あるるかんの不定期日記
フィオナ旅行記2巻なのですよ
2010.12.09 (Thu) | Category : 読書・映画感想
映画化決定ですってよ!
まあそれ以前の本屋大賞受賞作が軒並み映像化されていることを鑑みても、いつか映画化されるとは思っていたが・・・存外早かったな!
ってか本屋大賞にノミネートされた作品もかなりの確率で映像化とかされてんのな。
すげーな、本屋大賞!
めっちゃ楽しみだな、おい。
「フィオナ旅行記2」
ブログ形式で連載されていたものの単行本化です。
なので、結構読んだことのある部分が多かったですね。
しかしうまいなー。ネタの入れ方とか、叙述トリックの使い方とか。
それも文体だけではなくて、絵も使ってくるからトリッキーだし。
ブログ形式という、斬新且つ現代らしい書き方+顔文字で、キャラの感情やら内面やらを表現するのは凄いさね。
上の小説の著者である小雨大豆氏が制作している動画↓
最近のお気に入りです。
プレデターズ
2010.11.21 (Sun) | Category : 読書・映画感想
そこが地球ではないことを知り、そして自分たちがプレデターによって”狩られる”ために集められたことを知る。
彼らはこの惑星を出るために策を練るのだが・・・。
主人公のエイドリアン・プロディ・・・「戦場のピアニスト」のときに比べたらずいぶん変わったなぁ。
顔は同じにみえるけど別人かと思った。
そして冒頭で思ったこと。
先日見た「レポ~メン」に出てたアリシー・プラガがまた出てるよ。
奇遇ですね。
はい、感想をば。
以下ネタバレチュウイ。
過去のプレデター作品の要素を幾つも踏まえつつ、尚且つ新しい要素を追加してます。
特にプレデターに2種類いて、相反していること。
今作のプレデターは過去の作品に出てたプレデターとは違うっぽい(仮面から判断)
あとは犬を使ってきたり、罠を仕掛けてきたり…ハンターっぽさ倍増。
各所のシーンに1作目に対するオマージュを感じるな。
寡黙なヤクザが日本刀でプレデターに単独で立ち向かうところとか。
木で作ったトラップとか、泥で隠れるのとか。
てっきり紅一点が1作目でシュワちゃんと一緒に生き残ったベトナム人かと思ったんだが、違ったみたい。
あの人はアンナだったけど紅一点はイザベラだし。
ってか武器のチョイスがなんとも言えないね。
主人公が持つのはAA12。ドラムマガジンのオートショットガン。 紅一点がもつ狙撃銃はシグブレーザーR93にデジタルスコープを装備したもの。
ロシア人は1作目にも出てたミニガン(マイクロガン?)持ってるし。
ヤクザは日本刀だし。
ヤクザの死に方は予想通りっていうか、お約束と言うか。
でもプレデターで基本フェアプレイだから、日本刀で戦えば結構勝率上がるんじゃね?
・・・ん?
ってかプレデターが日本刀を回収してたって事は・・・戦国時代の日本にもプレデター来てたってことだよな?
Repo men
2010.11.20 (Sat) | Category : 読書・映画感想
滞納者から次々に人工臓器を回収し、殺すことをなんとも思わずに行っていたが、
とある事故により自らも人工心臓を移植されることで転機が訪れる。
人工臓器の回収ができなくなり、やがて支払いを滞納するようになり、自らも回収される側になる。
以下、ネタバレ注意。
・・・なんというか、後味悪ぃ。
このオチの予想はしていた。
ってかストーリーの序盤でこれ見よがしに”アレ”の宣伝してるし、これはストーリーのキーアイテムだなと分かる。
そして”あの時”のブラックアウトのとき、「5回目の気絶」云々あるかと思ったけどなかったし。
それとブラックアウト後のストーリーが若干支離滅裂な感じもしたし。
・・・あまりにも救いがねぇなぁ。
世界観としてはどうなんだろ?
