あるるかんの不定期日記
2月の読書
2012.02.24 (Fri) | Category : 読書・映画感想
積んである本、けっこうあるんだけどねぇ。
「ゲート」
銀座に突如発生した異世界と結ぶ”ゲート”
ゲートから侵略してくる異世界の侵略者からの攻撃に対し、自衛隊はどうにか撃退することに成功する。
日本は異世界からの戦争にも備えなくてはならなかったが、敵は異世界にのみいるわけではなく、異世界にあると思われる資源を狙うアメリカ、中国などの他国からの圧力と思惑にも翻弄されることとなる。 その一方で、異世界での調査を任ぜられた自衛官伊丹は、調査の最中ドラゴンに襲われていた村人を助けた事により、異世界人と交流を深めることとなっていく。
もとはweb小説らしいですね。
元自衛官が書いただけあって、自衛官ネタがあちこちに。
まあ、そんなに突っ込んだ内容でもないんで、元自衛官という立場を思う存分発揮してるとは言いにくいですがね。
あー、そういや従姉妹が元自衛官だったな。
・・・感想と関係ないね。
ファンタジー要素、政治的な駆け引き、異世界での自衛隊の奮闘などかなり幅広い構成になっている。
ちょっと詰めの甘いところや、緻密とは言い難い部分もあるかもしれないが、十分によく考えられた設定だと思う。
どうしてもこういう類のものって戦闘をする主人公目線のところばかりになりがちだけど、政治的策略という点を織り交ぜることで、話にリアリティーや厚みを持たせてると思う。
ただちょっと残念なのが、異世界が想像上のステレオタイプのファンタジーと大差ないということ。
むしろギャップを持たせたり、独自の世界観を膨らませた方が異世界にリアリティを一層持たせられたんじゃないかな、なんて思ったり。
ひとつ思うところは、異世界の登場人物のほとんどが少女なのは趣味か?
「理由あって冬に出る」
芸術棟に出ると噂される”壁男”の怪談、そして女子生徒の幽霊にまつわる騒動の顛末を描く青春ミステリ。
なんかどこかで読んだことのある感じだな、と思ったら「放課後探偵団」に短編が収録されてたのね。
女生徒の幽霊、壁男の怪談から引き起こされる騒動。
節々に点在する伏線に基づいた三段オチ。(たぶん三段)
トリックそのものは斬新でも真新しいものでもないけど、なかなか読ませる書き方をする著者ですね。
蛇足だが、柳瀬先輩が可愛いと思う。
気付けばクリスマスも去り
2011.12.27 (Tue) | Category : 読書・映画感想
早いものですね。
2度世界を救ったサムだったが、現実は厳しく大学を卒業しても就職できず、任務に忙しいバンブルビーとも疎遠になり、2度の困難を共に乗り越えた恋人とも別れ、新しい恋人は美人で高給取りであることから劣等感を抱き、世界を救ったという自尊心から鬱屈した日々をすごす。
一方でオートボットは平和維持活動に参加して人間との友好関係を築こうとしていた。
その最中、ディセプティコンが動きを見せ始める。
それは人間を使ったスパイ活動だった。
バンブルビーの交通事故、前2作のヒロインを務めた女優の降板など色んな困難を乗り越えてきたトランスフォーマー3作目です。
今作の特色はこれまでと違って(これまで以上に?)人間が主役というところですかね。
ディセプティコンが力をつけて大部隊で地球に侵略しシカゴを制圧するも、理由あってオートボットに頼ることはできずに人間は自らの手で戦わなければならなくなる。
シモンズを筆頭に、ダッチ、シャーロット、ジョン・マルコビッチ(役名忘れた)、NEST隊の太った黒人とか、名前も明確でないキャラもいちいち濃い。
サンドウェーブ、スタースクリームをオートボットの手に依らず人間の手で倒したのは印象的ですね。
ってかシモンズが今回頑張りすぎじゃね?特にシャーロットとの過去バナって誰得。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
予告が放映された時から見たかった作品でした。
地球外からの侵略者から攻撃を受けたロサンゼルス。
細かいバックボーンの説明はなく、民間人救出を命じられた海兵隊2-5小隊の視点で物語は進行する。
退役直前に駆り出され、海兵隊2-5小隊に異動させられたナンツ2等軍曹がほぼ主役。
以前の戦闘で部下を死なせたことで非難をかっており、それがもとで2-5小隊のメンバーと確執が生じていた。
それでも古兵らしい戦いぶりで、徐々に信頼を勝ち得ていくが、小隊長の死により、再び仲間との間に確執が生じる。
以下ネタばれ注意。
ストーリーはお決まりといってもいいほどのセオリー通り。
民間人の捜索、ヘリの墜落、孤立無援、空爆予定地からの脱出、仲間の死、前線基地の全滅、民間人の救出、敵地への侵入、最終決戦、・・・とまあ、よくある感じで展開も予想つく。
