あるるかんの不定期日記
ネガチェン
2008.12.04 (Thu) | Category : 読書・映画感想
役者が若いため、どうしても演技が微妙なのは仕方の無いところ。
アクションシーンがけっこう心配だったけど、酷すぎるというわけでもなかった。
オープニングが江戸の街並みから始まったので、最初は心配だったけど、それも演出だと知って安堵。
全体的に演出も音楽のいれかたも無難な感じにまとめていて安定感がありました。
能登役の三浦春馬が出番が少ないわりにいい存在感出してるし、主人公の親友、渡辺役の人もすごいいいキャラだしてた。
全体的なゆるい感じ、やる気なく、その一方で何か大きな事をしたいという渇望、若さに伴いがちな無謀さ、変化も何もない葛藤、という原作の雰囲気をがんばって出してたと思う。
「うぶめの夏」よりは面白かったです。
それにしてもチェーンソーが武器って、どうなんだ?
13日の金曜日の怪物とか、掃除屋ソーヤーさんとか使ってるけど、普通の刃物に比べて重いし、音がでるし、ガソリンなくなったら使えないし、あまりメリットがない気がするのだが。
音がでるっていうのは結構まずいんじゃないか?確実に相手に自分の居場所を知らせてるわけだから。
まあ、それが逆にいい場合もあるよな。13日の金曜日の人とかは。
普通の刃物よりも威圧できるし、相手に恐怖心を与えれる。
馬鹿みたいな怪力でもない限り、チェーンソーを片手で振り回すのは不可能。
そのため両手で持つため正面に構えなくてはいけない。だから攻撃範囲はかなり狭く、刺突も弱い。
・・・なんつーか、積極的、というよりも受動的な攻撃道具じゃないか?つまり悪役武器。
たしかに刃物では切れない物が切れるけど、でもあれって斬るというより、削る、だよな。
それとあまり圧力をかけて切断し続けるとチェーンが外れたり、切れたりするし。
少なくとも金属は切れんと思うぞ。
・・・ってことは回転ノコギリのほうが切断能力は上じゃないのか?・・・刃渡りは短いけど。
あ、そっか。他の刃物との違い。
それは使用者が切断する技量がなくても多くのものを切断できる事。
日本刀なんかでも居合いとかで斬るには結構の技量がいるらしい。斬るときに素早く後ろへ引くのが大事だそうだ。
その一方でチェーンソーは、そんなこと関係ない。
刃に触れれば、切れる。剣戟なんか関係なく、ゆっくり振り回しても切れる。
・・・つまりチェーンソーってどっしり構えて、逃げる相手を追いかけるための武器?
ってもろ13日の金曜日の人じゃん。
the eye
2008.12.03 (Wed) | Category : 読書・映画感想
ハリウッドでジェシカ・アルバ主演でリメイクされたやつのオリジナルです。
ホラーテイストなんですけど、「シックスセンス」みたいなノリで、あんまし怖くはない。
内容は角膜移植手術を受けた全盲の女性が、目が見えるようになると同時に変なものまで見えるようになって・・・という感じ。
設定自体には無理はあまりなく、意外とすんなり話は進む。
オープニングの白い布地のむこうから手形を浮き上がらせるっていうのが、全盲状態での触覚をうまくあらわしてると思った。
節々でシーンの終わりがブラックアウトして尻切れトンボになってたり、音楽も急に小さくしたいりとか、演出に微妙なところがあったけど、それなりに楽しめた。
ミスト
2008.11.26 (Wed) | Category : 読書・映画感想
声を大にしてい言おう。
この映画の真の主人公はオリーだ!!
なんだあの格好良さは。
情けない系のダサいメタボ中年の癖に、勇気はあるし、冷静だし、機転が利くし、身軽だし、射撃の腕は一流(8発中全弾命中)、ユーモアのセンスもばっちり(セサミのところは笑った)。
最高なまでにハイスペックな主人公の補佐役。格好良いぜ、オリー!!
今まで見た映画の中でこんなにダサ格好良いキャラはいただろうか?いや、いない!!