ドナーからの移植に頼らない人工臓器は開発されるだろうけど、実際自身の細胞から作られるクローン臓器の方が主流になると思うんだよね。
普通に内燃機関を使った車が走ってるし、あまり近未来的という世界観じゃないね。
なんというか資本主義、商業体制にたいする皮肉とも取れる映画でした。
マルドゥック・スクランブル
2010.11.10 (Wed) | Category : 読書・映画感想
「マルドゥック・スクランブル 圧縮」の劇場版が11月6日に公開されました。
・・・見たいなぁ。
旧版は4回くらいは読みました。
小説の中で一番私に影響を及ぼした本じゃなかろうか。
作者が自らのブログやあとがきでも述べているように、ただの加筆修正ではなく、一からの書き直しをやったっていうから驚き。
なにせ同作品の映像化やら漫画化やら、「天地明察」の本屋大賞受賞やらで一番忙しい時期であるにもかかわらず、である。
旧版と明らかに変わっているところは、映像化の脚本や、続編である「マルドゥック・ベロシティ」の設定にすり合わせた加筆に多く気が付いた。
”矛盾”を直すというよりも、より詳しく、より的確な描写にしているといった感じだ。
又、バロット以外のキャラにもより注意深くスポットを当て、他のキャラの内面を含めて繊細に描き直している。
そして旧版でのちょっとクセのある文体(まあそこがいいという思いもあるが)も、10年の時を経た現代の著者の文体に直されている。
このように変更点は少なくない、だが旧版以上に「マルドゥック・スクランブル」であると言えるだろう。
「マルドゥック・スクランブル」が好きならば買って損はない。
マルドゥックシリーズ3作目が書かれるらしいが、楽しみだ。
(`・ω・´)
2010.11.08 (Mon) | Category : 読書・映画感想
空に穴があき、強い光が降り注いで世界が滅び、それから30年後の世界。
交配した世界を旅し”本”を西へ運ぶ男と、”本”を奪おうとする男。
話は簡単簡潔。
以下ネタバレチュウイ。
世界に影響を及ぼす”本”といやひとつしかない。
まあ見る前に気づいていなくても酒場で絡まれた時にイーライが聖句を口にしたときに気づきますわね。
原題の”Eli”がなんとなく意味深だったので調べてみたら、ありました。
要するに”Eli”は神に呼び掛けるときの言葉さね。
はっきり言って”本”が聖書だっていうのは、バレバレの伏線。
むしろそっちに注意を向けて他の伏線を隠すための囮。
いやー、まさか点字とは。
てっきりイーライ自身かと思ったんだがな。
まあ、あながち間違いでもなかったが。
ストーリーがあっさりしすぎな気がしなくもなかったが、映像の撮り方は好きな部類でしたね。
特に明暗のコントラストがはっきりした映像が好き。
読みやすい、ミステリとしても完成度が高い、キャラの掛け合いが面白い。
今作は連続殺人鬼が出てきて序盤は全然孤島の気配がなかったから今回はないのかとおもいきや・・・ちゃんとありましたね孤島。
珍しく素直に人が殺されましたが・・・これは主にWHOダニットでなく、WHYダニットといいますか・・・なぜ?と動機を問うミステリですね。連続殺人然り、孤島での殺人然り。
今回は石崎さん(登場人物の方)が最後に格好良く決めてくれましたけどねぇ・・・残念なお人です。
「動機未ダ不明」
前作ではちゃめちゃ(っていうかもろ犯罪)をやって廃部へと追い込まれた完全犯罪研究部、そして教師を辞めさせられた元顧問ゆりっぺだったが、今作でも前作と大して変わりはしない犯罪行為を繰り広げる。
いやはやこんなガキいたら怖いな。
っていうか実際にガキでもできるっていうのが怖い。
しかしまあ、ゆりっぺの適応能力というか、完全犯罪研究部の扱いがすっかり板についてきて・・・。
なんと逞しくなったことか。
・・・しかしこっちのシリーズもいいが、タナトスシリーズも読みたいなぁ。
「フィオナ旅行記」
えーとこれは以前記事でも書いた動画「酔狂文庫」の作者さんの著作です。
これ、出版社に企画を持ち込んだんですってねぇ・・・。
オファーあったわけじゃないのが意外。
「酔狂文庫」の完成度を見たら、普通はオファーがありそうですけど、出版業界そんなに甘くはないのか。
ってか凄いな。
絵も小説も書けるなんて・・・。
ああ、「フィオナ旅行記」ね。
これブログとして更新されていて、それが単行本化されたわけで、私もそのブログちょくちょく見てました。
まあ、最初から見てたわけじゃないから単行本化された部分の大半は読んだことなかったけど。
つい最近でブログの方は終了して、最近のは単行本に収録されていないんで第2巻でるのかな?