それでも飽きさせない全体のバランスがいい映画。
細かい設定がないアクション映画において戦闘が見せ場であるが、この映画はけっこうバランスよく戦闘が配置されていていい。
ドキュメンタリー風だけあって、設定等の細かい説明は省かれており、情報源はTVだったり、自分で敵の弱点を調べたりする。それすらも正確性は定かではおらず、ストーリー進行において、さほど重要視されてはいない。
相手が宇宙人というだけで、内容は戦争映画。
英雄も超人もいない。
得体のしれない宇宙人を相手に圧倒的働きを見せるナンツ2等軍曹も、あくまで等身大の人間でしかない。
仲間の死を防ぐことはできず、民間人の死に打ちのめされ、自らの失敗という過去を引きずり、苦悩する。
敵の司令塔を破壊し、戦況を一変させたにも関わらず、休む暇もなく再び戦地へ赴く。
まるで自分への責であるかのように。
戦場で”絶対”はない。
英雄的働きをした者ですら、絶対に生きて戻れるという保証はない。
12月突入
2011.12.04 (Sun) | Category : 読書・映画感想
もうそろそろ冬に本格的に突入しそうです。
ってかもう師走かよ。
「ログホライズン5」
待ちに待ったログホライズンの5巻です。
ネットで普通に読めるみたいですけど、単行本になるまで待ってましたよ。なんとなくだけど。
ゴブリンとの大規模戦闘を終え、”大地人”との交渉もひと段落ついて平穏な日々を取り戻した”冒険者”の街アキバ。
生産系ギルド主導の”天秤祭”が催され、それぞれに浮足立つ”冒険者”たち。
だが祭りの最中、シロエはアキバ、そして”円卓会議”に対する攻撃を察知する。
”大災害”から5カ月、”冒険者”たちはエンダーテイルでの生活がすっかり板に付き始め、適応し、そして恋模様も見せ始める、
今回はやけに恋模様全開。ってか5巻のメインテーマじゃね?
ってか戦闘は全然なしですね。
”ログホライズン”メンバーの影がちょっと薄いかな。
特に直継。全然姿を見せず。ちょっと不遇じゃね?
「恋愛怪談 サヨコさん 3」
3巻のまとめ
「どっ、どうした稲葉くんっ 急にデレたっ」
以上
まさかこの漫画で「ウミガメのスープ」が出てくるとは思わなんだ。
「JPN」
アルバムですよ。初回限定ですよ。
なんか今回のアルバム、個人的に出来がいいと思う。
全体のバランスがいいというか、ちょっと曲に幅があるというか。
”My Color”がなんかこれまでのPerfumeっぽくないっていうかどこかアニソンっぽい気がする。
”時計の針”は3人の声にエフェクトがあまりかかってないのでちょっと珍しい。
”575”ではラップも織り交ぜていてかなり目新しい。
CMとかでも流れてる”微かなカオリ”とか”レーザービーム”とか”ねえ”とかも良いので、このアルバム結構気に入りました。
それはそうと、ミュージックビデオをDVDにして出してほしいなぁ。
アルバムの特典としてしかだしてないんだよね。
DVDはライブのばっかだし、ライブDVDはあんまし好きじゃないんだよな。
11月の読書 中旬編
2011.11.18 (Fri) | Category : 読書・映画感想
「第四の男」
石崎幸二シリーズの最新作です。
石崎とミリア&ユリ、仁美、斉藤さんがまたも事件に直面します。
今回も孤島ものだけど、ちょっと毛色が違う感じ。
今回推理するのは、ミス研の幽霊部員、玲奈の誘拐未遂事件を発端とした謎の多い女子高生誘拐事件と、玲奈の母親が孤島で殺されたという過去の事件。
ミリア&ユリの石崎に対する扱いが酷いのは相変わらず。
斉藤さんの石崎に対する冷淡な振る舞いも相変わらず。
シリーズを重ねて、もう完全にキャラが固定化されていて、結構安定感のある作風になってますね。
ただ、今回のトリックとかは予想が付きやすかったですね。
誘拐事件のオチとか、”第四の男”が誰かとか、結構分かりやすい。
これまでミステリを食ったような変化球みたいな感じのが多かったんで、今回はちょっと物足りなかったかな。
「ビブリオ古書堂の事件手帖2」
古書堂に持ち込まれる古書とそれにまつわる謎。
それを才知溢れる美しい女主人が解き明かしてゆく。
なんというか前作もそうですが、優しいミステリって空気ですね。
前作のラストの方は少しハードかもしれないですけど。
本にまつわる知識もさることながら、鋭い観察眼で真実を見据える栞子。
そして本が読めない体質の五浦大輔。
二人のつかず離れず関係も、この作品の独特な空気を醸し出している。
今作では、栞子の過去、母親の存在が出てきて彼女に影を落とす。
栞子を越える知識と観察眼を誇る母親の存在。
シリーズを重ねる上での重要な位置づけになりそうだ。
今年買って読まずに積んである本が11冊あるんですが・・・。
詰み過ぎっすね。
あらもう11月?