(上記の文は大いに独断と偏見が混じっています)
そんなオリーの活躍する「ミスト」です。
あらすじは、スーパーマーケットに来たら、なんか霧が出てきて、そしてその霧の中には「なんかいる!?」ってお話。
一応ジャンルはモンスターパニックなんだけど、この映画の骨は、極限状態での集団心理って奴だろう。
船頭多くして船山に登るってもんで、忠告無視して怪物に襲われるわ、黒人弁護士が意地張って「怪物なんかいない!!」って言って店の外に出て行くわ、自殺する人間は出てくるわ、変なオバンはエセ宗教持ち出して「審判の日だ!!」とか言い出して生贄を捧げようとするわで、みんな惑わされてパニックパニック。
冷静に事態を見ていた主人公たち少数派も、結局のところラストシーンの結末へ・・・。
追い詰められ、希望を見出そうとする人間と、絶望する人間・・・正気を保っているように見えても、着実に精神は破綻していく。
この映画での一番の”化物”は、静かに心を蝕む”極限状態”ではなかろうか。
救いが無さすぎですよ、スティーブン・キングさん。
PS:それにしても最近は姿の見えない怪物って多い気がする。
ハリウッド映画ってのは昔から、アメリカの敵ってものを象徴していて、その時代背景が分かるって言う。冷戦時代はロシア、中国とかの共産圏。「ロボコップ3」「ダイハード」の時代では日本企業が脅威とされていた。近年でいうと「トゥルーライズ」etcじゃアラブ系テロリスト、「エネミーライン2」では北朝鮮と、時代背景がよく分かる敵設定なのがわかる。
それじゃ今のアメリカの敵は・・・?
正体のわからない、得体の知れない敵を相手にアメリカは戦ってるらしい。
汝平和を欲さば戦いの備えせよ
2008.11.24 (Mon) | Category : 読書・映画感想
あんまし見る気はしないが。
個人的には「神様のパズル」の映画化を見たかったのですが、たったの1本しか入ってませんでした。っていうか幅とって広告を広げてるくせになんで一本しか入れてねえの!?
相も変わらず「ネガチェン」は一本もありませんでした。3本あるのに。
なんだ、この格差は。
Amazonで購入。
「くおんの森」・・・ホントウの”森”は本が3つだけど、印字できないので普通の”森”で代用。
なんか新人らしいのだが、すごく安定感のある絵を描いてる。
世界観も独特で、空気がかなり凝っていて新人とは思えない。
絵がどことなく少女マンガチックで、コマ割がちょっと見づらかったり、設定がいまいちピンとこなかったりするけど、結構いいかも。
「ルー=ガルー」・・・4巻目。たぶん次で終わりかな。
大体が原作に忠実に描いてあって、かなり好感がもてる。
こういう作品ってコミカルなところと、シリアスなところのギャップって大きくするのが多いと思うけど、これはあまり極端な差を感じない。良い事か、悪い事かは微妙だけど、全体的な安定感はある。
ストーリーの都合上、美緒の出番が少なかったのが残念。まあ、次の巻で名実共にぶっ放してくれると思うので、それに期待。
毎年恒例、「このラノ」の季節です。
毎年これで面白そうなのをチェックするのだが、今年はあんまし私の琴線に触れるのはないみたい。
ってか殆どがシリーズモノで、前年度も出てたタイトルばかり。
新しいタイトルも、なんかどっかでみた設定ばかりで、新鮮味が少ない。
まあ、私のストライクゾーンが狭いってのもあるんですが(本格ミステリ、ハードSF)、デジャヴ感のある内容の陳列に飽食気味です。