この本ってかなり斬新だよな。
ブログ形式のを本にしたから横書き+開きが左から。
流石は講談社BOX。新しいことを平然とやる。
残念なのは絵がモノクロで小さいんで、ちょい見ずらいって事。
まあカラーだったらコストがナンボかかるかわからんがな。
アイアンマンはつくれるか
2010.11.04 (Thu) | Category : 読書・映画感想
アメリカ政府から強力な兵器となりえるアイアンマンスーツの没収を告げられたり、コピー不可能であるはずのアークリアクターを使う新たな敵が出てきたり、ライバル会社がアイアンスーツのコピーを作ってきたり、アークリアクター使用による副作用でトニー自身に死の危険がせまっていたりと、様々な困難が降りかかる。
以下ネタバレ注意。
強力な兵器ともなりえるアイアンスーツを軽視してパーティーで羽目を外したりと、前作を上回るトニーの無茶苦茶ぶり。
そしてガレージで加速器を作って新しい元素を作るなど天才っぷりも半端ない。
ってか簡単に新元素作るなよ。
”シールド”のお偉いさん役でサミュエル・L・ジャクソンが出ていたが、実は前作のクレジットの後にも出ていたみたい。
この前、スカパーで前作を見ていて偶々気づいた。
んで、アイアンマンって作れるのか?ちょっと思った。
結果から言うと、アイアンマンに似たもの、っていうか洞窟で作った初期型くらいあんら作れるんじゃなかろうか、と。
まず空は飛べない。
翼もないようなもので揚力を得ようとするととんでもない推力が必要になる。
火器に対する防御力。
普通の拳銃弾、9パラ程度なら2mm程度の鉄板で防ぐことはできる。
アサルトライフル弾なら1cmあれば防げる。
ただバレットM82対物狙撃銃とか、ブローニングM2重機関銃のような50口径弾は3cmぐらいないとキツイ。
しかも貫通しないだけであって、衝撃はもろにくる。
防弾チョッキを着ていても、被弾のダメージだけで内臓破裂→死亡ってこともありえるので、50口径は防げないと考えたほうがいい。
それに対戦車砲などにあるHEAT弾の類は、装甲表面で爆発して溶けた金属で装甲を突き破るメタルジェットを使うので、これも防げない。
結論としては個人携行武器なら一部武器を除き防げる。
現実的なアイアンマンのイメージとしては、銃火器による攻撃を防御するために装甲をつけ、その装甲を着て動けるように補助動力を用いる、といった感じ。
現在日本で開発されている介護用アシストロボット、HALだかなんだかっていったやつに装甲をつけた感じ。といったところだろうか。
あくまでアシストだから、装着者以上の身体能力は発揮できない。
っていうか「G.I.ジョー」みたいに、装着者を加速できるわけがない。ってか加速して中の人間の体がもつわけない。
人間の動きに制御は難しいかもしれないが、ハードはそんなに複雑ではないと思う。
なにせ人間が着るわけだから、人間の動きに合わせて動けばいいわけで。まあ口で言うほど簡単ではないと思うが。
mm9
2010.10.25 (Mon) | Category : 読書・映画感想
自然災害のひとつとして”怪獣災害”が存在する現代。
世界有数の怪獣大国日本では気象庁に設置された怪獣対策専門の”得意生物対策部”が、日夜怪獣からの脅威から日本をを守っている・・・。
まず設定が面白いし、細部にまで凝っているし、妙にリアルだ。
実際に怪獣が存在したら・・・というifをモチーフにしてリアリティーを追求していて、面白い。
以前”読本”に書かれていたが、本当に怪獣が出現したら最初に対応するのは警察か猟友会だろうとのこと。
怪獣だろうが熊だろうが大して変わりはない。
自衛隊は総理大臣の要請がなければ動けないから(確か)出番は最期になるはず。
設定は面白いし、複数の短編で構成されていて読みやすく、映像化を意識して書いたのかと思うくらいテンポがいい。
事実、今年の7月にドラマ化されているらしいが、こっちでは放送されていないので見ることは適わなかったが、ちょっと見てみたい気もする。
ただ最期のオチはちょっと個人的には好きではない部類かな。
確かにネタ的には凝っていていいかもしれないけど、個人的にはリアリティ追求してほしい気も。
まあ、怪獣が出ている時点でリアリティもクソもないがw