2011.11.05 (Sat) | Category : 読書・映画感想
量子コンピュータを使ってクライアントの依頼を解決する会社「ネオ・ピグマリオン」に就職することができた綿貫だったが、やっていることは相変わらず沙羅華のおもり。
なぜなら「ネオ・ピグマリオン」の使う量子コンピュータは沙羅華が開発したものであり、会社のオブザーバーでもあるからだった。
綿貫は量子コンピュータでも解決できない依頼を沙羅華に頼む役目を言付かるのだが、沙羅華が選んだ依頼は”猫探し”。
しかもただの”猫探し”だったはずが、沙羅華を作った”ゼウレト”や、”ゼウレト”を潰そうとする”ディオニソス”が絡んできて事態は迷走し始める。
「神様のパズル」の続編第二弾です。
相変わらず沙羅華は迷っています。
神を探し、真理を求め、自分を探しています。
究極のドグマとか、真理とか言ってますが、やってることは猫探しです。
登場人物は哲学に似た小難しいことを議論しますが、やってることは猫探しです。
正直、科学面の事柄、DNAのデザインとかってどこまで可能なんかなぁーと思ったり。
現段階で、DNAを好き勝手弄れるまで技術は進歩してないだろうな。
やっぱこのシリーズは小難しいな。
読むの時間がかかったよ。
そしてやっぱり綿さんは肝心なところで残念だ。
「ルー=ガルー2」
単行本、ノベルス、文庫本、電子書籍の4形態で同時発売ですって。
私はノベルスで買いましたよ、前作もノベルスで買ったし。
ただね、分厚くて読みづらい・・・(´・ω・`)
でも表紙裏に漫画版のイラストがあるんだよね。他の形態でもあるか知らんけど。
そのイラストの律子が、漫画版とちょっと違う気がする。
あと「ルー=ガルー2」って、若干漫画版に引っ張られてないか?気のせいか?
アニメ版が原作と全然違ったから、そう感じるだけかも。
今作のメインは、前作でキャラの濃い脇役だった作倉雛子と来生律子。
そして今回、橡はダメな大人なりに頑張ってます。
ただ不破さんの出番少なめ。
話は雛子の毒に始まり、彼女たちの周囲に見られる不審者、律子の家への襲撃は」やがて橡の過去の友人の事件へと繋がりを見せ、再び彼女たちを血にまみれた闘争へと至らせる。
相変わらずチートな歩未と、美緒。
今回、葉月がちょっと影が薄いかな。
今作は単なる続編ではなく、前作ありきの今作であり、延長線に位置していることを前作で出てきた要素や、深くは書かれていなかった部分に光を当てることで描いている。
個人的には前作より出来がいいように感じる。
というか、先も述べたとおり前作ありきの今作なので、前作を通じてより一層完成度を高めたという感じか。
うん、面白かったです。
前作と同じ作者で漫画化しないかな。|ω・`)チラ
ログホライゾン
2011.10.24 (Mon) | Category : 読書・映画感想
「ゴブリン王の帰還」に伴う2万匹のゴブリン部隊の大移動は”大地人”の領地へと迫り、
”双子”が属する新人パーティーは”大地人”の町を守るために初の実戦へと赴く。
一方そのころ、”アキバ”代表者らと”大地人”との間で行われていた会合は互いの言い分が一致せず、紛糾する。
その窮地に立ちあがったのは、”大地人”のぐうたら姫だった。
結局、昨日記事を描いた後、一気に読んじゃいましたよ。
4巻の見せ場は新人パーティーの成長と、初の大規模戦闘ですね。
ですので”狂戦士”クラスティと”ぐうたら姫”レイネシア、そして新人パーティーがメイン。
今回、”はらぐろ眼鏡”の出番は控えめ、そしてアカツキの出番はもっと少ない。
新人パーティーの可能性と、シロエの”新たな魔法”・・・続きが気になりますね。
しかしシロエはグリフォンを堂々と使うようになってきたな。
LOG HORIZON
2011.10.23 (Sun) | Category : 読書・映画感想
オンラインゲーム”エンダーテイル”の世界に閉じ込められたゲーマー3万人!