実際読んで見なきゃ面白味はわからんとは思うのですが、あらすじで惹かれないと、どうしても読む気はおこらないです。
書いてるモノのベクトルがラノベ寄りな癖に、こんなことを言うのもなんですが、OOデレ、萌え、魔法、妖怪、超能力、世界の危機etc …………もう結構です。(おい
なんつーか、二番煎じ、新鮮味がないのよね。
どうすればこのマンネリ感を打開できるのか。
それが課題だ。
21
2008.11.23 (Sun) | Category : 読書・映画感想
原題は「21」・・・いわずもがな、ブラックジャックです。
でも邦題も作中の若々しさ(青臭さ?)が出てて、合ってると思います。
この映画はMITの学生がカウンティングで大儲けしたという実話をもとにしています。
けっこう有名な話で、以前にもなんかの番組でこの話を取り上げていたような気が。
で、映画はというと、ブラックジャックの表現は少ないです。
まあ、あまりずるずると描写していても面白くないですが、カジノらしいスリルはなし。カウンティングだから勝つのはわかりきってるから、スリルもなにもないけれど。
全体的なまとめかたはイイカンジ。
ミッキーのずるさとか、監視員のしたたかな感じとか、フィッシャーのガキ臭い嫉妬とか、主人公の若さとか、それぞれのキャラの味がストーリーを色付けてます。
この映画を見てカジノのスリルがお気に召したらマルドゥック・スクランブル
Quod Erat Demonstrandum
2008.11.12 (Wed) | Category : 読書・映画感想
今月買った本。ってか全部漫画だったり。
ペルソナ3の4巻目。表紙は美鶴先輩。ってかamazonのやつイメージないし。
今回から表紙のデザインが変更になってます。シンプルです。前の表紙も結構好きだったんですけどね。
でもひとつの表紙にひとりづつってのもアリかも。だけどそれだったら全部そろえて欲しかったって感じ。
絵も、構成の仕方もうまいよなぁ。
初めから順にやっていくのではなく、12体目のシャドウを倒してから回想を交えて進めていく感じになっているため時系列が入り組んでいて、P3の内容を知らない人が読んだらごっちゃになりそうだけど、うまくまとめられている。
ってか何よりも絵面が好き。
Q.E.D、実写化ですって。NHKでドラマ化ですって。
マイナーながらも地味に人気を獲得していたQ.E.Dがやっと日の目に・・・。
しかも「七瀬再び」の後枠ですぜ。・・・見逃さないように気をつけよう。
さて、気になるのがキャスト。
加奈がモー娘の高橋愛で、想が中村蒼。……ってかどっちも知らね。
中村蒼は「学校じゃ教えられない」とかいうドラマに出てたらしいが・・・見てねーし。
ちょっと検索して顔を見てみたけど・・・なんつーかどうでもいいなー。
ただ水原警部が石黒賢って・・・全然違。まあ、原作通りの人間なんていないと思うから、無理に原作に忠実にやんなくてもいいけど。無理するとコナンみたいにイタくなっちゃうからなぁ。
しかも第1話が「青の密室」・・・どう考えても初回を派手にして視聴者を引きつけようという魂胆がチラチラ。
でももし本当にそういう魂胆だとしたら、どうよ?派手とはいえ、スカイダイビングだぜ?確かに他の話に比べたら動的で、派手かも知んないけど・・・ドラマの程度が知れるってもんだ。
初回が1月8日。・・・けっこう日があるな。忘れないようにしなければ。
安楽椅子探偵2
2008.11.11 (Tue) | Category : 読書・映画感想
くそぅ、またしても全部を解くには至らなかった!!
