染し、死亡する。
 騒動を利用して金と名声を得たジャーナリスト(ジュード・ロウ)に、改善懲悪的展開が待っているわけでもない。

 ヒーローもいなければ、神展開もない。自然の脅威に打ちのめされ、ただ決死の努力で対抗策を模索する等身大の人間劇、それがただリアルに描かれている。ど

 それだけに、遠くない未来、これがリアルに起こるかもしれないという恐怖感がある。

 「カウボーイ&エイリアン」
 タイトルがvsではなく、&であることに注目ですね。
 
 エラをどっかで見たなー、と思ったら、「トロン」に出てました。
 なんというか、人間離れした役が多いのね。

 
 
 っていうか、どうやって生き返ったんだ?

 「ミッション8ミニッツ」
 死んだ人間の最期の8分間に潜入し、爆破テロの犯人を見つけ出せ。
 ・・・んな無茶な(^_^;)
 ってな話。

 展開はかなり読める。特にスティーブンスの状況。
 まあ、中盤で明らかになるんだがね。
 それと犯人探しはそんなに重要な位置には置いてないかな。
 この映画のメインはどっちかっていうとスティーブンスじゃないかな。

 ラノベでリセットものなんて数多あるから目新しさはないけどね。
 それでもラストはひねりが利いてたかな。

 しかし過去を改変できるといってもパラレルワールドの話であって、今いる世界には影響を与えれない不毛な機械だよね、これ。


 閑話休題

 最近ちょっと面白い動画を見つけた。
 声に出して笑った動画は久しぶり。

4月かぁ

2012.04.10 (Tue) Category : 読書・映画感想


 
 「名被害者・一条(仮名)の事件簿」

 これはひどいw
 B級ホラー映画の名作「フロム・ダスク・ティル・ドーン」に似たひどさ(褒め言葉)

 筆者自身が表紙そでに書いてあるように、これはミステリィではない。
 ミステリィテイストの”なにか”だ。

 なのでミステリィ好きや、堅い頭を持ってる人にはお勧めできない。
 スライム並みに柔らかい柔軟性と寛容さが必要だな。

 
 基本、事件に巻き込まれる体質を持つ一条さん(仮名)を中心とした殺人未遂を扱うのだが、それが緩い。
 巻き込まれ体質なんていうと、タナトスシリーズが作中で明言してるけど、それとも全く異質で、兎に角ゆるく、事件とも呼べないほどのゆるさ。

 そして最後の最後のオチ。

 ・・・冒頭の事件の一部が放置されていたので、最後に回収するだろうなとは思っていたが、まさかあんな形で回収するとは。
 想像の斜め上をいきましたよ。
 例えて言うなら、連載途中に打ち切られた漫画並みに強引な展開。
 それでも節々に伏線を張っておいたり、最初からマトモな世界観でないことはちりばめられていたので、あの展開もある意味納得。

 釈然としないが、なぜか微妙に面白かったのが不思議だ。

 でもはっきり言う、万人受けはしない。



 「戦国スナイパ―」
 
 「ゲート」シリーズの作者の新作ですよ。
 まあ、また異世界に飛ばされてって感じなんですがね。今回はタイムスリップと言った方がいいのかな。
 戦国時代にタイムスリップした自衛官笠間。
 現実を受け入れる暇もなく、刺客に襲われる人間を偶然救うこととなる。
 なんとそれば織田信長だった。

 ってな感じで、笠間は現代の知恵やら、狙撃の腕を生かし、戦国の世で生きていくことになる。

 
 「ゲート」の伊丹が戦闘回避を第一に動く昼行燈なのに対し、笠間は狙撃手という役柄か攻撃的な動きを見せる。
 だが自衛官であるが故に人を殺すことに躊躇いを感じ、罪悪感にさいなまされることになる。

  まだ序章といっても過言ではないので、これからの続きが楽しみだ。
 

ゲート

2012.03.05 (Mon) Category : 読書・映画感想



「ゲート ~自衛隊 彼の地にて斯く戦えり」

 
 先日1,2巻の感想を書きましたが、3~5巻を読んだので全体を通しての感想を。
 

 ストーリーは日和見な自衛官伊丹と、彼を中心とした異世界の少女達を主軸として話は進む。
 別軸で伊丹の部下たちや、日本の政治サイド、帝国側の人間かわからも描かれ、時間軸も幾らか前後しながら描かれるが、比較的読みやすい。
 政治的駆け引きなどもいくらかストーリーに織り込まれているが、さほどドロドロしたところがなく、幾分あっさりしていて多少物足りなさを感じる人もいるかと思うが、個人的には小難しく考えずに読めて面白かった。

 キャラクタも結構な数がいて、それぞれにストーリーを描いているので、それがストーリーに幅を持たせていて面白いのだが、何分かなりの数がいるので、ラストで「あのキャラどうなった?」的な感も否めない。
 まあ、全部のキャラの後日談を書くのは無理だとは思うが、それにしてもあのラストはちょっとあっさりしすぎな気もする。
 是非ともサイドストーリー的なものを書いてほしい。

 多少偏りを感じたのが、男女比。
 主人公伊丹を中心としたハーレム状態はなにもいうまい。ある意味お決まりだし。
 だが異世界の主要キャラの多くが女性に偏っているのが気になる。
 ・・・確かに、男ばかりの自衛官が”こちら側”の象徴とするのなら、それに絡める異世界側のキャラに女性が多くなるのも仕方ないのかもしれないが。
 

 それと主要キャラの中で死んだものがかなり少ない点。
 自衛隊無双状態とはいえ、度重なる戦闘を繰り広げてるわけだからもう少し死んでもいい気が。
 名前も出てないモブキャラは結構死んでいるが、名前の出ているキャラの致死率はかなり低い。特に自衛隊、帝国側。
 まあ、この作者はどろっとしたものよりも、軽快な作風が持ち味っぽいから別にいいことかもしれんが。

 
 というわけで、シリーズは5巻で完結なんかなぁ。
 ちょっとラストがあっさりしすぎだよな。
 サイドストーリーとか、後日談とか書いてほしいな。
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