異世界で生きるしかなくなった彼らは戸惑いながらも、この世界で生きるすべを模索する。
やべぇ、面白い。
Amazonで1巻を購入して読んだんですが、面白くて、続きが気になって、近所の本屋で2~4巻を購入し、2,3巻を一気読みですよ。
わーお、散財。(´‐ω‐)=з
でも面白ければいいのだ。(`・ω・´)
まず設定が面白い。
着想点がいいよね。
基本は異世界トリップもの+ゲーム。
ゲーム世界のレベルだの、不死だのそういった設定をうまくつかっていて、今後の伏線にしているのもいい。
1巻は戦闘重視で、ゲーム世界に閉じ込められる”大災害”を発端とした混乱を描き、それにどうにか適用しようと抗う主人公たち、そして主人公たちの本拠地”アキバ”から遠くの都市”ススキノ”にいる少女を救出するミッションが1巻のメイン。
2巻は、退廃していく”アキバ”をどうにかしようと知略を巡らし、大博打を企む主人公たちの革命を描く。
3巻は、プレイヤーたち”冒険者”側と、ノンプレイヤーキャラ”大地人”側との政治的駆け引きと、低レベルの初心者たちの成長を描いている。
3巻でいろいろ不穏な影がちらほら見え始めており、けっこう転機な予感。
細かい設定、ゲームに対する造詣の深さ、細かい設定に裏付けされた伏線、世界に散りばめられた謎、そして魅力的なキャラたち・・・なんか久しぶりにこういう小説読んだな。
・・・さて、続きの4巻でも読もうかな。
Birthday to me
2011.10.21 (Fri) | Category : 読書・映画感想
20代半ばを過ぎると、Happyでもなんでもないですね。
CMBのほうは、3編収録されてます。お得だね!
というか、QEDとCMBは安定すぎるんで、特にコメントないんだなぁ。毎度だけど。
「密室No.4」は、既出のトリックだけど、それを工夫して面白く仕上げてますね。
「四角関係」のほうは、・・・犯人がすげぇ嫌な奴だな。
・・・なんつー感想だ。
トリックのネタとかストーリーは面白いんだけど、読みきりサイズだからどうしても浅くなりがちだし、漫画だから特に考えずに読めちゃうからなぁ。
それが安定して面白いけど、特にコメントが書けない理由か。
「純潔のマリア2」
ミカエルに魔法使用の制限を受けたマリア。
そしてマリアを監視するために遣わされたエゼキエル。
・・・結局やってることは変わんねぇ。
どうあがいてもエゼキエルはいじられ役。
そして何がしたいのかわかんない魔女ビブ。
新キャラたちも絶好調ですな。
2巻の大筋は、エゼキエルの葛藤でしょうか。
人を救うために魔法を使うマリア、そして不干渉を貫く天界。なにが正義なのか迷うエゼキエル。
純潔のマリアって、結構シリーズとしては短く終わりそうな感じだなぁ。
閑話休題
「俺屍」の体験版がアーカイブスで配信されてました。
もちダウンロードしてやってみましたよ。
色々操作感が変わっていますけど、オリジナルの感じも残っていて良い感じです。
一番いいのは、PSPに最初から入っている文字入力システムを使用していることですかね。
文字入力がしやすいですし、オリジナルでは使えなかった漢字も使えるみたいです。
ってか、2回目の交神で双子誕生とか、どないやねん。
確かに初期は戦力不足になりがちなんで双子大歓迎だけど、すげーラッキー。
・・・まあ、製品版にデータは引き継げないがな。
今月結構本を買ったんで、「俺屍」発売までに読まないとなぁ。
10月の読書
2011.10.16 (Sun) | Category : 読書・映画感想
Amazonで取り扱ってなかったので、近くの本屋で探しましたよ。
復活する魔神を倒すため、運命の神によって選ばれた六人の勇者―”六花の勇者”
自称地上最強を自負するアドレットのその一員に選ばれ、決戦の場に赴くのだが、なぜかそこには”六花の勇者”が7人いて、しかも結界によって森に閉じ込められてしまう。
7人の一人がニセモノの”六花の勇者”を騙る敵だと気づいた彼らはニセモノ探しを始め、真っ先にアドレットに嫌疑がかけられるのであった。
ファンタジーなのにミステリテイスト。とっても私好みでした。
ラスボスを倒しに行くパーティーとはまさしくRPGのテンプレだけど、それをうまく使っているのが心憎い。
誰が本物で誰がニセモノなのか判別ができず、疑心暗鬼に陥る様は孤島ものの登場人物のよう。
結界を発動させたトリックなど、実にミステリらしいガジェットを使っていて面白い。
そして続きを臭わせるラスト。
続編が楽しみだ。
「空を飛ぶ三つの動機」
タナトスシリーズ新作です。
今回は、タナトスたちが過去に遭遇した事件を回想する形で進められる。
山の奥深くにあるなぞの病院、そこに入院する無邪気な子供たち。
そして次々に殺される人間。
複数の思惑が交差するなかデスゲームから生き延びるには?