第二の事件のトリックと、それが可能な犯人は特定できたんですけど、カードを盗った理由が分からなかった。
以下ネタバレ。
第二の事件が携帯を使った時間差トリックであることはすぐにわかりました。
そしてそれが可能なのは、片手をズボンのポケットにつっこんでいた城之内しかいないことから犯人が城之内だということもすぐにわかりました。
そして笛木のマジックのときに撮影者である城之内がカードマジックのときだけ無口なこともわかり、カメラを誰かに託してその場を離れたことも想像がつきました。
でも、でもカードを盗った理由がわからなかった。
手品で使ったカードをダイイングメッセージと犯人が勘違いしたことは想像がついたのに・・・。
逆さまに読むなんて・・・。
エースのAを使う事は想像がついてたんです。ですけど、カードを逆さまにするなんてわかんなかった・・・。
それが分かれば、全部分かってたのに・・・。
城之内がマジックの途中に離れた事と、犯人がマジックを見てない故にカードをダイイングメッセージと勘違いした事を結び付けれれば、分かったのに・・・。
ちょっと、惜しかった。
でもこの謎解きの要を外した感じだから、出題者は痛くもかゆくもない、ってところだろうな。
shoot'em up
2008.11.09 (Sun) | Category : 読書・映画感想
この映画を一言で表すなら「銃と赤ん坊とニンジン」
この三つがひたすらに出てきます。
命を狙われた妊婦と赤ん坊を助けた通りすがりの謎の男が、赤ん坊を守ってとにかくドンパチする映画。
赤ん坊が狙われるところとかバックボーンもそれなりに考えられていて、結構面白かったです。
ところどころグロかったり、エロかったりするところもあるけど、なかなか台詞回しがセンスいいイイカンジ。
この主人公、兎に角、弾に困る。
自前の銃は持ってないし、すぐに弾切れに。
にんじん持つ前に弾を用意しとけ、という話。
なかなかスピーディーなガンアクションで、けっこう無理があったり(特にスカイダイビングでの空中戦)するけど、見ごたえあり。
インディ・ジョーンズの最新作。
内容とかはボチボチ。
「ナショナルトレジャー」ほどの謎解きでもなく、主にアクションがメインのインディ・ジョーンズ独特の無難なアドベンチャーです。
舞台が1957年なのに1961年に開発されたRPG-7が使われているのはご愛嬌。
でも出演者が以前の作品に出ていたキャスト(レイダースに出ていたマリオン)が再出演しているなど、なかなか見ごたえあり。
ってか敵役のソ連の科学者がケイト・ブランシェットだとは気付かなかった。
女性って髪形を変えると本当にワカラナイです。
なんというか世代交代の流れを感じます。
「ダイハード」とか「ハムナプトラ」とかでも世代交代ネタやってるし、なんか今度は息子(娘)が主人公の続編が出そうで怖い。
それにしてもインディの息子役のシャイア・ラブーフが最近よく出てますな。
BC10000
2008.10.22 (Wed) | Category : 読書・映画感想
見ました。
ぶっちゃけ、王道なストーリー。
愛する人を連れ去られた男が、運命に誘われるままに大きな敵に立ち向かう。
すがすがしいまでに王道。
故に単調。先が見えるストーリー。
っていうか紀元前10000年とか言ってるけど、マンモスに始まり巨大鳥もいればサーベルタイガーもいて、ピラミッドなんかも作ってたりと・・・とってもファンタジー。
ってことで、これは異世界譚として見るのが吉。
e-bookoffで6~12巻が出てたので、つい衝動買い。
前から気になっていたんですけど・・・登場人物が多くてわけわかんねー。しかも途中からだから余計にわけわかんねー。
ひとつ言えるのはMHがかっちょいいこと。
騎士とファティマ、MHの関係とかは以前に設定を知ったときにとある小説を書いた時に参考にしたりもしたけど、この設定、うまいよなぁ。
こんなデカイ世界観の小説を書いてみたい。
リアル鬼ごっこ
2008.10.16 (Thu) | Category : 読書・映画感想
見ちゃいましたよ。
ゲテモノ小説「リアル鬼ごっこ」の実写映画版。
この小説を買って読もうとしたんですけど、読めませんでした。
設定は面白いと思うんです。でも文体とか、・・・・ちょっと読めない。
映画を見るとなってから、もう一度チャレンジしてみようかと本棚を探し見ていたら、ない。
どうやらブックオフに売っ払ってたみたいです。
あれから数年が経ち、少しは進歩したかな?と思ってアマゾンのレビューを見たんですが・・・全然進歩した様子ナシ。もう4年経ってるんですよ?