「密室殺人ゲーム王手飛車取り」
久しぶりに歌野晶午作品。
この作品はバリバリの新本格。
ただこの作品の毛色が違うところは、実際に事件を起こした犯人が出題するところだ。
「頭狂人」「044APD」「axe」「ザンギャ君」「伴道全教授」の5人は殺人を実行し、ネットで互いにクイズを出題するリアル殺人推理ゲームを繰り広げる。
出題される推理ゲームはどれも秀逸で、よくできている。
特に「044APD」の出題するクイズはなかなかだ。
最期の「頭狂人」のだけはオチが読めたが、ラストの展開、そしていいところでbe continuedとなってしまうとは。
ううむ、続きが気になる。
映画三昧
2010.10.16 (Sat) | Category : 読書・映画感想
B級作品の臭いをさせながらも、そのアクの強いストーリーと、屈指の二丁拳銃&サプレッサー装着率を誇ることから一部マニアに支持される色ものガンアクション。
かく言う私も前作は大好きです。
ただし今回はちょいとガンアクション要素は控えめだった気が。
どちらかというと今作はストーリーを重視していた感じで、兄弟の父の過去がメイン。
若干物足りなさは感じたが、まま楽しめた。
ラストの感じから言うと、続編が出そうな感じ。
イラク戦争を舞台とした、どこまでが史実で、どこまでが創作なのかわからないリアルタッチな映画。
マット・デイモン演じるミラーはイラクで大量破壊兵器を捜索する部隊を指揮するのだが、情報をもとに捜索に当たってもすべて空振りでいらだちを募らせるミラー。
そんななかイラク軍の幹部の会合を偶然知り、ある手帳を手に入れたことから話は急転する・・・。
この映画は、イラク戦争に関してある程度の知識を持ち合わせていたほうが楽しめるかも。
と言っても、 アメリカがイラクに侵攻した大義名分、大量破壊兵器の存在がなかったこと、アメリカはイラクの民主化をするためにイラク軍や国家の中枢を担っていた党を解体したが、それが逆に裏目に出てしまったことなど、ニュース番組で取り上げてる程度の知識で十分。
どこまでが創作なのかわからないが、リアリティは溢れていた。
「プリンス・オブ・ペルシャ」
なんというか、ハリウッドなファンタジー。日本で言うなら宮崎作品に似た妙な安定感。
俳優とかはあまりメジャーどころが出ていなくても、妙に安定感がある。
主演俳優は「ゾディアック」ぐらいしか見たことがないけど、ヒロインは「タイタン」「007 慰めの報酬」と最近の作品に出ていて見覚えがあった。
さて、内容はと言うと、副題の「時間の砂」から察することができるとおり、時間跳躍、リセットもの。
だからオチは見え見え。
でもオチは見えていても、そこまでの過程がちょい一ひねりしてあるのが意外だった。
主人公がちょっとアホなのと、主人公とヒロインの間の感情が変化する部分は若干首をひねりたくなる部分はあったが、思っていたより楽しめた。
どうせなら時間逆戻しをもう少し多用したら、他の作品と一線を画したスタイリッシュなアクションが出来たかも。まあ、使用制限があるからいいのかもしれんが。
というか、ディズニー作品のくせに、すごい死ぬ。良い奴ばかり死んでいく。
リセットオチだから言わずもがなってもんだが、それがわかっていてもあっさりと次々に死んでいく。
なんか当初は1分しか戻せないとか、大きく戻したら神の憤りを買うとか言ってるから大幅リセットはしないのかな・・・なんて思ってたら次々死ぬもんだから、「ああ、これはリセットだな」と確信できましたよ。
うん、意外と面白かったです。
映画いろいろ
2010.10.12 (Tue) | Category : 読書・映画感想
致死率100%の謎のウイルスに感染した世界。
そこまで聞けば「ああ、またか」と思うが、昨今の作品に多いバイオ的な映画と一線を画すのが、ゾンビ化しないこと。
要するに「アウトブレイク」のような純然たるウイルスパニック映画であって、アクション映画ではない。
ブライアンとダニーの兄弟と、ブライアンの恋人ボビー、そしてケイトの4人は感染を逃れ、ビーチを目指していた。
その道中で遭遇した感染者の親子が、彼らの関係に変質をもたらす。
以下、ネタバレ注意。
はっきり言ってこの映画に爽快感もエンターテイメント性もない。