いつもに増して死屍累々。でもなぜか周囲の人間のリアクションが薄いこと。
それが逆に不気味。恐ろしや、デスゲーム。
そして新キャラの”9人目”のタナトス担当、りんりんの登場ですよ。
真樹の存在感が薄かったですね、今回。
今回あまりアクアリウム知識はさほど多くなかったですね。
今月ほしい本が結構ありますね。
・純潔のマリア
・シドニアの騎士
・QED、CMB
・ルー=ガルー2
・でりばり
そしてちょっと気になるのが、
・LOGHorizon
・バベル
・ワンダーワンダフル
買って積んであるのが、
・究極のドグマ
・神様のメモ帳6~8
・他多数
本屋に行って、続編が出ているのに気づくこともしばしばです。
Amazonばかりに頼っていてはいけないですね。
月見月理解の探偵殺人
2011.10.02 (Sun) | Category : 読書・映画感想
ってかめっちゃ寒いです。風邪気味だからなのか、ただ気温が低いのか分かりません。
たぶん両方です。
「月見月理解の探偵殺人」
お人好しで通っている主人公”初”のもとに毒舌の車いすの少女”月見月理解”が現れ、初にまとわりついて彼の周囲をひっかきまわす。理解は探偵であり、”ある依頼主”からの依頼で初の父親が自殺した事件を調べることになったのだが、その第一容疑者は初の妹”遥香”だった。
犯人を殺すという理解に対し、妹の容疑を晴らすため初は勝負を挑むことになるのだが・・・。
久しぶりにラノベ読んだ気がする。
感想・・・理解の鬼畜っぷりが異常。
毒舌で周囲の人間の感情を逆なでし、敵を作りたい放題。
探偵を名乗ってはいるが、決してミステリにおける”ヒーロー”である探偵ではなく、どこまでも非道い。
そして理解はある”特殊能力”を持っており、それで犯人であるかどうかの裏付けをするのだが、これを探るのもこの作品の推理要素のひとつではあるのだが・・・あんまし重要視されていないような。
あっさり中盤で明らかにしちゃうし、初も大して問題視してないし、別にこの要素いらなかったんじゃね?という感じ。どうせ使うなら終盤まで引っ張っても良かったような。
そして理解が初に近づいた目的。
これは結構すぐに察することができた。
理解の意味不明な勝負と勝利条件の曖昧さから、簡単にこの勝負の目的が別のところにあることは察することができると思う。
この作品は探偵を冠しているが、ちょっとミステリ要素は薄い気がする。
”探偵殺人ゲーム”のポジションも微妙だし、理解の特殊能力当ても中途半端な位置づけだった。
理解の特殊能力の凄みも伝わってこないので、特殊能力ものとしても弱いかな。
シリーズを重ねているので、そのあたりは次作で違う描かれ方をしているのかもしれないけど。
作品としての出来は悪くないが、はっきり言って好みが分かれる作品じゃなかろうか。
周囲をひっかきまわす理解の暴挙を楽しんで読めるか、不快に思うか分かれ道だと思う。
結構シリーズが続いているみたいだが、次作を買うかどうか、ちょっと悩むところではある。
9月の読書
2011.09.30 (Fri) | Category : 読書・映画感想
会うの1年半ぶりっすか。
歳をとると時が経つのが早い・・・。
ってか、もう10月かよ。
本当に時が経つのry)
10月からアニメがスタートするみたいだけど、こっちでは入らねー ・゚・( ノ Д` )・゚・
DVD-BOXを買えと?いや、ちょっと欲しい(-_-;)
えっと、漫画のほうの内容はというと、クマシャドウ戦からボイドクエストまでですね。
いやーやっぱ好きだわ。P4。
高校生らしい友達関係とか、犯人を推理していくミステリタッチなところとか。
ステータスMAXな番長が最高すぎる。
「バイオメガ」
1~5巻を中古でそろえ、6巻だけ新品で買いました。
5巻まで読んで、正直あと1巻で終わるの?みたいな感じでしたね。
案の定、6巻は駆け足で終わりへ持っていってる感じがしました。
え、打ち切りとかだったの?と感じるほど。
もっとゆっくり描いても良かったんじゃね?