曰く、トチ狂った文章が持ち味。
曰く、それが少し改善されたらただの駄作。
曰く、著者そのものが不条理。
曰く、問題解決意識が全く無い。
曰く、考えなくても読める。
曰く、独創性が無い。
曰く、小説を全く読まない人が、書き散らかした。
曰く、比喩表現を全く使わず、キャラクタもうすっぺら
曰く、作品自体が間違い探し。
私は滅多に酷評をすることはしません。だって自分も物書きの真似事をしている身ですから、人の事を言える立場じゃないですからね。
でもさ、4年間全然進歩してないってのはどうよ?
私も小説を書き始めてちょうど4年ちょいってところですけど、初期の頃の作品を見てると「・・・ひでぇ」と思います。
向上心が無いのは、ただ能力が低いよりもタチが悪い。
で、映画の内容。
小説の映画化なんていうのは、大概は小説以下になるのが常。
役者の演技が微妙だったり、小道具がちゃっちかったりするもんです。
それこそ金をたんまりかけた映画でもない限り、そんなもんです。
この映画も、展開に?なところとか、役者の演技が微妙なところとかありますけど、意外と面白かったです。
原作にあったかどうかわからないんですけど(小説は数ページ読んでやめた)、パラレルワールドの設定が鬼ごっこの設定を生かしていてイイカンジ。
それもただのパラレルワールドじゃなくて、同じ人間がリンクしていて、違う世界の自分の生死に関わってくる。
そして「リアル鬼ごっこ」をする理由付けもなかなか考えた感じ。
無茶苦茶な設定をある程度理解できる動機付けを付け加える事で、設定にリアリティーがでる。
この設定が映画だけのものなら、よく考えたな、という感じ。
っていうかよく頑張った!!
鬼ごっこの鬼も、正体不明の不気味さ、という点でイイカンジ。
「スズメバチ
ただ、映画のオチはどうよ?
兄貴を酷使しすぎだろ、おい!!
タナトスきゅん 三作目
2008.10.15 (Wed) | Category : 読書・映画感想
ちゃっちゃか読了。
時系列としては一作目の前から、二作目ぐらいまでかな。
美樹の水槽の管理係、死神に魂を売った女、神取忍を継ぐもの(真樹談)、180の大女・・・彼方がメイン。
なんか三作全部がテイストが違う。書き方っていうか、作品の雰囲気が。
アクアリスト前回なのは全部一緒なんだけど、なんか微妙に違うんだよね。
一作目は新本格張りの密室劇、かと思えば、二作目は学園モノっぽい空気、三作目は悩める乙女(?)のラブストーリー(?)
この作家、PNも変わってるけど、書き方も変わってる。
今作はタナトスきゅんの出番は少なめ。
ってか高槻の性格変わってね?めちゃくちゃ獰猛になってるし。
彼方が加わって”ひとでなし”4人組の今後の活躍も楽しみ。
タントスきゅん&安楽椅子探偵
2008.10.14 (Tue) | Category : 読書・映画感想
読了。
最凶”タナトス”が事件を引き起こす第二巻。
前回は孤島での連続殺人だったけど、今回は学園モノテイスト。
真樹のクラスメイトが出てきたりと、前作とはちょっと違う雰囲気で、こっちのほうが読みやすかったかも。
ただ相も変わらずのアクアリスト談義。ついつい飛ばし読みしてしまいそうになります。
事件の犯人は結構早い段階で想像がつきました。
ただこの小説は”誰が殺したか?(フーダニット)”というよりも、”なぜ殺したか?(ホワイダニット)”の趣が強いと思います。
個人的に小説のネタとして調べた事のあるテーマでもあったんで、ちょっと興味深く読みました。
この前放送されていた第7回を見逃した腹いせ(?)に衝動的に買いました。
まあ、前から見たかったんだけどね。
……マジ、やられました。
出題編を見た後、しばらく時間を持って、自分なりの推理をしたんですけど・・・駄目でしたよ。
※ネタばれ注意。
見て鍵と思われる点が幾つか。
1.なぜ金庫は開けられた様子が無かったのか。
2.なぜテープが盗られていなかったのか?
3.なぜ室内が荒らされていたのか?