ただこの映画で描いているのはウイルスの蔓延した世界で生き延びようとしている等身大の人間だ。
そこにはヒーローも、正義の味方もいない。
潔く格好つけて死ぬこともせず、必死にしがみついて生きようとする。
生きるために絆を捨てるのか、絆を捨てずに死んでいくのか。
救いのない旅の果てにビーチに辿り着いた彼らは何を思うのか。
「30デイズナイト」
30日間日の昇らない極夜になる町に訪れる戦慄。
・・・ぶっちゃけ吸血鬼もの。
ってか予告を見ればどんな内容か分かるし、オチも想像がつく。
事実、オチは想像通りでした。
うん、あまり書くことない。
10月か、今年も残すところ3か月もないんですね…
2010.10.10 (Sun) | Category : 読書・映画感想
昨日は所用で一日つぶれ、今日も明日も仕事ですよぅ。
アニメの絵面がヤスダスズヒト氏の絵とは大分離れているから若干の違和感があるものの、なかなか空気感が表れていていて良い感じ。
アニメシリーズは結構原作とは違う展開だったけど、こっちは結構原作順守といったところ。
漫画はじゅり編ですね。
ってかじゅり編はこの一冊で終わりですか。鈴&ざくろ編は2冊にまたがってた気が・・・。
まあ、いいさね。
んで、「コップクラフト」
「ドラグネット・ミラージュ」の加筆、再版らしいですが、あまし書き直したところがわからない・・・。
まあ、読んだのは大分前だし、今「ドラグネット・ミラージュ」も手元にないし。
どうやら書き換え(書き加え?)られているのは、ティラナの年齢設定が若干低くなっていることと、ネットのフリー百科事典の記述・・・かな。
うん、細かいところあまり覚えてない。
そしてそして、読者参加型犯人当てミステリ第2弾「Sの紋章」が発売されてました。
前作「Rの刻印」は大筋の推理は当たっていたんですけどねぇ。
AMAZONで2週間以上待ちとかだったんで、近くの本屋にいったら普通にあったんで即購入。
うし、今度ころはリベンジです。
パリより愛をこめて
2010.09.27 (Mon) | Category : 読書・映画感想
ってかトラボルタが悪役じゃないのはかなり久しぶりじゃないか?
トラボルタが演じるのは目的のためなら手段を選ばないぶっ飛んだCIA諜報員ワックス。
否、諜報員というよりは破壊工作員じゃないか?
んで、その相棒をやらされるのがジョナサン・リス・マイヤーズ演じるアメリカ大使補佐官リース。
ワックスの暴走に振り回されて地味な役回りしかしていなかったリースが鉛玉飛び交う捜査にかかわることになるのだが、やがて事態はリース本人を巻き込んでいく。
以下、ネタばれあり。
内容はと言うと・・・ストーリーはなんか浅い気がする。
だがワックスの暴走に振り回され、なにがなにやわ分からないうちに事件の核心へと近付き、やがて予想もしていなかった真相が突如付きつけられる。
はっきりいってリース空気。
核心に一番近いのに、ほぼ置き去り。見せ場なし。
ラストも呆気ない。
ずっとドンパチやってたのに、最期はロケラン一発、拳銃一発のみ。
ちょい拍子抜け。
もっとドラマチックにするならするで、やりようはあったと思うんだがな。
ほら「シュリ」みたいにさ。
終盤のカーチェイスも高速のほぼ直線をずっと追っかけてるだけで、あんまし見せ場ないし。
リュック・ベッソンらしくないっちゃあ、らしくない。
でもそれなりに楽しめたかな。
掛け合いというか、皮肉めいたセリフとか。
話は変わるが、この映画の題って007の「ロシアより愛をこめて」をひねってるのかな。
あっちも諜報員だし。
ちなみに007の「ロシアより愛をこめて」が日本で初めて公開された時、まだ007が日本で有名ではなかったため、恋愛映画と勘違いしたら困るということで副題を「危機一発」に変えられたんですよね。
そして本来「髪」であるべき漢字を「発」に変えたのは拳銃をイメージしたからなんですが、ここから「危機一髪」が「危機一発」という勘違いが広まることになったらしいです。
石崎幸二祭り
2010.09.19 (Sun) | Category : 読書・映画感想
シリーズものですけど「袋とじ~」と「復習者~」の間が5年ほど空いてるんですよね。