もともとこの作者の漫画は「考えるな、感じろ」的なノリが強いけど、この6巻は特にそう感じた。
時系列が順不同だったり、時間経過が滅茶苦茶速かったり。
まあ、1~5巻も何度か読まないと理解はできなかったんだが。
完結しちゃったけど、いろいろ行方不明な人間がいるんだよね。
・・・ヒグイデ、どこいった?
1~5巻はまだ脈絡はあったんだが、6巻の加速度的に速くなるラストはどうかと。
・・・もうちょっと読み手に優しくしてもいいのよ?
「コナン73巻」
ここにきて新たなキャラが。
正体不明の切れ者の探偵。しかも格闘は蘭と同レベルとか。
コナンは以前に会ったことがあるようなニュアンスだが?それに当の本人の関心は「工藤新一」ではなく、「コナン」らしいっぽいのも謎だ。
・・・まだ終わらないようですな。
来月はひときわ出る本が多いな。
6日 タナトスシリーズ新刊 (小説)
7日 純潔のマリア (漫画)
17日 QED、CMB (漫画)
21日 シドニアの騎士 (漫画)
22日 でりばり (漫画)
積んである本を読まないと・・・。
寒くなってまいりました
2011.09.23 (Fri) | Category : 読書・映画感想
普通に長袖ですよ。朝方は長袖でも寒いっすよ。
久しぶりに読書感想。
「密室殺人ゲーム・マニアックス」
「密室殺人ゲーム・王手飛車取り」「密室殺人ゲーム・2.0」の続編です。
前作、前々作を読んだ人は一層楽しめますし、これ単体でも楽しめるかと。
3作品の中で一番映像化に向いてそうですね。
まあ、AVチャットのシーンばかりなので、ちょっと画が単調になりがちかもしれないけど。
以下少しネタバレ含みます。
トリックというかこの作品全体のトリックはなんとなく想像はつきました。
まず「ザンギャくん」が異様に無知なので、「あれ?」と感じましたね。
それと「頭狂人」が変なところで席をはずし、その代わりに「axe」がトリックの説明をするってところがちょい変に感じましたね。
しかしシリーズを通した設定をうまく利用したトリックでした。
「デイブレイカー」
ヴァンパイア+ゾンビパニックみたいなノリの映画でした。
人類のほとんどがヴァンパイアになってしまった未来。
人類がわずか5%しかいなくなってしまったために、深刻な血液不足が生じていた。
摂取する血液が不足するとヴァンパイアは凶暴化し、理性を失う怪物となってしまう。
そのため血液不足を解消するため、代用血液の開発が急務となっていた。
主人公は代用血液の開発主任をしているヴァンパイア。
彼は人間の血を吸うことに抵抗を感じ、 人類を救うためにも代用血液を開発しようとする。
そんなさなか、彼は交通事故に遭った人間を助ける。
その一人の女性に紹介された人物は、元ヴァンパイアの人間だった・・・。
以下ネタばれを含みます。
雰囲気や設定はなかなかに良い映画です。
ただ血液不足を解消しようと科学の力で錯誤している一方で、ヴァンパイアおきまりの”鏡に映らない”とか”心臓が動いていない”っていう古くからあるガジェットも使っているのでちぐはぐな印象をぬぐえない。
どうせやるなら徹底的に科学的な観点からヴァンパイアを描いた方が良かった気がする。
っていうか、あの脈拍計、ある意味あるのか?
あと木の杭を心臓に撃ちこまれて灰になるのはいいが、木の杭も防げないプロテクターって・・・。
何のためにプロテクター着てるんだ?