4.ナスの部屋を知っていた人間は誰か?
1.や2.からの推理で、FAXを読めなかった人物、もしくはVの意味がわかんなかった人物が犯人ではないかと考えました。
しかし、フレディは漢字が読めるのは明白でしたし、羽島もど近視といえどもあの字なら読めたでしょう。
ハルナも尋問でVと言っていますし、クリコは論外。時間的に殺せない。
ナスが犯人ならこのドラマ自体の意味がなくなる。
結局いってほとんどの人間が、犯人だとしたら”つまらない”んですよね。
綾辻さんや有栖川さんの書いた脚本じゃない。ただの二時間ドラマになっちゃう。
新本格であるならば、もっとロジカルでエレガントな犯人なはず。
私の推理では”第4のテープ”が存在していた、と考えました。
というのも、1番のフレディのテープの撮影日が2月10日。2番の羽島のテープが6月13日。3番のハルナのテープの撮影日が9月21日。
でも一番最初の恐喝は大宮警部で、それが半年前のはず。事件が起きたのは10月1日。ってことは撮影日は4月のはず。
なのに1番のテープはフレディで、2月。
そこで私は大宮のテープが本来の1番だったと推理。
犯人(大宮)はテープを奪った後、別のテープ(フレディ)を1番(自分のテープ)とすり替えて、一見とられていないかのように見せかけた、と推理。
フレディのVTRの時間表示と羽島のVTRの時間表示が違ったので、違うカメラで撮ってるというのは確かでしたし。
それなら金庫が閉じられていたことの説明にはなる。(自分のテープが無いから、脅迫者に捜査の目がいっても困らない)
それと未解決事件の中に六本木で売人が殺された事件もあったし。
それにナスの住所を知っている数少ない人間の一人だし。
とまあ、一番無難な犯人を挙げたわけです。
でもこの推理も、正直つまんないんですよね。
新本格らしくない、というかね。
それ以前に、フレディと大宮は聴取されていないんですよね。
つまりは確固たる確証が無いわけで・・・・・・推理を諦めました。
そういうわけで、解決編をみたのです。
・・・・・・流石ですね。これぞ新本格。
ってか、自分、新本格をずいぶん読んでないので、新本格がどういうものか忘れてました。
新本格とはただ物理トリックだけじゃない。
叙述トリックを多用するのも、新本格なんだった。
どうりで物足りないはずだ。大したトリックも見当たらないし、なんかおかしいとは思ったのに、なんで叙述トリックの可能性を忘れてたんだろ。
どの容疑者もそれなりに疑わしいし、誰が犯人でもおかしくない。だからこそつまらないし、意外性が全く無い。
もっとも意外な犯人、それは探偵。
確かにそうだよな、自分があの脚本を書いた側でも、そうするな。
視聴者が身構えてる時に伏線を引いてもすぐばれる。その前に、始まったばかりで気が緩んでいる時にこそ、伏線を引かないと。
流石は綾辻さんと有栖川さん。完敗です。
偽物語
2008.09.19 (Fri) | Category : 読書・映画感想
最近ちょっと度が進んだ気がしていたし、そろそろ買い替え時かな・・・と思っていたので。
前はずっと富士メガネだったんですが、今回は眼鏡市場にしました。
だって全品18900円だぜ?