著者は一般企業に勤める兼業作家らしく、これまでも年に1作書けばいいほう。
今年はまだ出していないみたいだけど、続き出してほしいな。
「袋とじ~」
ユリとミリアの幼馴染の仁美の家族を巡る事件。
今回ももちろんべたべたの「嵐の山荘」もの。
本格ミステリをふざけた内容なのに、いやふざけた内容だからこそ本格らしいネタをチョイスしてくる。
近作のトリックは控えめ。ぶっちゃけ犯人はわかりやすい。
他の作品と同様に、推理ショーからの展開が一番の見せ場かな。
「復習者~」
今作は孤島もの。この作者だと珍しくもないが。
久しぶりに斎藤さんが登場。「長く短い~」では電話だけだったからね。
今回はユリとミリアの暴走は控えめ。
というか事件が発生するのが今作はかなり早い。
これまでの作品が事件発生するのがかなり遅かった(起きないのもあった)からそう感じるのかも知れんが。
っていうか死者数はダントツじゃなかろうか。
全作品で一番シリアスかもしれん。
「復習者~」の後の作品「≠の殺人」は結構前に読んだので、これで石崎幸二の「ユリ、ミリアと石崎」のシリーズは読破。
ユリとミリアの傍若無人さがだいぶ落ち着いている気がする。もちろん石崎以外に対する態度が、だが。
あとまみちゃんが仁美がでるようになってから出てきてないな。
長く短い呪文
2010.09.18 (Sat) | Category : 読書・映画感想
相変わらずのミリアとユリの女子高生コンビ、二人にいじられる石崎のコント。
そして本格ミステリをパロっているかのようで、本格らしい内容も健在。
近作も2段構えですな。
しかし最期の最後で急激に話は展開し、頓珍漢な推理を披露していた3人が急に的をついた推理を展開する。
だがそこで終わらないのでこのシリーズ。
なかなか面白かった。
スカイ・クロラ
2010.09.13 (Mon) | Category : 読書・映画感想
ってかタレント声優かよ。
水素と優一ふたりの感情の希薄な感じは演技かそれともタレント声優ゆえか・・・。
主役二人はそんな感じだが、意外と栗山千明は良かったと思う。
今にして思えば森博嗣氏と押井守氏の作品のテイストって似てるな。
哲学的というか、文学的というか。それでいて理系だったり。
森博嗣作品のセリフ回しがとってもしっくりはまるんだよね。押井監督作品だと。
スカイクロラの中の人物に”草薙”とか”ジンロウ”とか押井監督作品を彷彿とさせる名前があるのは偶然なんだろうか?
原作小説との大きな違いは以下の二つ。
1、笹倉が女。
原作では男。開発、改造マニア。草薙と付き合いが長いのは変わりなし。
2、舞台が北欧。
原作では日本っぽいところだったはず。
3、ラストの展開。
ネタばれになるので深くは書かないが、どちらもアリだと思う。
ちょっとしたところだが、草薙と優一が男女の関係にあったことは小説ではあまり書いていないが、映画ではもう少し露骨に描いている。
小説をしっかり読んだわけじゃないので、他にもあるかもしれないけれどこんな感じ。
セリフ回しとかはけっこう原作通りで、押井作品独特の空気感とのマッチがすごい。
キルドレという主人公たちの生き様を悲壮感を漂わすことなくあっさりと、且つ切なく表現していると思う。
EX MACHINA
2010.09.10 (Fri) | Category : 読書・映画感想
まず人物の顔の作画が前作よりもリアル調に。
そして主人公デュナン以外の声優がほとんど入れ替え。
・・・ブリアレオスの声が山寺さんになっているんだが、この声を聞くとどうしても攻殻のトグサを思い浮かべちゃうな。
アテナ・・・若干印象が若くなった。豊麗線が薄くなったから?
ニケとヒトミ・・・髪型変えたのね。
ブリアレオス・・・痩せた?
冒頭のアクションで引きつけ、仲間の死、挫折(立場の急変)、ラストバトル。
エンターテイメント作品らしいありがちなアクション映画の構成。
プロデュースにジョン・ウーが入ってるらしいが、冒頭のハトはそのせいか?
前作に比べ、若干地味な感じがしなくもなかったが、まあ面白かったかな。
ただデュナンとブリアレオスのいちゃつきが前作を越えている。リア充乙。
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