そしてヴァンパイアものとして異質なのが、血液不足を解消する方法。
ヴァンパイア側は代用血液を開発することでそれを解消しようとし、主人公はヴァンパイアを”治療”することで解消しようと企む。
血液不足を解消する方法=ヴァンパイアを人間に戻す、ではないことがこの作品の一捻り利いたところか。
そしてラストで新たに明らかになる”もう一つの方法”
もうちょっとうまく使えば、違うエンディングも描けたかもしれないと思うなぁ。
思ったが、家畜の血液ではだめなのか?
人間の血液にこだわっているみたいだけど、科学的に合成した代用血液で大丈夫なら牛豚羊とかの血でも大丈夫そうだが。
もうそろそろで9月か
2011.08.26 (Fri) | Category : 読書・映画感想
というわけで溜まり気味だったのをまとめて書いちゃいます。
「SWAT 闇の標的」
昔放映されていたドラマ「SWAT」の劇場版が以前コリン・ファレル主演で映画化されていましたが、これも一応その流れなんですかね。テーマソング流れてたし。
ただ配役からも見て分かる通り、B級くさいです。
着想点とか大まかなあらすじは良いと思うんですけどね、どこかシナリオが煮詰め切れていない感があります。
ロスからデトロイトに教官として赴任してきたSWAT隊員が主役なんですが、現地のSWAT隊員との確執とか、人質救出の際に人質が自殺してしまうとか、その事を逆恨みして謎の男が復讐しようとしてくるだとか、予告で全部出し切っているんですよね。
あとの細かい点の詰めが甘くて、確執のあったSWAT隊員の態度がいつの間にか軟化してるし、結局テストしてねぇじゃんとか、SWATと銘打ってるわりには、隊員のほとんどが肝心な時にでてねぇし、主役の教官のオンステージだし。
なんかやりようによってはもっと面白い映画になったと思うんだがね。残念。
「マルドゥック・スクランブル 圧縮」
買いましたよ。
BDと迷いましたが、DVDのほうも完全版らしいのでDVDを買いました。
だってBDプレイヤー持ってないし、高いし。
感想は…際どいね。暴力描写も、性描写も。
「マルドゥック~」の中では圧縮が一番そういうシーンが多いかな。
冲方氏が直接脚本を担当しただけあって、原作にほとんど忠実に描かれてますね。
ただやっぱり尺の都合上カットされている部分もありますけどね。まあしゃーない。
バロットの髪が短いのはどうかなーと思ってましたけど、見ているうちにだんだん違和感なくなってきました。
合成音声をどう表現するのか興味あったんですが、ちょい聞き取り辛い面もあるけど良い感じ。
畜産業者は・・・とっても噛ませ犬でした。
尺の短さもあるけど、小物っぽさがすごい。
ってかミディのCVが若本さんってw
ハマっているといえばハマっているけど。
でも原作ではもっとマトモっぽい人間だったイメージだったがなぁ。
ボイルドの長髪は・・・何も言うまい。
アニメの表現として仕方ないと諦める他ないだろうなぁ。
尺の都合の所為か駆け足気味なのが気になったが、全体的に良かったと思う。
「マルドゥック~」の肝はこの後のカジノシーンであり、ボイルドとの決着だろう。
今から非常に楽しみだ。
個人的にはラストでバロットが血にまみれたウフコックを構えるシーンでブラックアウトしたのが、すごく良かった。
アリエッティ
2011.08.08 (Mon) | Category : 読書・映画感想
結構良かったです。
y○hooのレビューではあまり評価が良くないみたいだけど。
ってか他のジブリ作品とちょっと毛色が違うから、他のジブリ作品と比べるなんてもってのほかだと思うがな。
アリエッティを志田未来、翔を神木隆之介といういわゆるタレント声優だけど、結構良かったです。
表現方法も細部まで拘っているのがいい。
特に水の表現。
あのサイズでは表面張力で水滴が丸くなり、人間サイズとは異なる挙動を見せるのは明白。
雨がアリエッティの服に着いたところなんかかなり良かった。
それと小人と人間の時間の過ぎ方の違い。
アリエッティの視点のとき、翔の動きがゆっくりになっていた。
これは体の大きさの違いから時間感覚に違いが生じるため。
俗説だが、体の小さい鼠が体の大きいゾウに比べて短命なのは、感じている時間の過ぎ方が早いからというものがあるから、結構的を射た描写じゃなかろうか。
それでもアリエッティからすれば翔の声が太くゆっくり聞こえるはずなのに、会話がきちんと成立していたりしてるのはご愛嬌ということで。
以下、ネタバレを多く含みます。