弐萬円堂も一応考慮にはいっていたものの、ネットでみたら好みのデザインのフレームがなかったので、眼鏡市場に。
しっかしホントに18900円とは。
しかも行ってすぐに作れたよ。25分(ホントに25分かは知らんけど)で作れるとか・・・。驚きもんだよ。たぶんMCかなんかあるんでしょうな。度数の決まった既製のレンズをフレームにあわせて加工してるんでしょうな、なんかすぐそばで削ってました。
なんでこんなに安いんだって話ですよね。
富士メガネじゃ2本で7万でしたよ。
たぶんブランドフレームじゃなくて、自社製のフレームでコストを抑えて、度数ごとにレンズを大量生産して各店舗でフレームごとに加工することで加工に掛かるコスト(手間と輸送費用)を抑えてるんでしょうか。
企業努力ですね。
帰りに本屋によって「偽物語」を買ってきましたよ。
読み終わったよ。って早っ。
なんつーか、アニメ化云々ってネタがね、ウザイね。
メタなのかもしれないけど、俺は嫌い。
あと、話の大半は、キャラとのじゃれあいになっちゃってギャグ小説と化している。
なんか内容が無理くり感が否めない。
ひたぎのキャラも大分崩壊してきてる気もするし。これじゃただの理不尽な凶暴女だよ。
暦もただの変態だよ。
「化物語」は面白かったのになぁ。
それでも、まあ、面白いところはやっぱ西尾維新って感じだけど、なぁんかなぁ・・・って感じ。
なんか、残念。
ぼくは落ち着きがない
2008.09.09 (Tue) | Category : 読書・映画感想
「ぼくは落ち着きがない」・・・ちょっと気になるタイプだったので購入。
文化系まったり青春小説、という感じ。
盛り上がるところとかは特になし。オチも特になし。ただひたすらに”図書部”での日常を描いている。
個性的な面々が揃う”図書部”で、特に際立った大きな事件はないものの、それなりに日常にある出来事がメイン。
図書部メンバーの名前があだ名で呼ばれていて、時たま本名で出てくると「誰?」って感じになるな。
特に尾ノ瀬と樫尾。
主人公の望美の視点による一人称であるため、各キャラの言動や結果について深く言及される事はない。
あくまで”図書部”の出来事であって、それを解き明かすのが主旨ではないからだ。
はっきり言ってこの小説に一定のテーマは感じられないし、一貫した主旨もない気がする。
でもどこか高校生活の”落ち着きがない”感じは懐かしい。
読了後に表紙の裏に書かれた後日談を読むと面白い。
ただ気になる点があるとすれば、片岡哲夫とはナニモノだったのか?ということ。
もう少し本編に絡ませても良かったのでは?
チーム・バチスタの栄光
2008.09.08 (Mon) | Category : 読書・映画感想
「クローバーフィールド」と続けて見ました。
このミス大賞受賞作の実写化です。
まず原作と大きく違うのが、主人公の田口が男→女(竹内結子)になっていること。
まあ、確かに原作を読む限り出てくる若めの女性は大友看護士(井川遥)だけだから、映画にするには華がないんだよね。興行収入を考えたらやむをえないというか当然の判断です。
原作の田口はしたたかで計算高いけど野心がないために昼行灯のような優男という感じ。
その点、竹内結子演じる女田口は、のほほんとしているだけに見える人。ところどころ鋭さを見せたり、死に直面して崩れるなど女性らしいところも見せたり、少しプライドの高いところを見せたりする。
途中から出てきて話をひっかきまわす白鳥には阿部寛が。はまり役ですね。
ただトリックの上田とか、他のキャラとかぶる感じもしなくもないけど、原作の白鳥もあんな感じのふてぶてしい奴だから仕方ない。
他のキャラもまあ妥当な感じ。
院長はもうちょっと丸いイメージだったけど、どこかズルい感じはぴったり。
田口の助手役の看護士(野際陽子)ももうちょっとやんわりしたイメージだったけど、まあ妥協点。
氷室(ココリコ田中)はもっと鋭いイメージだったけど、長身とあの髪型はイメージどおり。あ、眼鏡が欲しかったかな。
ストーリーは映画の展開の都合のためか、ちょくちょく変えてます。
原作にないシーンはソフトボールのシーンと病院のライブぐらい。
原作では白鳥が出張から帰ってきてすぐに犯人逮捕に至るけど、映画では1ケース手術を行う。
まあ、映画としてそこそこにまとまりが良かったので構わないんじゃないでしょうか。
でもやっぱり小説に比べたら、深みがないですよね。
原作にあった緊迫感がないし、映画版はどこかおちゃらけたムードがある。
時間の都合からか、原作の最後にあった病院内の責任の押し付けのごたごたがないのが残念かな。
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