はっきり言ってこれは「別れの物語」
「ラピュタ」は典型的ボーイ・ミーツ・ガール形式だから、真逆といっていい位だ。
小人の掟である「人間に見られてはいけない」を冒頭早々に破ったアリエッティ。
この時から別れの物語は始まっていたと言える。
翔のアリエッティらを守りたいという気持ちからの行動が逆に小人らを警戒させ、引っ越しを決意させてしまうし、お手伝いさんのハルさんに行動を気取らせてしまう結果になる。
別にハルさんは”悪役”ではない。
本人は好奇心に似たものを行動原理としており、明白な悪ではないし、小人たちを家から追い出す結果になったのもハルさんのせいではない。
むしろアリエッティの軽率な行動であり、翔の善意の行為が裏目に出た形だ。
二人が接近しようとする故の別離、これがこの物語の本筋じゃなかろうか。
アリエッティと翔の会話の中で語られる「人間が67億いる一方で、絶滅していく種がある」という話。
自然が多そうに見える翔の祖母の家でも、見られる動物は虫と飼い猫とカラス、そしてちょっとだけタヌキだけだ。
人間が存在するだけで、住めなくなる生き物がいる。
これの縮図としてアリエッティと翔が描かれているように思えてならない。
ついでに
謎解きはディナーのあとで
2011.08.02 (Tue) | Category : 読書・映画感想
空想科学読本の新作です。
内容はその表題そのままに空想科学界の「みどり」を取り上げるという、読本の中でもかなり異色の内容。
なぜ「みどり」を取り上げるかは、311なりデカグリーンなり色々な理由があるのだが、まあ端折る。
そして他の読本と違うもう一つの点、それが「みどり」を歴史的、心理学的、etcなどを複数の専門家によって多面的に掘り下げているところだったりする。
空想科学と環境、あまり相容れないものに思えるかもしれないが、空想科学を通して環境を考えるものも一考かも知れない。
「謎解きはディナーの後に」
宝生麗子は資産家令嬢にして新米刑事。
難事件に直面した際、執事の影山に事件のあらましをこぼすと、影山は「失礼ながらお嬢様はアホですか」と暴言を吐きながら、事件をたちどころに推理する。
本屋大賞受賞作で前からちょっと興味があったんですが、本屋で「読本みどり」を購入した際、目に留まってつい購入。
感想はと言うと、読みやすくてキャラの掛け合いがいいライトミステリな感じですね。
トリックはどこかで見たことあるような感じだが、書き方が堅実なのは確か。
奇抜さはないけど、ミステリ初心者にもやさしい感じ。
本格ミステリ好きには物足りないかもしれないが、一般ウケはしそう。
資産家の刑事と聞くと、どうしても筒井康隆の「富豪刑事」を思い出すんですが、「富豪刑事」の原作では男だし、(ドラマでは深キョンが演じてましたが)「謎解きは~」の方では資産家令嬢であることを隠しているというところに違いがあって、どことなく庶民派なところが面白い。
そして小物臭漂う警部の存在がまた良い味付けになっている。
本屋大賞受賞作は御多分洩れずに映像化されてますけど、この作品も映像化しやすそうだなぁ。
まあただ設定を生かし切れてない部分も少なからず感じる面もありますね。
ボンボン警部と麗子の資産家が二人出てくるという”クドい”設定なのだから、逆にその似た境遇の二人の対比をもっと描けば、そのクドさを生かせたように思う。
一話完結という読みやすさが、逆にミステリとしての物足りなさ、ストーリーの掘り下げの甘さに転じているところもあると思う。
まあ、こればっかりは仕方ないさな。シリーズが続けば改善される点ではあるだろうけど。
でもアマゾンでの酷評はずいぶんな気がするな。
確かに☆5はつけんが、☆1は酷過ぎだろ。個人的に☆3かな。
はっきり言って、本屋大賞受賞作というのが独り歩きして、期待を持ち過ぎな気がする。
正直言うと、私は本屋大賞受賞作だから買ったわけじゃない。
「~賞受賞作」なんてもの私は当てになんかしてない。
だって面白いと思うものなんて人それぞれなんだからさ。
だから同じ本屋大賞受賞作である「告白」はあまり興味がそそられなかったから読んでないし、映画も見てない。
同じ受賞作でも「天地明察」は、興味のあるジャンルじゃなかったけど、冲方丁氏の作品だから即買って読んだ。
万人ウケするものが自分にとっても面白いとは限らないし、自分にとって面白いものが万人にウケるとは限らない、と思うけどね。
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